末吉弘昂

東大→日本製鉄→坪田塾→X Capital 現職では採用・組織開発などを担当しています。 心理学・教育学に軸を置いてマネジメント・組織づくりについて発信しております。 https://xcap.co.jp/

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「子どもの可能性」と「大人の可能性」を区別している時点で、「子どもの可能性」も信じ切れていないかも…という話

このnoteは「教育」というものに興味がある人、「人間の可能性」に興味がある人達向けに書きました。 そういう人には絶対に読んで欲しいですし、このテーマについては考えてみてほしいです。 って言われても、 「まぁそれが理想だけど、現実にはセンスとか才能とかあるしね…」 って感じですよね。 全員の可能性を信じたくても、自分の身の回りの「ダメな人」が頭に浮かんできたりすると、 「いやぁ…あの人にはもう可能性とかないでしょ」なんて思ったりね。 教育に関心がある人って、基本的に心の

    • 超一流の仕事術

      セミナーに参加して、インスピレーションを強く刺激されたので言語化して見ようと思う。 講師の黒川精一さん(サンマーク出版 代表取締役社長)は稀代のヒットメーカーで、黒川さんが手掛けた本を書店で見たことがある人も多いのではないだろうか。 最新作の「居場所。」は自分も読んで面白かった(結構泣いた)のだけど、「不思議な構造の本だな」という感覚があり、このセミナーで答え合わせができた気がした。   参加した理由は「超一流の肉声をライブで聞けるから」が一番の理由で、自分が詳しくな

      • 本を読む理由

        思考力が高まる。視野が広がる。語彙力が増える。受験に役に立つ。 など、色々言われてきてますが、 いまいち決定的な理由って述べられてきてないと思います。 本を読むべき最大の理由は 「自分の人生を生きる」ため だと思っています。 人生の流れは判断の積み重ねで決まります そして、判断の積み重ねはその時点での知識で決まります。 その時点で知識の量や質は、環境で決まります。 逆の流れで考えていくと、 環境によって、得られる知識の量と質が変わり、 得られた知識によって

        • 緊張しない方法

          緊張する時は、自分に意識が向いているときです。 自分に意識を向けるのではなく、聞き手に意識を向けましょう。 って言いますよね。 その通りだなとは思うんですが、引っかかってる部分がありました。 いや、そう言われても、それができないんだよなと。 良い大学に行く人は、毎日勉強してます! みたいな話と一緒で、理屈は分かるけど、それができないから困ってるんだよ、というね。 この緊張しない方法に関して、ブレイクスルーがあったんですよ。 先日、友人の結婚式でスピーチしたんです

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          「選挙に行け」と言う前に

          選挙、行きました。 誰に、どこに、投票するのか、国民審査についてはどうか。 僕なりに色々考えた上で投票しました。 その上で、「選挙は若者に希望を与えない」だろうとも思いました。 そもそも若い人たちが社会に対して閉塞感を感じたり、希望を見いだせない事と、政治にはあまり関係が無いと思っています。 だから若い人の投票率が上がって、今よりも若い人の意見が政治に反映されるようになってもあまり状況は変わらないとも思います。 アメリカに初めて旅行にいったとき、 初めてコミュニケー

          「選挙に行け」と言う前に

          大人が成長する姿こそ最高の教育

          まずはこちらの動画を見て欲しいです ビリギャル本人こと、さやかさんの英語学習の成果をまとめた動画なんですが、 すごくないですか? 僕は学生時代に大きな勘違いをしました。 「大人になったら成長できない」と本気で思い込んでいました。 なぜなら成長する大人の姿をちゃんとみたことが無かったからです。 子どもの時に接する大人って、家族と学校の先生、習い事の先生くらいなんですが、 基本的に現状維持の姿しか見たことないんですよね。 日本史の先生の授業が毎年アップデートされて

          大人が成長する姿こそ最高の教育

          学習する人のためのファクトフルネス-あなたの学習を邪魔する10種の本能-

          学習者が陥りがちな10種の誤った思い込みをまとめました 自分の学習を振り返ってみてください (「ファクトフルネスの内容を学習者向けにまとめたものです」) ①分断本能 この世は二種類の人間に分断されているという思い込み 頭の良い人と頭の悪い人 センスがある人とセンスがない人 にこの世は分断されている、という思い込み 学習指導を日々行う立場として言えるのは 頭の良い人、悪い人というのはありません たくさん練習した人と、練習してない人がいるだけです 逆に言えば、練習

          学習する人のためのファクトフルネス-あなたの学習を邪魔する10種の本能-

          「苦手」が生まれる意外なメカニズム

          苦手な科目、みなさんもありましたよね。 「英語が苦手だったから理系に進みました」 「数学が苦手だったから文系にします」 なんていう話はしょっちゅう聞きます。 生徒さんの話を掘り下げていくと、「苦手」が生まれた瞬間に行き当たります。 みなさんは「苦手」が生まれる原因ってなんだと思いますか? ちょっと考えてみてくださいね。 答えは、 「その科目を教えてた先生が嫌いだったから」 です。 たしかに! と思いません? めっちゃ当たり前の話なんですが、 大好きな

          「苦手」が生まれる意外なメカニズム

          教育の役割とは

          国立大学の後期入試の結果も出て、受験もひと段落という時期です。 私立大学の追加合格のお知らせは、3月末になってもまだまだ届いているそうで、ご家庭の対応も本当に大変ですよね。 先日、国立大の後期受験で第一志望の大学に合格した生徒がお母様と一緒にご挨拶に来てくれました。 熱心で優秀な生徒さんでしたが、一年前には退学の危機にあったんですよね。 「不適切」な行動があったとして、退学を勧められ、自分から退学するように嫌がらせにも思える仕打ちもあったそうです。 学校目線の「正義

          教育の役割とは

          サイコロは21の物体なのか

          サイコロを見て、「あー、21だなぁ」って思いますか? 思う人は、きっと、数学とか好きな人だと思いますし、 数学が好きでもなくそう思うとしたら、きっとギャンブルが好きなんでしょうね。 サイコロって面が6つあって、 1から6までありますよね。 で、1から6まで全部足すと合計が21になるわけなんですが、 だからと言って、 「要するにサイコロは21の物体なんですよね」 と結論付けるのは、無茶じゃないですか。 サイコロは6つ面があって、それぞれの面に1、2、3、4、5、

          サイコロは21の物体なのか

          『「なんで?なんで?」の罠』を回避するマル秘トーク②

          「わからない部分があると、先に進めないんです」 という状況に対して、どうアプローチするか。 というお話の続きですね! ①の方を読んでない方は、まずこちらを読んでからにしていただくと、 今回の記事の理解がグッと深まると思います! 前回は「優先順位」の問題としてのトークでした。 簡単にまとめてしまうと、 試験に出ない内容と、出る内容、どっちを先に勉強する? ということですね。 別の言い方をすると、 出る確率が高い問題を完璧にしてから、確率が低い問題をやるべきだ

          『「なんで?なんで?」の罠』を回避するマル秘トーク②

          『「なんで?なんで?」の罠』を回避するマル秘トーク①

          「理解できないと先に進めません」っていう人、いますよね。 それ自体は滅茶苦茶良いことだと思います! 「何かに対して疑問が生まれた」ということは、 「何か知らないことにチャレンジした」わけなので、 「理解できないこと」に気づいたこと自体が素晴らしいことですよね。 で、この先が大事なんですが、「理解できない」ことを理由に行動が止まってしまう場合があります。 社会人でもそういう方はいらっしゃるでしょうし、色んな勉強をしていく中高生は特になりがちですよね。 僕もよく聞か

          『「なんで?なんで?」の罠』を回避するマル秘トーク①

          you matter to me

          テレビでも、SNSでも、 「日本人」「都民」「若者」「高齢者」「白人」「黒人」「アジア人」 といった、非常に多くの人数をひとまとめにした言葉をよく見ます。 働くなかでも「お客様」「従業員」「みんな」「生徒」というような、 多くの人数を含む言葉を、使うことがあります。 こういう言葉って、使いやすいですし、時には使わないといけない場面もあるのですが、 使うときに、絶対に忘れててはいけないことがあると思います。 それは、仕事だろうと、恋愛だろうと、教育だろうと、政治だ

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          【リモートワーカー必見】業務報告書を書く時の超実践的なハック3点

          緊急事態宣言に基づき、リモートワークとなった方も多いと思いますが、 メール等、文章での業務報告書を求められることが増えて、 困っている方もいらっしゃると思います! 今日は、業務報告書を書く上での、超具体的なコツをお伝えしていきます! 以前書いて大変好評だった(2020年4月12日時点で6500閲覧・315スキ) こちらの記事も合わせてご覧ください! 【前置き】なぜ文章に気を付ける必要があるのかなぜ文章に気を付ける必要があるのかというと、 文章って、自分の感情が変に

          【リモートワーカー必見】業務報告書を書く時の超実践的なハック3点

          インフルエンザで苦しい時に、勉強しろって言われたらどう思います?

          「ティモンディ」さんって知ってますか? お笑い芸人さんなんですけど、二人とも愛媛県の済美高校出身で、 済美高校っていうのは甲子園の常連校なんですよね。 その高校の練習内容がぶっ飛んでいて面白いし、 滅茶苦茶勉強になるんで、受験の観点から学べることをまとめてみようと思った次第です! 動画を見てもらうのが一番早いと思うので、まずは↓の動画を見てほしいです! 結構笑える内容だし、「え?意味あんの?」と思うような練習がありますよね? 僕も「それはないだろ、笑」と思いなが

          インフルエンザで苦しい時に、勉強しろって言われたらどう思います?

          「背中を見せる」が最強のリーダーシップ説

          センター試験1週間前ですね。 生徒はもちろんですが、講師側もメンタルが問われる時期ですよね。 こういう体力的にも精神的にも厳しい状況ほど、 リーダーシップのあり方で状況が大きく変わりますよね。 リーダーシップの取り方は色々あると思います。 背中を押したり、 手を引いたり、 励ましたり。 リーダーシップはあくまで手段であり、 1つやり方で何もかも上手くいかないというのは十分承知の上で、 最強のリーダーシップは「背中を見せる」 なんだろうと思います。 「『背

          「背中を見せる」が最強のリーダーシップ説