読書感想文『余命10年』小坂流加(文芸社文庫NEO、2017年) 終盤で、いつになく泣きました。物語を読んだり観たりしていて涙腺が刺激されることはあっても、涙で文字が読み取れなくなることって、あんまりありません。 悲嘆がほとんど書かれないところが、リアルです。
余命10年 余命10年を宣告された茉莉と、茉莉に生きる希望をもらった和人。2人は恋に落ちるが⋯ 人生の最期の時まで、自分が想える相手がいて、また、自分を想ってくれる人がいるってとても幸せなことだよね。