![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36576342/fab8bec3cb8de611010f27037008b4af.jpeg?width=800)
- 運営しているクリエイター
#学び
【いとへんの旅】こぎん・裂織・端縫い・アイヌ衣装、装飾する北の魂にふれる旅
日本各地の衣装や布をめぐる【いとへんの旅】をしている変態、タケチヒロミです。
いとへんの旅とは、ドレスのオーダー制作とリメイクの仕事をしているわたしが、たったひとりで、誰に頼まれたわけでもないのに、じぶんの興味と研究のためだけにしている旅のことです。
北海道と北東北さて、この1年ほどで、わたしのなかで日本の北方面ブームがやってきています。具体的に言うと、「北海道と北東北」ブームです。
北東北
知的体力をきたえると長生きできる? 李禹煥と安藤忠雄の対話より
ことしはたくさん学んで知的体力をきたえようと思う。どうやらそのほうが長生きできるらしいよ。
知的体力をきたえると長生きできる?これは建築家の安藤忠雄氏が、現代美術家の李禹煥氏との対談でおっしゃっていたことなのでまちがいないと思う。おふたりともとてもお元気で若々しい。いや、もはや若々しいを通り越して「これからもっと面白いことになるんちゃうか」という好奇心いっぱいの少年たち、といった印象を受けた。
「デュッセルドルフ・スクール」の社会との「対話」について
大学で書いたレポートを公開します。
大学に入って、「論述」にはものすごく苦労しました。それはいまも変わりませんが、なんとか、それらしくなるように、でも自分の意見や視点も入れて、ということを極力意識して書いたものです。公開したレポートは芸術史のレポートで、ドイツの「デュッセルドルフ・スクール」について書いています。
あらっ、なんかこう書くとちょっと芸大生っぽいですね、うふふ。たまには通信制の芸術
衣装をめぐる旅|イヌイットのパーカとまあるい世界観|北海道北方民族博物館
服をつくる仕事をしていて、旅と衣装と博物館をこよなく愛すわたしが、旅先の博物館でまたまた素敵な衣装に出会いました。
イヌイト(イヌイット)の「パーカ」と呼ばれる防寒着です。
かわいすぎませんか、これ。なんと背中のフードに赤ちゃんを入れておんぶできるのです。ほっこり。
イヌイト(イヌイット)とはイヌイットとは、カナダやグリーンランドなどの極北地域にすむアジア系の人びとのことです。以前はエスキモ
衣装をめぐる旅|ナーナイの花嫁衣装がかわいすぎてもう|北海道立北方民族博物館
旅が好きで、服をこよなく愛していて、ウェディングドレスをつくる仕事をしていて、おまけに通信制大学で「博物館学芸員資格過程」を履修していて、できることならば生きているうちにできるだけたくさんの服飾系博物館に行きたいと願っているわたしが、ことしいち興奮した衣装をお伝えしたいと思います。
北海道立北方民族博物館で出会った、ナーナイの花嫁衣装です。
ナーナイの花嫁衣装こちらの衣装です。なんてかわいらし
4年分の日記を見かえしてみたら文字どおり「自分」が大きくなっていた。
4年前からつけている日記を読み返してみたら、字が大きくなっていた。
ところで、だれかの日記を読むのは楽しいものだ。文芸誌で作家の日記特集が人気だというのもうなずける。noteでみんなの日記を読みにいくのも好きだし、自分の日記を見かえすのもまあまあおもしろい。
わたしはこんなアホなことを考えてたのかとクスッとなったり、あきれるほど壮大な夢を語っていたり、すっかり忘れていることもあったりしてけっこ
絵画とファッション 「スコットランド国立美術館展」で描かれた衣装について。
土曜日の夜にスコットランドへ行ってきました!
といっても実際に行って来たわけではなく、「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」展を観に行ったのです。(2022年9月25日まで神戸市立博物館にて開催中)
そこで今回は、展示された絵画たちを「衣装」という切り口で鑑賞してみました!
北国を彩る巨匠たちサタデーナイト・フォトアワーですって!?会場となった神戸市立博物館では、「
ドレスは学問に貢献できるか?
わたしの活動が、なんと論文に掲載されました。
ドレスの仕事をしながら通信制大学に通うわたしですが、「論述」は大の苦手。このnote上でも、たびたびそのできなさっぷりを披露してきました。そんなわたしが、なんと論文デビューです。といっても、自分で書いたのではありません。
なんと、わたしのドレス活動が、学生さんの卒業論文に掲載されたのです。論文タイトルは「ウェディングドレスから見るファッションの消費
ミロコマチコ展「いきものたちはわたしのかがみ」で「わたしのかがみ」を探す
※この記事はミロコマチコ「いきものたちはわたしのかがみ」展について書いたものですが、ふだん大学のレポートでアートに関して「客観的に」「自分の意見を書かずに」と言われ続けてちょっとうんざりしているので、noteでは思いっきり「すごく主観的に」「自分の意見たっぷり」のエッセイとしてお届けします。とりあえず情報だけ知りたい方はミロコマチコ展「いきものたちはわたしのかがみ」の段落にスキップしてください。
「声をあげるドレス」 女性たちは何を着て闘ってきたのか。 #国際女性デーによせて
政治や選挙に関する記事はあまり人気がないかもしれませんが、服を仕事にするわたしが書くなら、ファッションにからめて書いてみます。タイトルは「声をあげるドレス」です。
「DRESS TO PROTEST」
書きたいと思ったきっかけは、HARPER'S BAZAAR(ハーパース・バザー)UK版・2021年3月号の、「DRESS TO PROTEST」という特集記事です。「抗議するドレス」として、政治的
「インドを旅してしあわせに服をつくった話」を小説に書いています
ただいま電子書籍本に掲載する短編小説に挑戦中です。題材は「インドを旅してしあわせに服をつくった話」です。そもそもわたしは文芸を学ぶ(大人の)大学生という身分であり、ただでさえ小説を書くことに苦労しているというのに、どうしてこんなことになったのでしょうか。
それは、こういうことがあったからです。小説を書けないと悩む → 娘に励まされる → とにかくなんでもいいから書こうと頑張ってみる → 電子書
ここからヴィンテージをつくるということ。
とうとう、2000年代生まれ、Z世代の花嫁さまがウェディングドレスのオーダーにいらっしゃった。
インスタグラムでわたしのエシカルウェディングドレスの活動と、オーダードレスの作品を見てくださって、はるばる遠方からお母さまと一緒に。
ついこの間まで10代だった花嫁さま。彼女たちはまったく新しい価値観でものごとを決める。エシカルやヴィーガン、SDGsは当たり前の世代だ。まぶしい。新しい時代がやってき
「今いる日常から創造がなされる」 宮沢賢治のはたらき方
とてもじゃないけど、時間がなくて「創作」にまで気持ちがまわらない。
というのも今、本業・副業・学業・主婦業という四つの「業」を同時進行しているからだ。とはいえすべて自分から選んだ道である。けれども気がつくといつも時間に追われている。時間さえあれば、もっと創作活動をすることができるのに。そう思っていた。
どうすれば時間を作ることができるのか副業や学業を始めたのはコロナがきっかけだった。本業のウェ