吉穂みらい

こちらは創作サイトです。

吉穂みらい

こちらは創作サイトです。

マガジン

  • Introduction

    紹介していただいたり、紹介したりした記事を残しておくために。

  • 『眠る女』感想

    『眠る女』にいただいた感想

  • 創作大賞2024 感想文集

    2024年の創作大賞で読んだ作品の感想

  • 珠玉集

    心の琴線が震えた記事

  • 文学フリマ「吉穂堂」に来てくださった方々

    2024年5月の文学フリマで「吉穂堂」に来てくださった方々の記事です

最近の記事

  • 固定された記事

タケナワモールワラシ【ピリカ文庫】

 北川屋グループ「タケナワモールKITAGAWAYA」は今年、オープンして20周年を迎える。   山本奈津子は21年前、産休を終えて北川屋グループの総務部に職場復帰した。結婚・出産まで本社のある恵比須に勤めていたが、地元の軒並市に近い竹縄市に百貨店を核にした巨大ショッピングセンターができると聞き、さらにそこに北川屋グループが参入すると聞いて、転勤願いを出した。  当時は出産したばかりだったため、家から近いところに勤務先が参入する商業施設ができるのは幸運だと思ったし、地域密着

    • 創作大賞感想【北風のリュート/deko】

       『北風のリュート』の第一話が投稿されたのは、5月20日のことである。  そして先日、ついに最終話が投稿された。7月16日のことだ。  5月、誰もが「おおっ、来たな。dekoさんの新作だ。どんな話なんだろう、楽しみだ!」と思ったに違いないその日からおよそ2カ月間。どれほどのnoteの仲間がほぼ毎朝の更新を楽しみにしていたいたことだろう。  dekoさんは、noteで大河ファンタジーの超大作を連載中だ。  エンデの『はてしない物語』や『指輪物語』『ナルニア物語』など古典的

      • 創作大賞感想【大阪城は五センチ/ヱリ】

         7月半ばの早朝、ヱリさんの『大阪城は五センチ』が最終話まで全部、投稿されているのに気が付いた。  舌打ちをした。気づかなかった自分に。なんでなん?と怪しい関西弁で思う。関西弁風なのは『大阪城は五センチ』が関西弁だからだ。すでにモードに入っている。  待ち構えていたのに。ずっと待っていたのに。  投稿されたら速攻読む気でいたのに。  いやいや、これは同日深夜に立て続けに投稿されている。スタンバっていた私の落ち度ではない、はず。良かった。今日はお弁当が要らない日だから、このま

        • 勢いで投稿した創作大賞作品。投稿したことに満足して読み返さなかったのだけど、改めて読み直したら、なんと!最初のパラグラフの「直したとこ」が直ってなかった!!マジか!そんなこともあります。えー。もう皆さん読んじゃったあとだよ😭原稿、読み直したほうがいいみたいです・・・くぅぅ😭

        • 固定された記事

        タケナワモールワラシ【ピリカ文庫】

        • 創作大賞感想【北風のリュート/deko】

        • 創作大賞感想【大阪城は五センチ/ヱリ】

        • 勢いで投稿した創作大賞作品。投稿したことに満足して読み返さなかったのだけど、改めて読み直したら、なんと!最初のパラグラフの「直したとこ」が直ってなかった!!マジか!そんなこともあります。えー。もう皆さん読んじゃったあとだよ😭原稿、読み直したほうがいいみたいです・・・くぅぅ😭

        マガジン

        • Introduction
          49本
        • 『眠る女』感想
          5本
        • 創作大賞2024 感想文集
          9本
        • 珠玉集
          345本
        • 文学フリマ「吉穂堂」に来てくださった方々
          28本
        • 吉穂堂で会いましょう
          7本

        記事

          星々文芸博に行ってきました

           7月14日(日)に開催された「星々文芸博」に行ってきました。  marmaladeさん&geekさんという超豪華なお二人と!  先日の「すまスパ」のご縁で、marmaladeさんにお誘いいただきました。   前回の文学フリマでは「店主」でしたが、今回は「お客」です。  「星々文芸博」には、福島太郎さんがいらっしゃるというのをnoteやXで見たのでのです。しかも、ウミネコさんのお隣のブース、というではありませんか。  行きたいなあ、と思いました。なぜなら、文学フリマのと

          星々文芸博に行ってきました

          創作大賞感想【バースデーバルーン/ソウアイの星/青豆ノノ】

           青豆さんとの出会いは、いつだったのだろう。  いや、覚えている。昨年。昨年の夏、私は「青豆ノノ」さんを知った。  コメントをしたのは、おそらくこれが最初、だと思う。  そして、さらにこちらでガツンと衝撃を受けた。  先ほど私は、出会いは昨年、と書いたが、本当だろうか。昨年?何かの間違いではないだろうか。ずっと前から彼女の作品を読んでいる気がする。それもそのはず、青豆さんは多作で、月にある日数の軽く1.5倍くらいは記事を更新している。note内の企画ものにも数多く参加し

          創作大賞感想【バースデーバルーン/ソウアイの星/青豆ノノ】

          創作大賞感想【メリー・モナークin大原田/とき子】

           読み始めたのは連載が始まった時だった。  これは一気読みがいい、と思って少し待つことにしたら、しばらく読む機会を失ってしまった。  「読む」タイミングとは不思議なものである。  今、私にとってこの物語の印象は、読み始めの印象と全く異なっている。なぜなら読み始めたあの日と、今の私は違っているからだ。感じ方も、もちろん違っている。なぜなら、私は今、「姉ちゃん」こと花乃とある意味同じ立場になってしまったからだ。母の病がわかった。このひと月余りの間に。  そして一気読みして

          創作大賞感想【メリー・モナークin大原田/とき子】

          創作大賞感想【花畑お悩み相談所/穂音】

           穂音さんとは、文フリのときに初めてお会いした。  慌ただしい中でご挨拶し、ほとんどお話もできずにさよならの時間が来てしまった。  あれっ、何だろう、この感じ。  いないと寂しい・・・さっき初めてあったばかりの方なのに。  そんな余韻を残す存在感を持つ、穂音さんは、多才な方だ。  音楽を作り、お話を作る。 (下はウミネコ制作委員会さんのPVの音楽)  正直、穂音さんの物語のすべてを追い切れてはいない。『長夜の長兵衛』のお話を少しずつと、前々回の文フリのときにRyeさんにお願

          創作大賞感想【花畑お悩み相談所/穂音】

          今日は吉穂堂に搬入、その後『星々文芸博』にお邪魔してきました。文芸博についてはまた次回。今日搬入した『他人のそら似』は、新刊です。自分の作品の中でとくに好きな作品です。『飛鳥』の裏、『春告鳥シリーズ』の裏。ふたつを繋ぐ物語。 まだ1巻しか刷っていませんが、良かったらぜひ!

          今日は吉穂堂に搬入、その後『星々文芸博』にお邪魔してきました。文芸博についてはまた次回。今日搬入した『他人のそら似』は、新刊です。自分の作品の中でとくに好きな作品です。『飛鳥』の裏、『春告鳥シリーズ』の裏。ふたつを繋ぐ物語。 まだ1巻しか刷っていませんが、良かったらぜひ!

          創作大賞感想【残夢/豆島圭】

           豆島さんの作品を本格的に読み始めたのは『いかのおすし』からだったと思う。  1話目からではなくて、途中から読んで追いかけていった記憶がある。春ピリカで一躍有名人になった(と勝手に思っていた)豆島さんの長編と言うことで、心して読まねば、と思った。  一読して、学校のことに詳しい、とまず、思った。たいていの人は学校モノだったら「1時間目」から始めるものではないだろうか。  「登校からが学校」。この感覚は学校関係に勤めるひとっぽい、とも思った。その後他の記事の中でなんとなく「

          創作大賞感想【残夢/豆島圭】

          『眠る女』あとがき

           創作大賞用の作品を投稿し終えたので、今は創作大賞参加作品の感想にかかっている。感想を書いておきたい作品が沢山ある。まだ読んでいない作品も、その倍以上、ある。    完結してから感想を書こうと思っているので、それまでコメントは控えている。完結した作品から、順不同で、少しずつ感想を投稿していこうと思っている。  『眠る女』は、以前書いて時々手を入れながら放置していた。  このたび創作大賞に参加しようと思って大幅に手を入れてみた。  私にとって過去作は過去作ではない、というよ

          『眠る女』あとがき

          創作大賞感想【『月に背いて』『日輪』/渡邊有】

          渡邊有さんのことを知ったのは、海人さんの紹介記事だった。  ほぼ1年後に、この記事に名前がある全員が「吉穂堂」に集結するとはだれが想像しただろうか―――。  さて、一番上の紹介記事『noteで書く小説②』で海人さんは、渡邉有さんを絶賛している。  その渡邊さんの作品(昨年の創作大賞の応募作品)は、『弦月』だった。  私も、この作品のギリギリ感、すれすれ感、というのだろうか、日常と非日常、狂気と正気の「あわい」のような世界観が、たまらない魅力だと感じた。  そして満を

          創作大賞感想【『月に背いて』『日輪』/渡邊有】

          創作大賞感想文【エロを小さじ1/半径100m】

           今年は創作大賞、どうしようかなあ、と思っていた。  特に今年はガチ勢の祭典になるはずで、文フリで力尽きてしまった私は見送るしかないなあ、と思っていたのだ。  で、諸々省略するけれども、京都に行った(省略しすぎ)。  そこでどういうわけか変なエナジーをチャージして、創作大賞の片隅で「踊る女」になることに決めたのだった。  「文学フリマまつり」の後、どうしようかなと思っていた「創作大賞まつり」に行ってみることに決めた、そんな感じだ。  そのお祭りの楽しさを、まず最初に身体を張

          創作大賞感想文【エロを小さじ1/半径100m】

          創作大賞感想文【針を置いたらあの海へ/早時期仮名子】

           初めて仮名子さんの小説を読んだとき、「みぃつけた」と思った(なんかこういうホラー映画あるらしいですね。怖いですね怖いですね)。  しばらく無言で(?)連載を読んでいたのだけれど、ある時我慢できなくなり、こちらの記事にコメントした。  そう。当時、仮名子さんは「紗綾子さん」だった。「小説を書いたことがない」とタイトルにあったが「絶対、嘘」と思った。笑  その後、ペンネームがいくつか変わったのだが、その間、小説の方も着々と変化を遂げた。というか、彼女のスタイルは、note上

          創作大賞感想文【針を置いたらあの海へ/早時期仮名子】

          因習Cut it out! #シロクマ文芸部

           手紙に這う虫のような字を、解読できずに弱り果てた。  代替わりした先方は、乱筆ですがお手紙いたします、とメールで伝えて来ていた。メールで手紙を出します、というのはいかがなものか。メールでいいのではないか。なぜあえて、手紙を書かなければならないのだろう。しかも、この字。  読み難いかもしれませんが、と最初はだいぶご謙遜のようだと思ったが、本当に読みづらい。読みづらい、というより、読めない。  小さな細かい字は、蟻の列のように見える。虫メガネで見ても、ただ単に字が小さいのではな

          因習Cut it out! #シロクマ文芸部

          すまスパおよばれ体験記&ピリカ文庫3周年記念朗読回「誕生」~思いがけない吉穂まつり~

           声のお仕事をしたいと思ったことはないのだが、地元で「アナウンス教室」というのに通ったことがある。  アナウンサーの基本中の基本を、少しだけ教わった。  発声とか話題作り(『木戸に立てかけし衣食住』も初めてそこで聞いた)、声で伝えるというのはどういうことか、などなど。地方で長年アナウンサーをされていた方が講師で、丁寧に教えてくださった。  先日、念願かなって「すまスパ」の配信におよばれした。  こんな私を呼んでくださった「すまスパ」のピリカさん、marmaladeさん。太

          すまスパおよばれ体験記&ピリカ文庫3周年記念朗読回「誕生」~思いがけない吉穂まつり~