BMD44

音楽とコーヒーが好き。 日常の中で感じたこと、考えたことを気ままに書いていきます。

BMD44

音楽とコーヒーが好き。 日常の中で感じたこと、考えたことを気ままに書いていきます。

最近の記事

「青春18×2-日本漫車流浪記-」レビュー(その4)~紀行エッセイと映画・2つの「青春18×2」~

※ネタバレしかありませんので、映画をご覧になってからお読みください。 ■もしも原作どおりに映画をつくったなら・・・ 映画を見た後で「Love Letter」と「余命10年」を見て、さらに原作を読んだら、驚きと納得が渋滞してまった。 ブログのエッセイは、「読み物」として意外性もあり、十分面白い。 その上で、作者自身がブログエッセイに「加筆」して小説化しているので、ますます小説版を読んでみたくなったが、Googleレンズの翻訳機能は使えるのだろうか? 今は、この原作どおり

    • 「青春18×2ー日本漫車流浪記ー」レビュー(その3)~紀行エッセイと映画・2つの「青春18×2」~

      ※ネタバレしかありませんので、映画をご覧になってからお読みください。 ■アミの絵は二重のオマージュ アミが絵を描きながら旅をしているというのは、原作にはないが映画の中では非常に重要の設定のひとつになっている。 これも「余命10年」から借りた設定であり、「余命10年」では主人公茉莉が小説を書いている設定だが、その「小説」を「絵」に置き換えたのが「青春18×2」だと考えて間違いないと思っている。 「余命10年」の劇中で、主人公茉莉が病床で小説を書いているシーンがあるが、「青春

      • 「青春18×2ー日本漫車流浪記ー」レビュー(その2)~紀行エッセイと映画・2つの「青春18×2」~

        ※ネタバレしかありませんので、映画をご覧になってからお読みください。 ■ジミーの旅の意味 それに対し、ジミーの旅の意味は、今ひとつ曖昧なままだ。 原作のジミーには仕事があり、元々予定していた友人との日本旅行のついでで始めたジミーのひとり旅は青春の甘酸っぱい記憶を辿るための感傷的な旅にしかなっていないので、映画ではジミーが自分で立ち上げた会社を追われ、全てを失った設定に変更されている。 しかし、脚本が完成する直前まで、ジミーは原作どおりアミの死を知らずに旅に出る設定だったと

        • 「青春18×2-日本漫車流浪記-」レビュー(その1)~紀行エッセイと映画・2つの「青春18×2」~

          ※ネタバレしかありませんので、映画をご覧になってからお読みください。 ■原作が気になって仕方ない 成り行きで見た映画「青春18×2 ―君へと続く道―」にすっかりはまってしまい、関連する映画「Love Letter」と「余命10年」も見てしまった。 監督や関係者のインタビューもかなり読んだ。 そうなると気になるのが、原作である。 原作があって、映画化の企画が台湾で始まったということだが、脚本も書いた藤井道人監督のインタビューの中で、バックパッカーのアミがカラオケ店でバイトす

        「青春18×2-日本漫車流浪記-」レビュー(その4)~紀行エッセイと映画・2つの「青春18×2」~

        • 「青春18×2ー日本漫車流浪記ー」レビュー(その3)~紀行エッセイと映画・2つの「青春18×2」~

        • 「青春18×2ー日本漫車流浪記ー」レビュー(その2)~紀行エッセイと映画・2つの「青春18×2」~

        • 「青春18×2-日本漫車流浪記-」レビュー(その1)~紀行エッセイと映画・2つの「青春18×2」~

          「青春18×2-君へと続く道-」レビュー(その4)~カタルシスと「記憶の旅人」~

          ■ジミーのカタルシス アミの真意を知ってジミーはどう感じたのか。 恋愛映画と聞いていたが、確かに恋愛の側面はあるものの、恋愛は始まっていないし、結果的にはジミーの一方的な片想いに終わる。 アミは、ジミーのことを憎からず思っていたのは間違いないが、台南を離れる時もジミーに対して恋愛感情を持っていたとまでは言えないだろう。 台南での旅は楽しいけれど、永久に続けることはできない旅。 ジミーたちはみんなやさしく、台南での時間が長くなればなるほど「情」が移って、別れがたくなる。

          「青春18×2-君へと続く道-」レビュー(その4)~カタルシスと「記憶の旅人」~

          「青春18×2-君へと続く道-」レビュー(その3)~人が旅に出る理由~

          ※ネタバレが大量にありますので、映画を見た方のみお読みください。 ■それぞれの旅の理由 この映画は旅がテーマになっている。 2人の主人公がそれぞれ旅をするが、この2人の主人公が旅に出た理由というのが物語のキーになっており、とても重要なポイントだ。 この旅に出た理由について、映画の中でそれぞれにトリックが仕掛けられていて、それらが映画の終盤で種明かしされることによって、前半で展開される物語がまるで違った景色に見えてくる。 演出上かなり高い効果があって、この映画の重要なポイン

          「青春18×2-君へと続く道-」レビュー(その3)~人が旅に出る理由~

          「青春18×2-君へと続く道-」レビュー(その2)~「Love Letter」と「余命10年」~

          〔※ネタバレがありますので、映画をご覧になってない方は読まないでください。〕 ■「Love Letter」オマージュ 物語の中で、ジミーがアミを映画に誘い一緒に見に行くシーンがあるのだが、そこで見た映画が岩井俊二監督の「Love Letter」という設定になっている。 この映画は、台湾でもヒットしてよく知られている映画らしい。 自分はこの「Love Letter」という映画を見たことがなかったが、どうもこの映画のオマージュが「青春18×2」にちりばめられているらしいという

          「青春18×2-君へと続く道-」レビュー(その2)~「Love Letter」と「余命10年」~

          「青春18×2-君へと続く道-」レビュー(その1)~ファーストインプレッション~

          〔※ネタバレがありますので、映画をご覧になってない方は読まないでください。〕 映画というものをほとんど見ない。最近は特に。 恋愛映画などというものはなおさら。 そんな自分が、とあるきっかけで「青春18×2-君へと続く道-」という日本と台湾の合作映画を見た。 結論としては、深い余韻の残るよい映画だったので、その感想を書き留めておきたい。 ■この映画を見るきっかけ この映画を見るきっかけというのは、この映画のロケ地の1つに数年間住んでいたことがあるということだけ。

          「青春18×2-君へと続く道-」レビュー(その1)~ファーストインプレッション~

          平日に飲むコーヒー(セブンプレミアム・業務スーパー編)

          平日は職場で飲む 平日は当然仕事に行っているので、以前はいわゆるドリップバックを愛飲していた。 いまでこそロースターのドリップバックも出ているが、入手のしやすさから、スーパーで売っているものを使っていた。 職場が変わって、ドリップバックが使える環境でなくなってからも、コーヒーは飲みたいが今更缶コーヒーというのも何なので、朝マグボトルに自分で煎れたコーヒーを詰めて持って行くようになった。 朝は豆をひいている時間などないから、コーヒーは粉で買ってきて、ドリッパーは一応蒸らしが

          平日に飲むコーヒー(セブンプレミアム・業務スーパー編)

          SAZA COFFEEに行ってきた

          たまたま見つけたSAZA COFFEE 先日東京へ中島みゆきのコンサートを見に行った。 日帰りだったが気合いを入れで、朝早く地元を出たため、午後になるとコンサートの開場まで時間を持て余してしまった。 それまでかなり歩いたので、もうそろそろ歩きたくはない。 コンサートの会場は、有楽町の東京国際フォーラム。 その近くで時間を潰せるところはないかと思って検索したら、KITTE内にSAZA COFFEEがあることを発見。 KITTE1階にあるバーは2回ほど行ったことがあるが、その斜

          SAZA COFFEEに行ってきた

          中島みゆきコンサート「歌会vol.1」

          5年ぶりのコンサート 中島みゆきのコンサートに行くのは、2019年の夜会「リトルトーキョー」以来、夜会以外のコンサートとなると、2016年の「縁会」以来で久々だ。 実は、2020年の「ラストツアー」に行く予定だったのだが、コロナでコンサートが途中で中止になってしまった。 全国を回るツアー形式のコンサートは最後だったって言うのによ。 そして、ようやく「ラストツアー」開催時に予告されていたツアー形式ではないコンサート(東京と大阪のみ)に行くことができた。 今回は会場の都合上なの

          中島みゆきコンサート「歌会vol.1」

          Post Coffee第3弾

          Post Coffeeも早いもので第3弾になった。 コーヒーの焙煎度を11段階中6段階目の「Medium Lover」から2つ上げて8段階目の「Balancer」に変更してある。 いよいよPost Coffeeの考える「中庸」のステージだ。 前回送られてきた豆は、焙煎度がLight、Medium、Darkそれぞれ1種類ずつだったが、今回「Balancer」にしてあるものの、Light Roastが2種類、Medium Roast1種類で、前回入っていたDark Roast

          Post Coffee第3弾

          BABYMETAL WORLD TOUR 2023 - 2024 LEGEND - MM 20 NIGHT

          特別な「LEGEND」Liveの中でも特別な「イニシャルLEGEND」 BABYMETALはライブバンドである。 その中でも特別なライブには「LEGEND」という名前が冠される。 さらに、メンバーのイニシャルがついたLEGENDライブはスペシャルである。 2017年に広島で行われたLEGEND-S、2019年に名古屋で行われたLEGEND-M、どちらも単にメンバーの20歳の生誕祭ということにとどまらず、本当に特別なライブだった。 そして2024年、MOMOMETALの20歳

          BABYMETAL WORLD TOUR 2023 - 2024 LEGEND - MM 20 NIGHT

          Post Coffee第2弾

          第1弾のコーヒーを飲みきらないうちに第2弾が到着してしまった。 コーヒーの焙煎度を11段階中4段階目の「Light User」から2つ上げて6段階目の「Medium Lover」に変更してある。 送られてきた豆は、焙煎度がLight、Medium、Darkそれぞれ1種類ずつ。 前回はDark(深煎り)の豆は入っていなかった。 ①エルサルバドル オーロラバド(シングルオリジン) ミディアムロースト ②エクアドル センスン(シングルオリジン) ダークロースト ③ニカラグア エルウ

          Post Coffee第2弾

          CDレビュー「Singles(Blu-Ray Spec2 CD盤)」

          ■リッピング不可だったCDが再リリース 今回のCDレビューは、中島みゆきの「Singles」。 実はこのCDは持っている。 1986年にポニーキャニオンからリリースされた初盤。 なぜまた購入するかというと、先日FLACにリッピングし直したときに、読み取りエラーが出てリッピングできなかったからである。 そのことを見透かされたかのように、こんな古いCDが再リリースとなった。 まさか40年以上前のCD、同じ仕様で再発売になるわけもなく、 リマスタリングが施された上で高音質CD

          CDレビュー「Singles(Blu-Ray Spec2 CD盤)」

          Post Coffee第1弾

          Post Coffee第1弾到着 テレビ番組で紹介されたことにより、注文が混み合ってしばらく待たされたが、ようやくPost Coffee第1弾が自宅に届いた。 見たことのあるあの白いい箱に入っていたのは、次のとおり。 ・コーヒー豆75g×3種類 ・簡易ドリッパー(組み立て式)+フィルター10枚 ・Post Coffeeの冊子 気になるコーヒー豆は ①コロンビア エルボンボ(シングルオリジン) ライトロースト ②ホンジュラス フィンカ・ラ・ティナ(シングルオリジン) ライ

          Post Coffee第1弾