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日本語の中に生き続けた漢文 【読書感想文】
「漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?」(加藤徹著、光文社新書)を読みました。
書名になっているのは「漢文」ですが、サブタイトルにあるとおり、日本のことが述べられた本でした。
歴史を語るとき「文化史」「政治史」と大きく分けられることがありますが、この本は「漢文史」だと思いました。
漢文という断面から見た日本史です。学校の日本史で聞いた名前もたくさん出てきます。
自分に「漢字文化圏」のアイ
「これから詩を読み、書くひとのための詩の教室」(松下育男著、思潮社発行)を読みました。
この厚みを通る間、詩に浸って、詩の口まねをした言葉が表に出てきました。
手元に置いて読み返したいです。
漫画感想文「ガラスの仮面」37巻 美内すずえ(花とゆめCOMICS)
この巻は、感情がたかぶって、思いを言葉に落ち着かせるのに時間がかかります。
全巻から引き続き、マヤと真澄二人の雨宿り。
マヤはついに真澄への思いを自覚します。
夜が明けるまで、マヤの視点に寄った描写でシーンが進みます。
マヤの自覚と思い、真澄の女優マヤへの思い、真澄の見合い相手・紫織さんの存在、けれど薪がなくなり温めあって眠る……。
一連のシーンの中に心の浮き沈みが激しいです。わたし的には最初の