マガジンのカバー画像

人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

926
マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や…
運営しているクリエイター

#採用

健康経営って何? ~企業と社会を元気にする~

健康経営って何? ~企業と社会を元気にする~

近年、企業の健康経営が注目されています。これには単に社員の健康を守るということ以上の意味があり、企業にとっても社会にとっても多くのメリットがあります。
今日は、この健康経営のメリットを深く掘り下げて、なぜこれが今のビジネス環境において大切なのかを紹介しますね。

1.健康な社員は経済的メリットをもたらす

企業の成功の源は、健康で活力に満ちた社員にあるといえます。
健康な社員はただ体調が良いという

もっとみる
「辞められた」のではなく「辞めさせた」

「辞められた」のではなく「辞めさせた」

以前の投稿「「同胞感」が最大の強みの組織」では、大型歯科医療グループの「管理しない運営」(梶原浩喜氏著)という書籍で紹介されていた「同胞感」の意義について考えました。先日、同書の著者である梶原氏にお会いして、まとまった時間お話する機会がありました。今日は、その話の中で感じたことをテーマにしてみます。

同グループでは、組織長に対して、使わせないようにしている言葉があるそうです。それは、退職するメン

もっとみる
【大公開】業務未経験者を採用して業務と会社を成長させる仕事術

【大公開】業務未経験者を採用して業務と会社を成長させる仕事術

Twitterでつぶやいていたことなのですが、思った以上に反響が強かったのでnoteの記事にまとめることにしました。

仕事術がもたらす3つの効果今のところ導入してから実感しているのは以下の3点です。

1.採用対象範囲が広がる
人手不足の会社や業界は多いですが、未経験者や経験が浅い人が活躍できるのであれば採用対象者の幅が広がります。
採用対象範囲が拡大することは採用にかける時間削減と、採用後の業

もっとみる
ジョブ型雇用とは。日本企業が見直すべき人事評価制度

ジョブ型雇用とは。日本企業が見直すべき人事評価制度

近年、日本企業で注目を集めているジョブ型雇用。これは欧米諸国で主流となっている雇用方法の一つです。
なぜ今、日本ではジョブ型雇用にスポットライトが当たっているのか。ジョブ型雇用を導入しはじめる企業が増加している理由やジョブ型雇用によってもたらされる人事評価や人財採用への影響について解説していきます。

ジョブ型雇用とはジョブ型雇用とは、企業側が求めている「職務」に対してコミットできる人財を採用して

もっとみる
和を以て貴しと為す

和を以て貴しと為す

「和を以て貴しと為す」の本当の意味をご存知だろうか。

私は聖徳太子が作った四天王寺というお寺の境内の中にある学校で育った。そこの学園訓の1つ目が「和を以て貴しと為す」だった。当時の私は全く本質を理解せず「友達と仲良くしろってことね」と理解していた。この歳になるまでそれが大間違いだとは知らずに。

違和感を感じたことを直接相手に伝えたか?またまた回想の話をするが、岩崎は新卒1年目のとき、上司とのソ

もっとみる
人ではなく、「仕事」を管理する

人ではなく、「仕事」を管理する

皆様こんにちは!

寒さも増して、雪の地域もあるそうですがいかがお過ごしでしょうか?年末といえば、賞与の時期でもあります。経営者は賞与が無いのが寂しいです(あってもろくな使い方しないかもですが・・・)。

さて本日は、人ではなく、「仕事」を管理する というテーマで、管理職の役割を再考します。

テーマに至ったきっかけ

賞与とか給与って決めるの難しいと思いませんか?皆がんばってるし、スキルアップも

もっとみる
人材マネジメント入門

人材マネジメント入門

■著書
人材マネジメント入門 「理論と実践」の100のツボ
著者:坪谷 邦生

■はじめに本書は、人事コンサルタントの坪谷さんが人材マネジメントを体系的にわかりやすく理解できるようにと、人材マネジメントの基礎知識を10のカテゴリにわけ、全100つのポイントをまとめている本です。

採用コンセプトを考えるとき、どんな人がほしいだろうか、どんな組織になっていくのがいいのだろうか考えていましたが、もう少

もっとみる
上司、社長とのコミュニケーション方法 「どうしますか?」と判断を仰ぐことに価値はない

上司、社長とのコミュニケーション方法 「どうしますか?」と判断を仰ぐことに価値はない

上司、社長に、他人に意見するときに、

この発言に価値はないと知っていますか?

上場企業で役職者を経験しましたし

今は法人で代表者、社長業を行っています。

ですから、現場の気持ちもわかりますし

上司や管理職の気持ちも両方わかります。

コンサルティングしている会社さんの経営者さんからも

社員、チームメンバーさんからも、

両者からのご相談をお聞きします。

労使関係が発生しているので

もっとみる
オールラウンドを目指すことは、個人にとって意味ないが、チームに関しては絶対条件。

オールラウンドを目指すことは、個人にとって意味ないが、チームに関しては絶対条件。

しゅんしゅしゅんです。

「強み」と「得意なこと」は同じだろうか?

いや、違う。

「得意なこと」は能力にすぎない。

練習によって上手にはできるが、喜びが感じられない「得意なこと」は誰だってあるだろう。

「強み」とは「強さを与えてくれる活動」のことをいうのだ。

活動の前は楽しみでしかたがない(=事前の期待感)、活動の最中は時間の進みが速くなり、時間の境界が溶けていくような感覚がある(=最中

もっとみる
知らない間に差がつき続ける「教育コスト」という概念について

知らない間に差がつき続ける「教育コスト」という概念について

今回は「教育コスト」という概念についてお話したいと思います。

まず、有村架純さんを想像してみてください。
(女性の場合は山崎賢人くんでどうぞ)

可愛いですよね。

次に、その可愛い有村架純さん(あるいは山崎賢人くん)が

「ねぇ、ここちょっと教えてほしいんだけど」

と英語の文法について質問してきたとします。

皆さんだったらどうします?

「はぁ…めんどくさいから後でいい?」

とか

「自

もっとみる
人材採用と育成方法

人材採用と育成方法

会社のトップは社長ですが、
飲食店のトップは店長です。

店長がスタッフを採用して、戦力に育てていくわけです。
もちろん飲食店に限らず、通常の企業でも同じです。

よく、利益のピラミッドが、引き合いに出されますが、

この図を基にして、店長教育をしている会社、多いです。
でも、間違えじゃありません。

でも、ピラミッドの上の方の説明にばかり、重点を置きすぎていています。

スタート地点となる、最も

もっとみる
1年間で50名を採用したイチナナ流採用ブランディング

1年間で50名を採用したイチナナ流採用ブランディング

 本日は採用に関するお話です。

 2018年1月、主力ブランドである17kgの売上が前月比3倍となる中、弊社は新規事業の立ち上げを目的とした採用を加速させることにしました。

 Instagramを活用して様々なブランドを立ち上げていくという基本的な事業戦略は固まっていた為、採用対象をSNS慣れしているミレニアル世代(※弊社ではミレニアル世代を平成生まれと定義しています)に絞り、採用コンセプトを

もっとみる
採用市場の振り返りと、2020年の展望

採用市場の振り返りと、2020年の展望

まずは昨年の振り返りから始めたいと思います。
2018年の終わりに、2019年の採用市場の展望についてnoteに書きました。

2018年は、採用広報という言葉を色々な人が使い始め、経営者含め様々なプレイヤーが関心を寄せるようになりました。企業の魅力を伝えようとするコンテンツが乱立するようになりましたが、Facebookのアルゴリズム変更や意志なきコンテンツの大量生成により、従来型の中央集権的

もっとみる
ミッション・ビジョン・バリューは誰のもの?

ミッション・ビジョン・バリューは誰のもの?

採用を運用含めまるっと担当する CASTER BIZ recruitingで責任者をしている@MihoMorikazuです。

先日、事業部の有志メンバーで集まって、事業部のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を再定義しました。
今日は、なぜ再定義したのか、どんな風にMVVを再定義したのか、どんなMVVができたのか、その後…について書きます。

こんな人が読むといいかも- 組織のミッション・

もっとみる