ダイアナ・ウィン、と言ったらジョーンズ

ちょっと前、お付き合いを始めた友達が、馴れ初めを教えてくれた。

その時聴いてた音楽と、読んでいた本が一緒で趣味がめちゃくちゃあったとのこと。(勝手に書いてごめん....)

付き合う理由がそれだったのかはわからないけど(コロナで聞けてない)、最近じわじわと羨ましくなってきた。

わたしがこれまで読んできた本の7割、いや6割くらいは、ファンタジー児童小説だと思う。

だから9つの命を持つ魔法使いの

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ありがとうございます!幸せです。

『ココの冬眠』#24

【最初から読む】

 わたしは彼女の背中に手を置き、ゆっくりとさすった。骨ばった華奢な背中だった。

「私のこと、怒ってるでしょう?」
「そんなことないよ」わたしは心の底からそう言った。彼女を責める気にはとてもなれなかった。

「いいえ、あなたは私に怒る権利があるわ。あなたが言った通り、私は無責任なことをしたもの。だって自分で自分を放り出して、あなたの存在をなかったことにしようとしたんだもの」

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110話 衝突

夢のカケラを集める方法を話し合う者達。ファミリーの御隠居、向人の屋敷の田中家、そしてコントラのドミノとシイナ。ドミノは夢主の夢を傷つけない夢のカケラの採取方法を提案した。それは、夢主と思いを共有し、コントラの感覚をかじらせるというものだった。

※ ※ ※

大きな机の上で俯いた守護柱・リスのラルーは小さな息を吐いた。

ファミリーの御隠居、向人の田中一族、そしてコントラのドミノとシイ

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感謝します!
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バーチャル彼女を現実世界に転生させてみた#9

そう言って、レイに立つよう促し、研究室の鍵を開け、部屋に案内した。
電気に照らされた20畳ほどの広さの部屋には機械や工具が雑然と置かれており、その中に3体のアンドロイドらしきものが床に寝かされて、その上にフードが掛けられていた。
教授はレイを応接用のイスに座るよう促し、自分も向かいに座ってから、レイに尋ねた。「そもそも君は誰なんだ。ここの学生なのか。そして、君がそこまで僕のアンドロイドを欲しがる理

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バーチャル彼女を現実世界に転生させてみた#8

御厨(みくりや)教授の顔や容姿はネットで確認していたが、念のため写真をプリンターで出力して持っていく事とした。大学の構内で御厨教授の研究室を学生に聞いて訪ねてみたが、不在のようで、研究室も鍵が掛かっていた為、止む無く戻って来るまで待つ事にした。しかし、午前中からずっと待っていても教授が戻ってくる気配はなく、本当は大学の職員に今日の予定とかを聞けばいいのだろうが、怪しまれるのが落ちなので、とにかく教

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バーチャル彼女を現実世界に転生させてみた#7

レイ「まあ、何はともあれ、とりあえずは、サナのデータをゲーム会社から転送させることが最優先だな。」
  そう思ったレイは早速、サナのAIソフトと1年間の記憶がどのくらいの容量があるか分からないので、現時点で購入できる最大容量の10テラバイトのハードディスクとパスワード解読ソフト、サナのAIを読み出すソフトをネット経由で購入した。
そして、サナの指示の元、遠隔で恋愛ソフト会社のサーバに解読ソフトを使

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バーチャル彼女を現実世界に転生させてみた#6

サナ「今、ちょっと、その御厨さんの情報を調べていたんだけど、色々なインタビューや著書なんかをザーッとみた感じでは、かなりの変わり者みたいで、彼はアンドロイドを世の中に生み出し、新たな種族として人間と同等の権利を獲得することを目指しているらしいの。そうすることが、引いては人間同士のくだらない争いをやめさせ、来るべき、宇宙人との交流を迎える前段階とするんだって?なんかぶっ飛んでいるよね。でもこれだけ変

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ヒストリア王女の結婚 6

あの演奏会以来、エリザベス王太后はエヴァンのことを気に入ったようだった。屋敷に招待されることも増えていった。
 ある時、エリザベス王太后は言った。
「エヴァン、あなた、結婚する気はないかしら?」
 あまりに唐突な言葉に、エヴァンは困惑して眉を寄せた。
「残念ながら、呪われた伯爵と結婚するような令嬢はいません」
「あら、それなら大丈夫よ。わたくしの孫娘だから。ほら、この前スヴェル公爵についてお話しし

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『ココの冬眠』#23

【最初から読む】

 森の空き地の真ん中で、彼女はベンチに座るでもなく、仁王立ちでわたしを待ち構えていた。わたしの姿を見つけるやいなや、彼女はつかつかとわたしに近付いてきた。地面はやわらかく湿った腐葉土であるはずなのに、彼女の足音はやはりヒールでコンクリートの上を歩いているようなかつんかつんという硬い音をしていた。

「あなた、寝たのね?」彼女は訊いた。面喰らってなにも答えることのできないわたしに

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わーーーーい🥳
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千年巫女 −前編−

ベラゴアルド短編奇譚

 白鵜は嫌いじゃない。こうして鼻先や頬にあたる冷たい雪を感じ取れるから。でも緑鳩のほうがずっとすき。だっていろんな匂いがするもの。赤燕も匂いはするけど、ちょっと暑いよね。着替えは本読みが三回来てからだから、身体が臭くなっちゃう。でもね、本当は、自分の匂いはどんなに臭くっても、嫌いじゃない。

 なんていうか、生きてるって感じられるから。

 オトネは心の中で呟きながら、架空

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めちゃくちゃうれしいぞ
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