1年間で50名を採用したイチナナ流採用ブランディング
本日は採用に関するお話です。
2018年1月、主力ブランドである17kgの売上が前月比3倍となる中、弊社は新規事業の立ち上げを目的とした採用を加速させることにしました。
Instagramを活用して様々なブランドを立ち上げていくという基本的な事業戦略は固まっていた為、採用対象をSNS慣れしているミレニアル世代(※弊社ではミレニアル世代を平成生まれと定義しています)に絞り、採用コンセプトを打ち出すことにしました。
当時の弊社は従業員数約10名の小規模な組織で、会社としての知名度も圧倒的に低かった訳ですが、そんな中でも弊社で働きたいと思っていただくために、弊社独自の特徴を3つ打ち出すことにしました。
①圧倒的に自由な勤務体系
ミレニアル世代の特徴として「先々の予定を決められたくない」というものが挙げられます。
明日の予定すら気分で決めたい世代なので、弊社ではフルフレックスタイム制度を採用することにしました。
この制度はざっくり言うと、月の稼働時間を満たしていれば平日・休日問わず05:00-22:00の間の好きな時間帯に働いてもらって構いませんよ、という内容です。※週に2回以上の休暇取得・休憩時間に関するルールは別途あります。
この制度によって、例えば「平日はディズニーランド、土日は仕事」といった自由な働き方を実現できるようになります。
また時間が自由なのだから場所も自由にということで、リモートワーク制度も導入することにしました。
この制度によって自宅やカフェ等、各々が好きな場所で柔軟に働くことができるようになります。
私自身も夏は北海道、冬は沖縄でワーケーションを満喫しました。笑(※ワーケーションは「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語です。)
無論副業も自由ですし、会社が会社以外の活動を干渉することは一切ありませんので、各々が「会社に雇われている」という感覚よりは、「自らの意思で仕事コミュニティに属している」という感覚が強いと思います。
②圧倒的な裁量権
優秀な学生さんや若手社会人の方々の中には、若いうちから経営的視点を持って働きたいという方もいらっしゃると思います。
そこで弊社では年齢や経歴問わず、やる気のある方には圧倒的な裁量権をお渡しすることを心がけています。
例えば弊社には大学二年生(19歳)の男性メンバーがいるのですが、彼は大学生兼社員として働いてくれており、年商数億円を誇るレディースファッションブランドu dresserの事業責任者を務めています。
15名のチームを率いてくれている彼ですが、お金の使い方から在庫管理、採用・人事に至るまで全ての裁量を彼に渡してあります。※経営陣が一度もお会いすることないまま入社される社員さんもたくさんいらっしゃいます。
経営陣の彼への関わり方のスタンスとしては「求められればアドバイスはするが、最後は自分で決めてね」というもので、最初は裁量の大きさに戸惑っていましたが、今では立派な事業責任者として事業に関する意思決定をバシバシ行ってくれています。
「責任あるポジションで決断した回数」こそが最も成長に起因すると考えている為、弊社では任せると決めたメンバーには、文字通り圧倒的な裁量権をお渡ししています。
③徹底した成果主義
私自身、会社員時代に違和感を感じていたのが「出した成果に給料が比例していない」ということです。
同期はほぼ一律の給与をもらい、昇給はするものの、その差は多くて数十万円程度という企業さんが多いと思います。
それだけが全てだとは思いませんが、「会社に貢献した対価として給与を得る」というのも、組織に属して働く上で重要な理由かと思います。
そこで僕らは「同期と十倍の給与差が生まれる会社」を目指して独自の評価制度を導入しています。
この評価制度はリクルート社が採用しているミッショングレード制度(求められる組織ミッションや、職責のレベルに応じて数段階のグレードを設け、その職務により人材をグレード管理する方法)を参考にしており、与えられるミッションの難易度・四半期毎の目標達成率を参考に、基本給と歩合給が決定される仕組みとなっています。
弊社の場合はこの歩合給の部分を青天井で設けており、現時点で同じ社歴の社員であっても、ミッションの達成度によって二倍程度の給与差を作ることに成功しています。
目標にしている十倍の給与差とはまだまだ差が大きいですが、いずれはこの目標も達成して「成果を出した人が金銭的にも報われる会社」の代表格になっていきたいと思っています。
こういった弊社独自の特徴を募集要項に盛り込むことで、他の企業に埋もれることがなく、優秀なミレニアル世代にリーチすることができたと考えています。
ちなみに採用のルートに関しては、弊社ブランドのエンドユーザーにリーチできるブランドInstagram(フォロワー約41万人)、勤務条件ではなく「やりたいことベース」でマッチングできるビジネスSNSのWantedly、信頼できるメンバーからのリファラルに限定することで、入社後のミスマッチを減らし定着率を高めることにも成功しました。
※経路別入社者はInstagram23名(46%)、Wantedly15名(30%)、リファラル12名(24%)となっています。
1月からは専任の採用・広報担当の方にも入社していただき、更に採用を加速させていきます!
平均年齢22歳で急成長中のミレニアルカンパニーにご興味ある方は、是非各応募職種をご覧ください!
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