体が火照るほどに息苦しい
手足切り落としたいほどに熱を帯びる
私が愛を掬う計りの程を知る頃
君が可愛がる犬のこと憎らしく思うの

小さな町に提灯の明かりが瞬く
点滅はされど燦々とそう悠々と

あなたの声は聞くと静謐になれる
耐えきれず堅牢となる日々はもう

息ができないほどの
冷たい水がほしい
冷たくて終わりに向かう
今その一瞬、求めたら
体がそっと前を向く

向日葵が綺麗に伸び咲く庭
蝉は集まら

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世界からダジャレが消えたなら ①

「中央線が青梅でシカと衝突して遅延しているそうです。

シカたない・・・」

カヤコが働く職場での会話です。会話の主は何をしているかわからない重役である。面白いと思って話しているから、タチがいいのか悪いのかわからない。

カヤコの対応はいつも同じで、無言・無反応と決めている。

いつか、世界からダジャレが消えたなら・・・平和になるのだろうか?

世界から消えなくていい。

せめて職場から消えてくれ

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Thanx🎵ありがとうございます💛

【文字の風景⑥】江の島

大橋を渡り終えると、江の島は闇に包まれていた。

昼間の喧騒は落ち着き、いくつかの店は戸締りを始めている。しかし、江の島弁財天へ向かう参道はまだぼんやりと灯がともっていた。

歴史を感じさせる木造建築と、海に囲まれた島らしさのある郷土品・名産品店が立ち並ぶこの通りは、ずっと昔から変わらないであろう独特の活気をまとっている。

江の島は山だ。一番そう感じるのは、勾配の付いた坂道を登る時である。山は、

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たまにイラストが出ます!
3

苦痛のモニュメント

新しい暮らしがやってきて、在宅ワークと出勤が半々くらいでやや在宅ワークが多いだろうか。家で仕事をするようになって、あんなに嫌いだったオフィスと言う場所は実は仕事をすることに随分と最適化された場所だったのだなと思うようになった。どこでやっても苦痛なものは苦痛だが、家での仕事はなにかと効率が悪い。その一番の原因は会社から在宅用に渡されたノートパソコンがあんまりにも小さいことにある。

「在宅ワークは緊

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ありがとうございます!
4

恋とそれは、、

誰もいない校舎、セミの鳴き声。

青空と、照りつける太陽。

夏休みなのに学校にいるのは、

園芸係の、水やり当番だから。

そして、…あの人に会う為。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『 だーーれだ!! 』

突然、視界が暗くなり、

目元に、柔らかい手の感触。

そして、耳をくすぐる可愛らしい声と、

甘い香り。

「……このみ、、せん、せい?  」

『  んふふ…、あたりー!  

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LOVE YOU ONLY

Love you only

君だけが好きだよ

いつも無理して笑顔を作る君に言った

君が1番だよ

年下の可愛い君に言った

君を一番に想ってるよ

3年記念日に君に言った

君のことが一番好きだよ

ダメな男に振り回されてばかりの君に言った

君だけを愛してる

タバコとお酒が好きなくせに虫は嫌いな君に言った

君にしか興味ないよ

飲み会で隣だった君に言った

、、、、、、、

今思えばた

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熱狂的だった私。

私、熱狂的なSPEEDファンでした。めっちゃ憧れたなー。アクターズスクールに入りたいと思い詰めるほどに、SPEEDに恋い焦がれていました。私の小学校時代はSPEEDと共にあったといっても過言ではないですね。解散してからは私も燃え尽き症候群のようになってしまうほど悲しかったのを覚えています。あんなに熱狂的に好きになれたのは、後にも先にもSPEEDだけでしたね。

そこから月日は流れて、大学の時に私と

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夜の飛行機。

私は夜の飛行機に乗るのが好きだ。昼とはなんとなく雰囲気も違う気がする。暗い飛行機の中とか、夜の月明かりに照らされた雲の感じとか、窓から見下ろす夜景とか。思わず酒を注文してしまう。なんとなく、大人の時間だなと感じる。

もう10年近くも前のことだけど、当時私は遠距離恋愛をしていたので、よく飛行機に乗った。仕事が終わって、すごく急いで、ぎりぎり乗れる時間の飛行機を予約していたのを思い出す。金曜日少し早

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【文字の風景⑤】蝉時雨

朝の産声間もない空に、紫煙がくゆって消えていく。

朝7時。私は、ベランダに出て煙草を吸っている。空は冴えない色をしていて、吹く風はじき来る夏を感じさせない涼しさだ。階下からはトラックの走行音が、街の目覚ましアラームのように響く。

愛用のアメリカンスピリットの1mgからのぼる煙は、空と同じ冴えない色をしている。煙草から抜けだして間もない内は、アール・ヌーヴォーのような曲線を描きながらその姿を主張

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♡♡ 倍返しだ!
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辛酸なめ男

以前付き合っていた北関東の男。 そこまで遠くもないけれど、だからと言ってちょくちょく会える距離でもないので一カ月に一回程度会っていた。 仕事は宅配便のドライバー。 CDを集めるのが趣味で、デートでも都内のショップ巡りばかり付き合わされていた。 彼女は十年以上居なかったようで、田舎の朴訥とした、少々訛りもある男だった。 ただそういう男ほど頑固な部分もあったけれどあまり気にはならなかった。
 ある時、

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わっしょい!有難う~!
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