言葉にふさわしい人間になった。

「愛しいあなたへ」

「バカ」と呼ばれた。

私は「バカ」にふさわしい人間になった。

「キチガイ」と呼ばれた。

私は「キチガイ」にふさわしい人間になった。

「出来損ない」と呼ばれた。

「無能」
「クソ」「不細工」「雑魚」
「アスペ」「恥ずかしい奴」
「死んでしまえ」「来るな」
「居なくていい」「邪魔」
「ビッチ」「ゴミ」
「マヌケ」「障害」「キモイ」
「最低だ」「失望した」

私はそれらの

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従妹のおすすめの文庫本()|短編小説

青春活劇だと思ったら最終的に恋物語になったときの行動を述べよ。
 なお登場人物は男だけとする。

 答え・とりあえず本をベッドにぶん投げる。

 俺は顔を両手で覆って、しばらく停止する。だがしかし七割読んだ後では手遅れである。この小説を「読んでね!」と持ってきた従妹のキラキラとした顔が脳裏に過ぎってぶん殴りたい気持ちになった。
 従妹、従妹よ。これBLじゃねえか。何を普通に渡してきやがるんだせめて

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星空案内所*wishes(25)

機械をいじる操作台は左横に位置していた。
私達のいる場所からは松さんが座っている姿が見えるけれど、客席からは見えないようになっていた。

松さんの脇にいた二瀬さんが、台の横の小さい階段をつまずきそうになりながら急いで降りてきて、私達のとこへ来た。

「はー危ない危ない」
「大丈夫ですか!気をつけてくださいよ」
「ああ、そうだな。えー、君達は常にお客様に目を配って、何か不審なものがあったり怪しい人が

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Thanks for checking my essay.♪
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応援よろしくお願いします!

本日より、アルファポリス様にて第11回ドリーム小説大賞が始まりました。
一年以上にわたり力を入れて執筆している「羽倉茶葉店~癒しの紅茶と魔法のセラピー~」エントリー中です。

本作品は、HSPで現実しか信じない紅茶アドバイザーの青年・乙女と、マイペースでイケメンな魔法使いの羽倉を中心とした短編連作です。
紅茶に関する知識や雑学はもちろんのこと、オカルトやSFなどのネタもたくさん使いつつ、この現代を

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アールグレイはお好きですか?
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【創作小説1/5】出来の悪い子供は、生きてるだけで罪なのだ。

※この小説はフィクションであり、実際の人物・地名・団体とは一切関係がありません。この作品はこの世に存在する誰かをモデルとしたものではなく、完全なるフィクションです。当作品をご覧になり気分を害された場合でも、当方は一切責任を負いません。閲覧は自己責任でお願いいたします。

※本編は最後まで無料で閲覧できます。あとがきは投げ銭用に有料公開とさせていただきます。

「生まれてこなければ、よかった」

 

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うれし~!スキって言葉、大好きっ☆

昨日見た夢を思い出せない 7(中編小説)

からんと店の扉の上についたドアベルが鳴り響き、凍るように冷たい風がさっと吹き付けてその子は冬の隙間風と一緒に入ってきた。
伊笹が顔を上げると、汗をかいて髪は乱れていた。まるで風に巻かれでもしたかのように。

なぜ?
なぜあの子はあの時、あの場に来たんだろう。

取引先の女上司が嵐のようにやってきて、勢いよく見合いの話をして出て行った日には飲み会があった。取引先の若手が知り合い同士、何人か声を掛け合

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私もスキです!(noteテンプレのおすすめに乗っかった)
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フィクションです。

急ですが、私は死ぬことにしました。
今までありがとうございました。最後に言いたいことは、

「人のことを見て、才能の芽を潰すのはやめよう😊」

ということです。😌

人前に立って仕事をしてきました。
「二の腕が太いね」「首が太いね」「肩幅が広いね」
「太ったね」「顔、可愛くないね」「デブだね」
色んなことを言われました。

「ブス」「そのレベルの子はいくらでもいる」
ありがとう、教えてくれて。

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皮算用

そろそろ寝ますか?

 いや、まだお風呂これからだから。

 そうなんですね、じゃあまた。

 そっちも仕事頑張って。もうこんな時間だし、なるべく早く寝てね。

 先々週の合コンの相手とのLINEを終えて、私用パソコンを閉じた。デスクの上には会社貸与のパソコンがスリープ状態に入っていた。長く待たされて不貞腐れている彼を起こすと、現れたPowerPointのページは真っ白。ブレーク用のイラストを左下

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[白い王冠01] 04.

視界が明るくなると同時に2人の歓声が上がった。

「ああ、それよ、それ!!」
「おお!それだ!ありがとなぁ!」

二人にあたたかく出迎えられたそれは、水色やピンクで鮮やかに装飾された陶器のまん丸い豚の貯金箱だった。

うん、確かにとっても大切なものだ。

僕は『ご苦労様』と囁いてアースドラゴンを再び自分の中に収める。
ゆっくりと自分の目を開くと福の神の顔に戻ったおばさんが満面の笑みで「本当にありが

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smile(*^-^*)
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理想のお墓|短編小説

花壇の中央に、優美な桜の木が一本植わっている。女性の腕程の太さもない、けれどしなやかな若木だ。その桜を囲うように、花壇には無数の円柱型の石材が埋められている。手のひらほどの大きさの、御影石で出来た円柱だ。大半は花壇の土の中に、指先程度だけ地面の中から顔を出して、綺麗に切り取られた円柱の表面が太陽を反射して白く光っていた。
 御影石――――つまり、墓石だ。整然と桜の周りに植えられた墓石のいくつかには

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