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書いたり、歌ったりしてます。🎄https://lit.link/yusun0815

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    おいしいごはん

    ゆすんの2ndアルバム。トレーラー👇https://youtu.be/bS4tC5b5kL0?si=fShU8k7CO21tzUMW収録曲👇1. ダイレクト2. 好き嫌い3. 全マシ4. 匿名ベイベー5. いるよ6. 女を抱きたい7. のらりくらり8. 鏡の中のそいつ9. おいしいごはん10. 負け戦
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記事一覧

【短編小説】私、ジロー卒業します(2)

最終話:この支配からの卒業 「あんた……そこ、入ったの?」 「うん……ごめん」 「いや、私に謝る問題じゃないでしょ」 「そうだけど……」 「とりあえず、ボスに報告さ…

Yusun
1日前
9

名前を「ゆすん」から「Yusun」に変えてみました。
理由は、なんとなくこっちの方がかっこいいからです。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

Yusun
2日前
2

【短編小説】私、ジロー卒業します(1)

第一話:絆か、命か   カランコロン〜 「いらっしゃいませ!」 私は財布を取り出し、券売機に小銭を入れた。 「スタミナラーメン……売り切れか」 私は小さく舌打ちをした…

Yusun
2日前
9

どうしても生きていた日

壊れたプリンターを直そうとして 一日中かけても 結局直らなかった日 プリンターの保証書を 三時間探したけれど 結局見つからなかった日 本のシミをブリーチで抜こうとし…

Yusun
4日前
4

絶望と言いながら

「隣の芝生は青く見える」というけれど、本当に「隣の芝生だから」青く見えているのか、もしくは誰が見てもこっちの芝生より隣の芝生の方が青く見えているのか、よくわから…

Yusun
8日前
9

言葉の裏側

最近、「Utakata」という短歌投稿サイトで短歌を書いている。https://utakatanka.jp/kajin/6104 もともと、短歌に特別な興味があったわけではない。 俵万智の『サラダ記念…

Yusun
12日前
13

もう”正解探し”はやめよう

「正解なんてない」という言葉をよく耳にするけど、最近つくづくその通りだと感じる。 これが絶対に正しい!と断言できることなんて、きっとほとんどない。 たとえば、今…

Yusun
4週間前
10

紙切れの呪縛

なんとなく気分が晴れないな…と思っていたら、お金のことだった。 先日、あるサブスクを無料期間中だけ試してみようと思って登録したのだったが、結局一度も使わなかった…

Yusun
1か月前
13

”業”を克服したい

最近、よく自分の嫌な所を思い出してテンションが下がる。 どうしてあんな酷いことを言ったんだろう、どうしてあんな態度を取ってしまったんだろう、もっと親切にできたは…

Yusun
1か月前
9

私たちは何者でもない

道草晴子さんという漫画家の、『みちくさ日記』という漫画を読んだ。幼少期から現在までの自身の人生を振り返りながら描かれた自叙伝だ。 一冊読み切りでありながら、かな…

Yusun
1か月前
8

私が私を背負って生きる

長い間noteを更新せずにいたのは、お金稼ぎに邁進していたからだった。 この間の自分にとって、お金を稼ぐことは絶対的な善で、「お金より愛が…」だとか、「大切なものは…

Yusun
1か月前
5

ぜんぶ、雨のせいだ

久々にギターを弾いたら、指が痛かった。 あんなに毎日のように練習して、何回も皮がめくれて、どんどん固くなっていった指先も、少し触らない期間があっただけで元に戻っ…

Yusun
3か月前
7

仕事が忙しすぎてnoteを更新できない。
ありがたいけど、そろそろ辛いTT
早く吐き出したい〜

Yusun
3か月前
4

「ある」という事実

どうあがいても前に進めないときって、ある。 気持ちが足かせになって、にっちもさっちもいかない状況。 頭では「前に進まないと、成長しないと!」と思っているのに、本能…

Yusun
4か月前
5

腰痛から学んだこと

数日前から、腰が痛い。身がよじれるほど、痛い。 慢性的だった痛みが悪化したのはおそらく、一昨日仕事で利用者さんたちと一緒にボッチャというスポーツをする機会があっ…

Yusun
4か月前
11

私のための歌

仕事帰りに、高円寺のマクドナルドでnoteを書くことにした。 マクドナルドの斜め前に広場があり、そこの端っこに人が集まっていたのでちらっと覗いてみると、女の子が路上…

Yusun
4か月前
16
【短編小説】私、ジロー卒業します(2)

【短編小説】私、ジロー卒業します(2)

最終話:この支配からの卒業

「あんた……そこ、入ったの?」
「うん……ごめん」
「いや、私に謝る問題じゃないでしょ」
「そうだけど……」
「とりあえず、ボスに報告させてもらうから」

次の日から、当然のように私はハブられるようになった。
ジロリアンたちの繫がりが強い理由は、彼らが仲間を人一倍大切にするからだ。しかしその反面、そこから少しでもずれた者を徹底的に見下す。
(※フィクションです)

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名前を「ゆすん」から「Yusun」に変えてみました。
理由は、なんとなくこっちの方がかっこいいからです。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

【短編小説】私、ジロー卒業します(1)

【短編小説】私、ジロー卒業します(1)

第一話:絆か、命か
 
カランコロン〜
「いらっしゃいませ!」
私は財布を取り出し、券売機に小銭を入れた。
「スタミナラーメン……売り切れか」
私は小さく舌打ちをした。
スタミナをつけたい時分にスタミナ無し、か。
既存のことわざと掛けて上手いこと言ったようで何も掛かってないし何も上手く言えていなかったため、山田クンに座布団を全部持っていかれたような気持ちになって更に肩を落とした。
私はしょうがなく

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どうしても生きていた日

どうしても生きていた日

壊れたプリンターを直そうとして
一日中かけても
結局直らなかった日

プリンターの保証書を
三時間探したけれど
結局見つからなかった日

本のシミをブリーチで抜こうとして
容器を倒してしまい
藍色のズボンが白くなった日

キーケースをもらったお返しに
自作のキーケースを作ろうとしたら
接着剤をこぼして
もらった方を台無しにした日

ジモティーで手に入れた自転車を
三時間かけて家までこいだのに
店の

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絶望と言いながら

絶望と言いながら

「隣の芝生は青く見える」というけれど、本当に「隣の芝生だから」青く見えているのか、もしくは誰が見てもこっちの芝生より隣の芝生の方が青く見えているのか、よくわからなくなってきてしまった。
私の場合、おそらくほとんどは後者の方だろう。
自分は何をやっても中途半端だなぁと、最近よく思う。
これだけは自信を持って、胸を張ってできると言えるようなことなんてなく、あっちを向いたりこっちを向いたりしながら、その

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言葉の裏側

言葉の裏側

最近、「Utakata」という短歌投稿サイトで短歌を書いている。https://utakatanka.jp/kajin/6104

もともと、短歌に特別な興味があったわけではない。
俵万智の『サラダ記念日』を読んで「なんかいいな」と思った記憶はあるけれど、それを読んだのは中学生の頃で、なんだかちょっと当時の等身大の自分とはかけ離れた「大人向けの文学」というような気がして、そこから自分も短歌を書いて

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もう”正解探し”はやめよう

もう”正解探し”はやめよう

「正解なんてない」という言葉をよく耳にするけど、最近つくづくその通りだと感じる。
これが絶対に正しい!と断言できることなんて、きっとほとんどない。

たとえば、今回のふわちゃん騒動。
世間がふわちゃん(&加納ちゃん、その他ふわちゃんファミリー)を批判し、やす子を支持するのを見ると、「やす子=善 vs ふわちゃん(&加納ちゃん、その他ふわちゃんファミリー)=悪」の図式があまりにもわかりやすく浮き彫り

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紙切れの呪縛

紙切れの呪縛

なんとなく気分が晴れないな…と思っていたら、お金のことだった。
先日、あるサブスクを無料期間中だけ試してみようと思って登録したのだったが、結局一度も使わなかったうえに、解約するのを忘れていて月額料金が請求されてしまったのだ。慌てて問い合わせフォームから請求の取り消しをお願いしてみたが、ダメだった。後の祭りだ。
今までの人生で何度も経験したことではあったけど、さすがにこれだけは何度経験してもきつい。

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”業”を克服したい

”業”を克服したい

最近、よく自分の嫌な所を思い出してテンションが下がる。
どうしてあんな酷いことを言ったんだろう、どうしてあんな態度を取ってしまったんだろう、もっと親切にできたはずなのに、何が自分をそこまで意地悪にさせたんだろう…
考えても昔のことはもうどうにもできないけど、とにかく申し訳なくて、恥ずかしくて、だからと言って今さら謝りに行くのもどうかなと思うし、途方に暮れる。

今当たり前のように「良い人ですよ」み

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私たちは何者でもない

私たちは何者でもない

道草晴子さんという漫画家の、『みちくさ日記』という漫画を読んだ。幼少期から現在までの自身の人生を振り返りながら描かれた自叙伝だ。

一冊読み切りでありながら、かなりのボリュームがあるこの漫画を読み終えたとき、私は何とも言えないやるせなさと、そのやるせなさを何気ない日常の中ではなく、一つの作品の中で感じさせられたことによる妙な快感を覚えた。
人生とはこういうものではないか、と。
達成感を感じる瞬間も

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私が私を背負って生きる

私が私を背負って生きる

長い間noteを更新せずにいたのは、お金稼ぎに邁進していたからだった。
この間の自分にとって、お金を稼ぐことは絶対的な善で、「お金より愛が…」だとか、「大切なものは目に見えない…」だとかいう言葉を一切受け付けないどころか、「そんなこと言ってるやつが結局一番金を食うんじゃ、ボケカス死ね」と害虫退治をするような勢いでいた。

躁状態で思想が行き過ぎていた自覚はあるものの、事実、私の周りには「弱者のため

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ぜんぶ、雨のせいだ

ぜんぶ、雨のせいだ

久々にギターを弾いたら、指が痛かった。
あんなに毎日のように練習して、何回も皮がめくれて、どんどん固くなっていった指先も、少し触らない期間があっただけで元に戻ってしまうなんて。
そんなことを思ったら、なんだか切なくなった。
私が今頑張って生きている意味って、何なんだろう?
私が今生命を営んでいる、営まなければならない、その根拠は一体どこにあるんだろう?
数年前から割と本気で考えているけど、まだ答え

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仕事が忙しすぎてnoteを更新できない。
ありがたいけど、そろそろ辛いTT
早く吐き出したい〜

「ある」という事実

「ある」という事実

どうあがいても前に進めないときって、ある。
気持ちが足かせになって、にっちもさっちもいかない状況。
頭では「前に進まないと、成長しないと!」と思っているのに、本能さんが鼻をほじりながら「いや、もう別にいいよ。ここに留まろうよ」って。
(「留まろう」どころか、悪い顔で「後退しようぜ!」って言ってくるときもある。そのときは速やかに頭さんに従う)

そんなときは本を読んでも内容が頭に入ってこないし、同じ

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腰痛から学んだこと

腰痛から学んだこと

数日前から、腰が痛い。身がよじれるほど、痛い。
慢性的だった痛みが悪化したのはおそらく、一昨日仕事で利用者さんたちと一緒にボッチャというスポーツをする機会があったのだが、その際に何度もかがんだり、しゃがんだりという動作をしたことが原因だろう。
特に激しい動きをしたわけでも、不自然な動きをしたわけでもなくて、ただ何度か腰をかがめたり、しゃがんだりしただけだ。
たったそれなのに、その数分後にはまさか自

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私のための歌

私のための歌

仕事帰りに、高円寺のマクドナルドでnoteを書くことにした。
マクドナルドの斜め前に広場があり、そこの端っこに人が集まっていたのでちらっと覗いてみると、女の子が路上ライブをしていた。
胡座をかいて、あのちゃんのような可愛らしいおぼこい声で、オリジナルソングなのか、メッセージ性のある歌を声を枯らしながら歌っていた。
私はそれを見て、同じようなスタイルで沖縄の国際通りで路上ライブをしていた頃の自分自身

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