- 運営しているクリエイター
#エッセイ
治ると信じているけど治らなくても絶望しない
左耳の聴力が著しく落ちた。
特に低音が聞こえない。テレビで「上田と女が吠える夜」を観ていても女性ゲスト達の声は聞き取れるが司会の上田の発言が判然としない。両耳を塞ぎ右耳だけ離してみる。音が聞こえる。左耳で同じことをしてみる。手は離しているのに聞こえは手で塞いでいる時と変わらない。仕方なくテレビのボリュームを上げた。低音が聞こえてない左耳だけで聞くバラエティ番組は電波が悪いラジオ放送のようで、「
1ミリも太ることがダメな理由
まさか、この私が人前でダンスを踊ることになるとは、想像することすらできなかった。
5年前、ベリーダンスのお試し体験講座に行こうか
どうしようか、ちょっと悩んだ。
元々、スポーツは全て苦手。ダンスと名のつくものも全て経験ゼロ。
(こんな私がダンスなんて踊れるんだろうか?
でも、やってみないと分からない。自分に合わなかったら、もうやらなければいいんだし。
あっ、そうだ。ベリーダンスは皆、女性だけ?
noteの決算情報から数字を読み解いてみた話→会員数663万人★MAU4,573万人★ポイント制導入★11月期も赤字予測
先日noteから2023年11月期第2四半期決算が発表されました。noteの最新情報が知りたい方は是非読んで見てください。
noteはずっと赤字ですが今回特に目玉となる施策もなく、相変わらずのんびりゆっくり黒字化を目指している感じです。
⏬この記事はこんな悩みを持つ方を対象にしています。
✔ noteでビジネスを成功させたい方
✔ noteが大好きで生計を立てたい方
✔ noteことがとにかく知
夜の図書館 (掌編小説)
#オールカテゴリ部門
もし、本に意識というものがあったとしたら?
午後7時、出入り口の施錠を終えた職員達が、
次々と出て行く。
その後、責任者の職員が館内の最終チェックを終えて出て行くと、図書館は無人状態となる。
時折、幹線道路を通り過ぎる車の音が聞こえるくらいで、館内はしんとした静けさに満ちている。
不意にどこからか、ぼそぼそと話し声が聞こえてきた。
「連日、猛暑なのに毎日ぎゅうぎゅう詰めに
雪中に果つ 4 (小説)
#オールカテゴリ部門
(やっと見つけたわ)
真紀は、ジリジリと裕二に近づいて行った。
(まるで、獲物に近寄る猛獣みたいだわ)
自嘲気味に、そう思った。
真紀の姿を見た裕二は雪の上にうつ伏せになったまま、あからさまに驚きを露わにした。
まるで、幽霊でも見たかのような表情だ。事実、幽霊だと思ったのかもしれない。真紀はとっくに死んだ、と思っていたのだろうから。
「真紀、生きてたのか?」
「残念
雪中に果つ 3(小説)
#オールカテゴリ部門
酷く寒気がした。
体の芯が冷え切っているようだ。
そして、何だかムカムカする。気持ち悪い。
理由は分からない。
すると、今度は頭部に鈍い痛みを感じた。
この具合の悪さは何が原因なのか?
寒さに耐えきれず目蓋を開けようとするが、意思に反してなかなか開けない。
でも体が、本能が、覚醒を促している。
そして重い目蓋を、やっとの思いで開けた。
視界は、真っ白だった。
顔に、何やら冷
雪中に果つ 2(小説)
#オールカテゴリ部門
昨夜から降り続いた雪のせいで、道路の除雪が追いついていないようだ。
裕二は慎重に運転しているが、所々道路がでこぼこになっているため、何度かハンドルを取られそうになった。
その度に、真紀はハッとする。雪道で車が制御不能となり、ガードレールや木に激突して命を失うのは
避けたい。そんな死に方は嫌だ。理想の死とかけ離れている。
やがて、前方に通行止めのフェンスが見えてきた。
ここ