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人生の折り返し地点を過ぎ、今後 ますます後悔しない選択をしていきたい。愛読書は渡辺淳一…

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人生の折り返し地点を過ぎ、今後 ますます後悔しない選択をしていきたい。愛読書は渡辺淳一、連城三紀彦の作品。知、意より情が大事。空虚より傷心を望んでる。過去に自費出版しましたが、なかなか売れず、在庫山積み状態です。趣味でベリーダンスを始め、定期的に発表会やイベントで踊ってます。

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母の旅路に 寄り添う

「私、ここに泊まる、母さんの傍で寝るわ」 死に装束に身を包んだ母を、しんみりと見下ろす。 「えっ、俺はホテルに泊まるよ」 夫は、たじろぎ私の顔色を伺っている。 「いいわよ、かえって母さんと二人きりの方がいいわ、母さんには寂しい思いさせたから、最後は2人きりでいたいの」 夫は安堵の色を浮かべる。自分もここに泊まることを強要されるとでも思ったのだろう。 「そうか、いくらお義母さんとはいえ、死んだ人と同じ部屋で寝るのは、ちょっとね」 ここは、葬儀社の遺体安置室。 約十二畳程の和室

    • この世の果て(短編小説 8)

      《《 今までのあらすじ →3回目の幽体離脱をした真希は、海岸にひっそりと設置されていた電話ボックスで鳴り響く電話のベルに引き寄せられる。試しに電話に出てみると、津波に流され行方不明になった恋人、裕二の声が聞こえた…… 》》        《 最終回 》 あの世とこの世の狭間。 それは、水平線の彼方にある。 以前、何かの本で読んだ記憶がある。 神秘的な作り話ね、と思ったが、あながち嘘ではないかもしれない。 裕二と話している最中、真希はその話しを思い出したのだ。 裕二は水平

      • この世の果て(短編小説 7)

        《《 今までのあらすじ →幽体離脱をした真希は、観光船の沈没事故で亡くなった女性の亡霊と知り合い、一時の友情を育んだ。その後、亡き両親や愛犬と、束の間の再会を果たした。そして、これで最後にしようと、3回目の幽体離脱をした 》》 真希は祈った。心を込めて。 女性と、沈没事故で亡くなった死者と行方不明者達の魂に向けて。 海に散った、尊い命。もっと生きたかった命。 強制的に人生が終了させられ、無念だったに違いない。 一見、穏やかに見えるこの海が、数多の命を飲み込んだとは信じられな

        • この世の果て(短編小説 6)

          《《 あらすじ → 真希は2度目の幽体離脱に成功した。海峡で例の女性を探していると、亡き愛犬の鳴き声が聞こえた。鳴き声に導かれるように移動したその場所は、かつて両親が住んでいた借家だった。人が住む気配を感じ、様子を伺っていると、引き戸を開けて亡き母が現われた 》》 何もないがらんどうの部屋の中で、次第に悲しみが押し寄せてくる。 昨夜の光景は幻覚か、または霊界に迷い込んだか どちらかの可能性があるかもしれないと自分に言い聞かせていた。 やはりそうだったのか、と真希は途方に暮れ

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        記事

          青の世界(詩)

          野原に寝そべり 空を見上げた 視界の全てが青色に覆われる 宇宙との境界線はどの辺りだろう 次第に空と私との距離が曖昧になる 空が私に迫ってくる 距離がどんどん近くなる あっ、と思うや否や 空が私の上に落下した 青の粒子に包まれ 私は意識だけの存在となる

          青の世界(詩)

          この世の果て(短編小説 5)

          《《 今までのあらすじ →幽体離脱に成功した真希は、海峡で観光船の沈没事故で亡くなった女性の亡霊と出会う。翌日も会う約束をしたが、女性の亡霊は現われなかった。 ふと、亡き愛犬の鳴き声が聞こえてきた。鳴き声に誘われるように上空を移動すると、かつて亡き両親が住んでいた借家に辿り着いた 》》 「母さん……」 嬉しそうに微笑む母を見て、真希は考える。 (この状況を、どう解釈したらいいのかしら?  一時、私は霊界に迷い込んだの?) 「真希、今日帰って来ると言ってたのに、なかなか

          この世の果て(短編小説 5)

          会いたくて (詩)

          あなたさえいてくれたら あなたさえ、生きていてくれたなら 1日に何度もそう思う だから、 あなたがかつて住んでいた街を通り過ぎると 不意にあなたが現われるような錯覚に陥る でも、そんなことある訳ないよね 肉体を脱ぎ捨てたあなたに 会う方法があったら知りたい たった一度でもいいから

          会いたくて (詩)

          この世の果て(短編小説 4)

          《 今までのあらすじ→ 幽体離脱に成功した真希は、北へと向かった。海峡を通り過ぎようとした時、2年前に観光船の沈没事故で亡くなった女性の 亡霊と出会った。女性の話しを聞き、真希はしばらく傍にいた。明日また来ることを約束し、真希は一旦帰宅する 》 (上手く肉体に戻れるだろうか?) 自宅アパートの上空に戻ってきた真希は、少し不安になる。 (大丈夫、落ち着いて) ゆっくりと屋根をすり抜け、自分の部屋に向かう。 ベッドに横たわる自分の抜け殻が、何だか死人のように見えた。 (も

          この世の果て(短編小説 4)

          証 (詩)

          愛の証は 指輪より、あなたからのモーニングコール 愛されてる自信が湧いてくるわ 自分が世界一幸せに思える 電話を終えた後も あなたの声が、ず〜っと耳に残ってる 更に情が募る 会いたくなる 恋しくなるわ

          証 (詩)

          時には…… (詩)

          自分の機嫌は自分で取る 自分で自分の面倒を見ないとね それでも、まだ心が干からびて カサカサしてるなら 誰かに頼りたくなる それは、あなた 時には、乾いた心 潤してほしいわ あなたからの愛を 充電できたらいいのに……

          時には…… (詩)

          流浪の身 (詩)

          私は人生の主人公 私の人生を生きるだけ 誰かの人生を生きることはできない 誰かに私の人生を変わってほしくても いったい誰が変わってくれるというのだろう この世界のどこかに 私の人生を背負って生きてくれる人 いますか? いないわよ 私の代わりは どこにもいない 私は唯一無二の存在

          流浪の身 (詩)

          この世の果て(短編小説3 )

          【 あらすじ→ 幽体離脱に成功した真希は、北へ北へと向かった。海峡を通り過ぎようとすると、泣き崩れる女性がいるのに気づいた。真希は気になり話しかけてみる。ここで数年前に船の事故で亡くなった女性の亡霊だった】 女性の話しは、こうだった、 2年前、この辺りを航行していた観光船が原因不明の事故で沈没した。女性は一人で乗船していた。何らかのトラブルで海水が流れ込み、制御不能になった観光船は、徐々に沈んでいった。 逃げる余裕もなく女性は海中に投げ出され沈んでいき、息絶えた。そして冷

          この世の果て(短編小説3 )

          生きる (詩)

          夢、破れても 喪失、離別の果てに 涙が枯れ果てても その悲しみを乗り越えるのが無理でも 生きる希望を失っても ただ漫然と 過ぎ行く時に身を任せるしかないのか 何もない、からっぽの私 それでも生きる 生きるしか、道がない

          生きる (詩)

          諦念 (詩)

          悲しみが消える場所があるとしたら それはキミの腕の中 だけどキミを失った今 そんな場所は、もうどこにもない 世界中どこに行ったって 悲しみが溢れている 切ないね もう笑うことも忘れてしまった 生まれてきた理由も 生まれた時点で忘れてしまった そろそろ1人で生きていく覚悟を 決める時がやってきたようだね

          諦念 (詩)

          夢 (詩)

          あなたの夢を見た 生きてたのね なぜ、音信不通にしてたのかしら 私のこと、忘れた? ごめんねと謝るあなた 抱き締められたら 理由なんかどうでもよくなった あなたさえ、いてくれたら あとは何もいらない もう、離れないで どこにも行かないで… やがて、ゆっくり覚醒し 現実に引き戻される 今のは夢で、あなたが既に死んでるのを再確認する 目覚めた私の胸を絶望が満たす かえって夢なんか見たくなかった いったい何なの? これは何かの罰ゲームなの?

          夢 (詩)

          この世の果て(短編小説 2)

          【あらすじ→ 幽体離脱の動画をフォロワーさんに教えてもらった真希は興味を持った。少し怖いが、自分も試してみることにした。1回目は失敗したが、再度挑戦し、成功した】 空中で四肢を伸ばし、泳ぐような格好で前進してみる。 夜風が心地良い。 (そうだ、北海道に行ってみたいわ) 最後に北海道に旅行してから、もう10年以上経つ。 函館の夜景が見たくなった。 鳥になった気分で夜空を突き進む。眼下には通り過ぎる車のライトの連なりや、繁華街のきらめく夜景。 そういえば昔、悲しみのない自

          この世の果て(短編小説 2)