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旧友と思い出話をしたら文章の天才だったことと人が創作する理由に気付いた話
文章の読み書きが得意かもしれない。そう気づいたのは中学のときだった。
国語の勉強をした記憶がないのに、テストはずっと100点だった。国語に限っては新しい教科書が配られたその日のうちに載っている文章をすべて読んだし、部活と友人とのおしゃべりと恋人との時間の合間を縫って図書館に通っては気になった本を読みこんだ。呼吸するのと同じ要領で、文を読み、書いてきた。別に文章が友達というわけじゃなくて、文章も
最近小説上げれてないんですが、公募用の小説書きまくってたので実はストックは大量にあります。できればnoteじゃなくて、公募サイトでお見せできるように頑張っているので、あったかく見守ってください。待ってくれている方、本当にありがとうございます。
生き方も死に方も分からない。何も分からないし分からないままでいいかと匙を投げたら部屋にとても澄んだ音が鳴って、あぁ、これでいいんだ、と分かった気が、した。
誕生日と命日と原爆が落ちた日
私は広島県に住んでいる。親戚がいるわけでも友達がいるわけでもなく、もちろん生まれ故郷でもない、中国地方の中核都市。繁栄と観光と海と物悲しさが溶けるこの街の風が肌に馴染むのは、ただ底抜けに明るいだけじゃなく、暗いバックボーンを経た深みのある朗らかさゆえに違いない、と気付いたのは住んでから半年ほどが経過した日のこと。つまり、今日のことだった。
八月六日。
はちがつむいか。
365日の周期で
【考察】宝鐘マリン船長の新曲「幽霊船戦」がヤバすぎるので考察してみた
Ahoy!🏴☠️
普段は短編小説をアップしています、淡園織葉といいます。
みなさん、ホロライブ3期生の宝鐘マリンさんが7/30にアップした新曲、もう聴きました? MV見ました? いいよね。
もう見たよって方もまだ見てないよって方も、とりあえず見ましょう。船長をすこれ。
私はもともと船長大好きだったので、もちろん今日(7/30)の生誕ライブも楽しく見ていたんですが、その直後に発表された新曲
【短編小説】星間なき医師団
オレンジ短編小説新人賞にて”もう一歩の作品”に選出していただいた作品です。もう一歩は何が足りなかったのでしょうか。私の勇気でしょうか、それとも社会との距離でしょうか。
「あなたの手で命を救ってください」
その言葉と、街頭で手渡されたチラシに心を奪われた。
存在は知っていたけれど興味はなくて、でも実際に貧困や飢餓、紛争みたいな文字を見ると、今も地球のどこかで苦しんでいる人の姿がありありと脳裏に
【短編小説】まぁるいメガネのその奥に
大学一年の夏、フォロワー数が四桁になった日はお祝いにホールケーキを買って一人で食べた。半年後、フォロワー数が五桁になった日は彼女に内緒で高い風俗に行った。文章だけをアップするSNSで、言葉だけで、この人気を集めた。正真正銘、俺。濃縮還元。そこにちょっとした矜持みたいなものが生まれたのはフォロワー数が二万人を超えた日。つまり、一ヵ月くらい前の、東京に桜前線が到来した春の日。その日は特に特別なことは
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