ワンフォレスト@本紹介

2021. 11~ ~今日という1日にときめきを~ 🙁暇な時間何しよう。 🤨GW、夏…

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2021. 11~ ~今日という1日にときめきを~ 🙁暇な時間何しよう。 🤨GW、夏休み何して遊ぼう。 💁そんな方々必見!おすすめ本紹介 ⚠️個人的なDMは対応できかねます。 各種SNSへはこちらから👇 https://lit.link/oneforest

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名刺代わりの小説10選 2024.3

    • サンショウウオの四十九日

      朝比奈秋 2024年 ・あらすじ ・感想 7月に発表された、今年上半期の芥川賞の作品です。ようやくお金に余裕が出てきて、8月の初めごろに購入しました。 一つの体を有しながら二つの人格を持つ人のお話で、普通の人のように生きれない苦しみや、葛藤が描かれていました。そこは去年上半期の芥川賞『ハンチバック』に大きく似ているように感じました。 人並みの生活が送れない。人と違う状態だからこそ、周りと同じような生き方をしたいと葛藤する姿は本当に苦しさそのもので、読み手である私にも

      • 今日という1日にときめきを きらきらした本3選

        ・この夏の星を見る 辻村深月 コロナ禍で様々な行事が中止に。「何もできない」を、「何かしよう」と思い悩み、行う学生を描く。 星を見るという題名の通り、キラキラしたお話でした。コロナでも青春は終わる。この状況のコンテストに人や時間の尊さを感じることが出来ます。 刊行年:2023年 刊行元:KADOKAWA 定価:2,090円(税込) ・汝、星のごとく 凪良ゆう ―わたしは愛する男のために人生を誤りたい。 生きることの自由と不自由を綴ってきた筆者が紡ぐ、ひとつではない愛の物

        • 美しい距離

          山崎ナオコーラ 2016年 ・あらすじ ・感想 ちょっと重い感じの小説を選びました。しかし、人生を考えるうえでとても重要なことのようにも感じます。 ある夫婦はそれまで幸せに暮らしていました。しかし、奥さんの方が、ある時がんに侵されてしまいます。発見時点でもう手の施しようがない状態でした。延命治療を施しながら、何とか生き延びさせようと医者たちは考えていたようですが、それには応じず日に日に、衰弱していくばかりでした。延命をすることが、必ずしも正しいというわけではないという

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          お盆に読みたいおすすめ本5選

          ・サンショウウオの四十九日 朝比奈秋 「周りからは一人に見える。でも私のすぐ隣にいるのは別のわたし」 何とも不思議な感覚になりました。「えっ?私自身じゃないの」と まだ読んでいませんが、これは目が離せませんね。 刊行年:2024年 刊行元:新潮社 定価:1,840円 ・バリ山行 松永K三蔵 『バリ山行』と聞いたとき、すぐにはどういう作品かはわかりませんでした。登山にまつわる話なのか、それとも自然と人々の暮らしにまつわる話なのか。どうやら、二つの側面をもつ作品だと推測で

          お盆に読みたいおすすめ本5選

          忘れてはいけない。平和に関する本

          ・アンネの日記 アンネフランク ユダヤ人だった彼女はナチスからの迫害を逃れ続けてきましたが、1944年ついにナチに連行され、壮絶な死を遂げます。この作品は異常な時代の中で、多感な思春期を過ごした少女の夢と悩みを綴った日記です。 以前から興味はあるものの、まだ一度も読んだことがないです。この本は人生で一回は読むべきなのではないかと考えております。 刊行年:2003年 刊行元:文藝春秋 定価:1,056円 ・戦争日記 鉛筆1本で描いたウクライナのある家族の日々 オリガ・グ

          忘れてはいけない。平和に関する本

          その選び方大丈夫?本屋か図書館か

          いつもは本紹介ばかりしているのですが、「たまにはこういう感じの解説っぽいこともあってもいいかなぁ」と思ったので、作ってみました。 今日は「書店が良いのか、図書館が良いのか」をテーマに、お話ししていきたいと思います。私も本を読みたいと思ったとき、図書館を使うこともあれば、本屋を使うこともあります。まあ、よくあるパターンの一つですよね。 私は本屋派! 本屋だと、話題になっている本を読みたくなった時でも、すぐに手に入りますよね。最近芥川賞・直木賞発表されていましたが、ああいう

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          メンタル回復によさげな小説5選

          ・ランチのアッコちゃん 柚木麻子 見るからにおいしそうな名前ですね。 「ちょっと怖そうな上司から、突然一週間のランチ交換を命じられる」とのことですが、ちょっと怖い感じの人がみせる意外な一面とかも面白いですよね。 刊行年:2015年 刊行元:双葉社 定価:591円(税込) ・かもめ食堂 群ようこ これも美味しそうな名前ですね。 海外のしゃれた感じの食堂と、一冊目とはまた少し系統が違う気がしていいですよね。独特な感じの場所は疲れた心も癒されますよね。 刊行年:2008年 刊

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          ツミデミック

          一穂ミチ 2023年 ・あらすじ 第171回直木賞受賞作(2024年7月) ・感想 コロナ禍を描いた作品でした。とはいっても、一括りにできるような内容ではありません。感染症本体はもちろん、コロナが巻き起こした弊害とそれに伴う人々が感じる圧迫感や閉塞感についてもしっかりと描かれておりました。 失業して転職したり、これからどう生きていこうかと悩んでいる姿、借金をそこから借りて何とかしようと試みるものの、返せないうちにどんどん膨れ上がっていき、働き詰めた結果入院することに

          見逃してたら勿体ない💦 観て読んで楽しめる♪ 映画化された文学作品5選

          ・ある男 平野啓一郎 『マチネの終わりに』著者の平野啓一郎さんの別作品のようです。 ある家族が描かれていますが、大切な人を失ったり、思わぬ素顔が分かったりと、とても壮絶な話だと感じます。 ・何者 朝井リョウ 就職活動を目前に控えた大学生たちが描かれています。 人生の節目の大事な時期、本音や自意識といったものによって次第に関係性が変わってくるところが、色鮮やかに描かれているようです。 ・マチネの終わりに 平野啓一郎 この記事を書いている時点では、この作品をちょうど読ん

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          私の気になる新刊 2024年8月 5選

          猫と涙と昼行燈 公事宿まんぞく庵御裁許帖 相沢泉見 ちょっと時代小説テイストなのかな…。 現代の忙しさとは少しちがう、懐かしさを覚えるようなゆったり感と、人情味のある温かさが描かれているという印象です。 発売日:8/1 刊行元:ポプラ社 予価:814円(税込) いっぺんさん 朱川湊人 朱川湊人さんの作品ですよね。この間「満月ケチャップライス」を紹介しましたが、その時の作家さんです。朱川さんの作品に出てくる人って、ちょっと「変人」ぽい人が多い気が…。 この作品も印象の強

          私の気になる新刊 2024年8月 5選

          マチネの終わりに

          平野啓一郎 2016年 ・あらすじ ・感想 こちらも先日図書館に行ったときに見つけた作品です。表紙だけは前々からSNSでよく見ていたのですが、あまり、読む機会を得られず…。 2人の男女についての恋愛を巡るお話です。とてもドロドロしていて、切なかったです。アーティストとジャーナリスト、この二つの職種が対比されて描かれており、その間を縫って恋愛模様が描かれていたというのがまず見所です。 2人は恋模様は途中まではうまくいっていたようですが、男側である蒔野(まきの)があるメ

          今月の本紹介まとめ 2024年7月

          ・1日10分のときめき 石田衣良 2024年 慌ただしい日々の中に一日一編、極上の物語を――。 日常生活におけるさまざまなときめきについて描いた作品集。 皆さんは日常生活に「ときめき」を感じるときはありますか。私は「ときめき」と聞くと何か思い出のようなものを連想します。 刊行元:双葉社 定価:660円(税込) ・満月ケチャップライス 朱川湊人 2012年 中学生の進也の家に突如上がり込んできた男、チキさん 二人は瞬く間になついてしまったが…。 おいしくて不思議な物語

          今月の本紹介まとめ 2024年7月

          フォロワーさんおすすめ、今気になってる本5選

          ・バスタブで暮らす 四季大輔 「バスタブ!?」と思い最初は目を疑ってしまいました。 でもその背景には職場になじめないという現代人特有の、悩みからくるものだったということが分かります。私も少しわかる気がしました。普通になれない環境って、怖くて精神的にきたりしますよね。逆に言ってしまえば、慣れちゃえばどってことないのかもしれないですが…。ここまで極端なのかと言われると、ちょっとどうなんだろうという感じもしますが、誰しもが一度は悩むことなのだと思います。 ・クスノキ番人 東野圭

          フォロワーさんおすすめ、今気になってる本5選

          しずく

          西加奈子 2010年 ・あらすじ ・感想 6月に紹介した『さくら』の著者、西加奈子さんの別作品です。コロナの隔離期間が終わって、この間初めて外に出たのですが、その時そんなに遠くにも行けないので、近くの図書館に行ってきました。その時に、こちらの作品を見つけました。 「恋人の娘を一日預かることになった」というところから物語は始まります。もともと子ども嫌いだった「私」はいろいろと手を焼くことになりました。日々子どもには作り笑顔に、ご機嫌取り。本当に大変そうでした。それを通し

          もうすぐ夏休み! 読書感想文におすすめな本10選 中高生編

          投稿予定日 7/22 ・カラフル  森絵都 ひとこと 誰しもがどこかで失敗する人生。だが、失敗しただけですべてが終わりではない。むしろ、これからが始まりだということが分かる一冊。 初版刊行:2007年 定価:715円(税込) ・車夫  いとうみく ひとこと 高校中退という苦難に見舞われながらも、思わぬところで自分の特技が認められ役立つところに良さを感じます。 初版刊行:2019年 定価:814円(税込) ・羊と鋼の森  宮下奈都 ひとこと 何年か前に映画

          もうすぐ夏休み! 読書感想文におすすめな本10選 中高生編