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エンターテイナー・ストリート

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甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創… もっと読む
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 甘野充プロデュースの共同運営マガジン「エンターテイナー・ストリート」です。  共同運営マガジンは、みんなで作るマガジンです。  小説、詩、エッセイ、絵、音楽、動画など、想像力と創造力あふれるアートやエンターテイメント作品をnoteで公開している人たちが集まって、作品を披露する場となります。  参加すると、自分の記事を共同運営マガジンに追加することができるようになります。  たくさんの人に自分の作品を読んでもらえるチャンスです。  参加費は無料!  ぜひともご参加を。  

🤱【あなたの為を思って】という罠〜宿題

※先ずはお知らせを 4/26公開「⭐️お名前にまつわるお話、ありますか?」 本文に加筆しました。 私の呼び名がもうひとつあります。 「ちゃりスーパーヒーローどの」‼︎ 大切な名前すぎて、仕舞い込んでいました。 ***************** 前回⤵️ 全作収録マガジン⤵️ 小学校の多分中学年だったと思う。 国語の教科書に「橋」についての文章が載っていた。 その日の国語の宿題は、❶橋の種類❷特徴❸具体的な橋の名前、をノートにまとめること。 私が母に連絡帳を見せたのか

願ひ

春の夢の中でわたしは眠る 桜吹雪の花びらの中 気持ちよく、気持ちよく 目が覚めないことを願いながら

■化け物としての脱オルターモダンと擬態派として

■化け物としての脱オルターモダンと擬態派として ・機動的なものと、回帰的なもの、その狭間と、もう片方の狭間にあるもののその、三的な関係が意味していくものこそ、志向性と呼ばれる ・現に視覚は視覚独自の映像と画面を宿しており、これをめざましたものこそ、オルターモダン的な、または、稀有な絵画を創造してきた ・シュールレアリスムだろうか。シュールレアリスムはオブジェクトの配置であり、配置の配置とは異なるところから自動筆記的に始まったに違いない(つまり、幻覚的なもの、ヴィジョンの

「言葉」というもの

「言葉」というもの 彼のパスカルが 言ったように「大人物にとっても、小人にとっても、起こる事件は同じ、不快さも同じ、 情念も同じである。だが、一方は車輪のふちにおり、他方は中心近くにいる。だから、 同じように動かされても、動き方が少ない。」 「虚栄心というものは人間の心の中に深く錨をおろしているので、兵士、従卒、料理人、人足にいたるまで、それぞれにうぬぼれも持ち、人からもてはやされたいと願うほどで ある。哲学者までが、自分を礼賛してくれる者を得たいと願う。虚栄心に反対の論

DIOの「ザ・ワールド」を体験してしまい小泉構文になったポルナレフ

全員「DIO!!」 ジョセフ「今のがDIOだな!?追うぞ!!」 ポルナレフ「奴を追う前に言っておく。」 ジョセフ・花京院「?」 ポルナレフ 「俺は今、奴のスタンドをほんのちょっぴりだが体験した。  いや、体験したと言うよりは今この場で体験したのだが。  つまり、俺はついさっきここで体験したんだ。信じてくれ!  ありのまま、今起こったことを話すぜ。よく聞いとけよ?  俺は今からありのまま起こったことを話す。ついさっきのことだ。  ここから先は、ついさっき起こったありのま

真っ暗な夜に

真っ暗な夜に 放り出された自尊心 途切れ途切れのラジオから 時折聞こえる不安 絶え間なく続く 煽り 塞ぎ込む 道の向こうに見えるには 希望という名の小さな芽 大きな木 風に揺れて ゆさゆさと 心の扉を叩いている 膨れ面の自尊心 名もなきミュージシャン 歌いはじめる 勇気の歌 心の歌 街のはずれの大きな木の下 自尊心は暖かい空気に包まれつつ 眠りにつく 目が覚めたら きっと 笑顔になるはずだ 真っ暗だった夜は いつしか 月が斜めに上がっていた

僕は君になりたい。 第24話「聖夜の夢 聖夜の僕は主役になれた?」

 #24 メンバーたちから、プレゼントをもらった。 『のどケアセット』だという。 吸入器とハチミツとのど飴だ。カンパして買ったらしい。 それと、個々からもそれぞれもらった。 美咲は、紺の手袋とペンケースだった。なぜその組み合わせになったのかは分からないが、ペンケースは汚れてきていて、そろそろ買い替えようと思っていたのでちょうど良かった。デニム地の丈夫そうなものだ。 あかりは、陶芸教室で作ったというマグカップをくれた。シンプルな白無地の作品だと思っていたが、よく見ると薄

君がいない世界 (詩)

#オールカテゴリ部門 ただ、息を吸って吐いてるだけ 生きる意味を見失ってしまった 雨上がりの空にかかる虹や 燃えるような落日 満開の桜 夜空に華麗に咲く花火 それらの感動を君と共有したいのに 君がいない もっと愛したかった 君との未来を想像しても無駄なのに 満ち足りた2人の光景に 一時、陶酔する 最早、呼吸してることさえ無駄 今、規則的に動いている心臓に いったい、何の意味があるのか?

【創作】最後のライブのあとで【スナップショット】

お疲れ様 ありがとう、来てくれて とてもいいライブだったよ 歌も踊りも素晴らしかった 観客の人たちも とても盛り上がっていたし 私の曲に興味がないんじゃなかったの? そんなことはないよ 僕の趣味ではないけど 今まで君のライブに行かなかったのは 君に迷惑がかかるのが嫌だったから そうだよね 本当にありがとう もう週刊誌を怖がる日々もなくなるし マスクをしなくても町を歩ける いつでも自分自身でいられるはずなのに 多分最初は自分が自分でなくなったように 感じるん

修行の通学路

混見合うバスは終点の停留所についた ゾロゾロとブレザー姿の学生が降りていく。 初めての定期券を握りしめて 後ろから押されながら降車した 高校一年生 初めてのバス通学 初めての定期券 2回の乗り換え ガラガラのバスから 満員(ほとんど学生)のバスで 終点につく頃にはクタクタだった だが、これで終わりではない ここから、苦行が始まる ゾロゾロと生徒達が列をなして進む先は 竹藪。 竹藪の中のコンクリートで固められた道を歩く。全て坂道だ。 「慣れれば20分くらいで到着

あなたを傷つける私

「あなたのことを傷つけたいと思って傷つけているんじゃないのよ。あなたのことを好きだし、傷つけたくなんてないの。だけどこれは仕方がないことなのよ。あなたにはそれをわかって欲しいの」  と彼女は言った。 「うん、僕は大丈夫だ。君を愛しているから」 「ありがとう、さよなら」  そう言って、彼女は僕の元を去っていった。  彼女は他に好きな人ができたのだという。  僕は彼女を独占したいだなんて思っていなかった。  彼女は自由だ。  鳥のように。  Free as a bird.

【アート】放蕩息子、放蕩娘、穢れ、旅の旅

・あの放蕩息子と放蕩娘は、たしかに、父母の家に帰ってきた。帰って、きた。 ・だが、そこは故郷でありながらも以前の故郷ではないことに、それくらいのことには、そう、気がついていた ・旅 ・すでに、村の人々は、その父母の子のことを、放蕩息子、放蕩娘、と呼び憚らず、だれもが、その子に触れると、穢れ、が感染るとして。追いやることはもうしなかったが、触れることも、もうしなかった ・旅。だから、そう、旅。放蕩息子、放蕩娘たちは、あたらしく、旅に出る。それは、故郷への旅。そう。見たこ

目利き_2024年4月27土/曇り

わたしは、詳しくはないのだけど、 卸売というしごとがあります。 品物をできばえなどで選り分け、 そのときふさわしい値段をつける「目利き」ですね。 普段の生活で、 うまい魚やそうではない魚が、いろんなものが、 「目利き」を通って必要な人へ届けられている。 一方、こういう卸売の手はいらない、という声もあります。 そのぶん安く、早く、買いたいのですね。 それは、そうかもしれないと思います。 だけど「目利き」は、鑑定人とちがい、 「よし」としたものだけでなく、すべての品物に価値をつ