見出し画像

余命10年、残された時間でなにをする?〜余命10年をみて〜

余命10年とわかったとき、あなたはどうしますか?

家族と過ごしますか?
友達と過ごしますか?

好きなことに没頭しますか?
家の中で一人孤独に過ごしますか?

自分の余命がわかったとき、迫りくる死への恐怖に耐えながら、どんな人生を送るでしょうか。映画「余命10年」を見たときに考えたことは、これから先の人生でした。

20歳の時に発症した不治の病。
治療法はなく、余命10年と宣告された主人公。

主人公が病気を発症したのが20歳で、今の自分と近い年齢だったこともあり、他人事とは思えませんでした。自分だったら残された10年をどう生きるだろうか。主人公と同じ立場になった時のことを、友達と議論しました。多少の違いこそあれど、共通していたことは

「大切な人の近くに居る」

ことでした。

一緒にいることで、思いがけない悪態をついてしまうかもしれない。現実を受け入れられなくて、取り乱した姿を見せてしまうかもしれない。

でも、残された時間が短いのであれば、大切な人と最期の時間を過ごしたいと思う。

僕にとって「大切な人」ってどんな人だろう。
家族、友人、恋人…。
たくさんの人たちがいる。もしものときは、そんな人たちとできるだけ長い時間一緒に居たい。離れて、なかなか会えない人には、時間を見つけて会いに行くかもしれない。

でも、死が身近に迫ったときに大好きで、一緒にいたくてたまらない人に会ったりなんかしたら、余計に迫りくる死が怖くなってしまう気がする。あー、もう死ぬんだな。だから大好きな人たちに会いにきたんだよなって。

だから、もし主人公と同じ立場になったら、同じように「人との過度な関わり」を避けるようになるかもしれない。

大切な人と会いたい、一緒にいたい、でも死ぬのも怖い。

そんな葛藤が渦巻きながらも、最期は結局友達とか家族と一緒に過ごしたいって感情が勝る。死への恐怖よりも、好きな人たちとできるだけ一緒に居たいって思う。たわいもない話をして、大笑いして過ごしたい。面と向かって「感謝」も伝えたい。

余命10年だって考えたら、「大切な人と一緒に居たいし、感謝の想いを伝えたい」って思うのに、残り時間が80年あると考えると、後回しにしちゃうのなんでなんだろうね。

僕は現在22歳。ということは、100歳まで生きると仮定すると、余命78年となるんじゃないだろうか。

余命10年と余命78年。
残された時間に違いはあれど、時間が限られているっていう点に変わりはない。

感謝は伝えられるときにしっかり伝えんとね...。

残された時間は意外と短いんだから。

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?