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#おすすめ名作映画

映画は、人生の厳しさからすばらしさまで、さまざまな感情を私たちに教えてくれます。自分にとって“名作” だと感じる映画作品をぜひ教えてください。

急上昇の記事一覧

それでも「人は信じる道を進むしかない」と思える映画「Winny」を見ました。

「Winny」のことも「金子勇さん」のことも この映画ではじめて知りました。この一人の天才プログラマーの不遇な死は 日本の未来にとって大きな損失であり 大きな問題提起であったと思います。 私は「裁判の傍聴」というものに 1度行ったことがあります。 この映画を見る前に 裁判の傍聴の経験をしておくと 尚一層、楽しめると思います。 ナイフで人を刺す人間がいたとして、 ナイフを製造した人間が罪に問われるのか?罪に問われるべきなのは 刺した人間ではないのか? そんな 著作権法違法

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「時」の真珠の魅惑-名作映画『ローラ』 について

【木曜日は映画の日】 時というものは、目に見えません。私たちが感じることができるのは、時の痕跡だけ。そして、それが驚くほどの美しさを見せることがあります。 そんな「時」の美しさをドラマで描き切った作品としてフランスのジャック・ドゥミ監督、1960年の映画『ローラ』を挙げたいと思います。 「ヌーヴェルヴァーグの真珠」とも言われるこの作品は、精巧かつ簡素な、素晴らしい「時」の結晶と呼びたくなる作品です。 物語の舞台は、ドゥミ自身の故郷のナント。アメリカの水兵た

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映画「すずめの戸締まり」感想 自分か大切な人か

■自分か大切な人か すずめがミミズを抑えるために草太ではなく自分を身代わりにしようとする。自分か大切な人か。実際には、かなりいきなり草太が大切な人になっていて違和感があったが、椅子の草太と東京まで旅をしていればそうなるかなとは思った。この辺は恋愛と言うより、吊り橋効果だとは思う。ただ、すずめは独特の生死観を持っているから、それも影響しているのだろう。恋愛というよりも、今度は自分がの意識なのか。

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老後の充実度は、孤独といかに友達になるかにかかっている(ちょっと辛口トークです。)

以前、経済的に恵まれたお年寄りが話し相手がいなくて寂しい、生きていてもつまらない、と漏らしていた話を記事にしました。 とてもたくさんの方に読んでいただいたので、また少しこの話を掘り下げてみたいと思います。(ちょっと辛口なので、苦手な方はご遠慮ください。) 幸せにしてもらいたい願望を捨てる話し相手がいなくて、一人でさみしい、というお年寄りは多くいます。 高齢者は増える一方なので、高齢者だけの世帯も増え、一人暮らしのお年寄りも増えています。 でも、さみしい、と漏らすお年寄りは、

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[OldCityBoy的「映画」考察] 真夜中のカウボーイ(1969) ➡アンディー・ウォーホルがファクトリーでやりたかったことと、その時代背景が分かる映画

1967年の"俺たちに明日はない"から始まるニューシネマの傑作で、ジョン・ヴォイト、ダスティン・ホフマンとも、とってもよかったです。 物語は、ニューシネマらしく終始退廃的ですが、後半にアンディー・ウォーホルのファクトリーらしいものが出てくるので、「あれ!?」、と思って調べてみると、 この映画の2年前の1967年に"The Velvet Underground and Nico"がリリースされており、 さらに1年前の1968年にファクトリーでアンディー・ウォーホルへの狙撃事件

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映画「市子」を観て思うこと

子育てをしながら仕事をしていると、なかなかまとまってゆっくり過ごす時間というのがない。 たまーに時間ができたとき、貴重なその時間で、基本的には本を読むことにしている。本はSNSみたいに流し見・ながら見が難しいので。 ただ、先日はなんとなく映画を観るのも悪くないか、と思ってAmazonプライムを久しぶりにひらいた。 映画館にいくのはなかなか難しいから、自宅で気軽に観れるのは本当にありがたい。 邦画を観ようと検索していたら、「市子」があった。 この映画のポスター、一度見

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映画「シティーハンター」感想 シティーハンター×実写×アクション

■シティーハンター×実写×アクション 大満足の実写だった。Netflixで見つけてそのまま最後まで観てしまった。実写ではかなりレベルの高い作品で、冴羽獠も槇村も香もかなり原作を意識していた。アクションも多く、終盤の獠のガン・アクションは見応えがある。原作ファンも納得の作品だと思う。もっこりとか言いまくっていたし、過激な描写もあるから地上波だと無理とは思った。コメディとシリアスがいい塩梅で、エンディングはやっぱあの曲で感動した。ファンのことをちゃんと考えている。

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「沖縄は日本だ!」という視点から活動している仲村覚さんの「ジュネーブ人権理事会出席と沖縄タイムス提訴」の報告会に参加。 そしたら沖縄祖国復帰50周年記念映画が5月25日まで無料で視聴できるんですって!YouTubeで 祖国復帰を待ちわびる人々と歪んだマスコミ報道がテーマらしいYO

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寝る前はターミネーター2で○○○○

みなさんは映画は好きですか? 私は大好きです。 いかに物語に深みを持たせ、登場人物達それぞれの特徴を短い時間内に表現できるかを考えなければいけない難易度の高い作品です。 物によっては3時間を超過する映画もありますが、基本的には2時間程度の長さです。 その中でも1番好きな作品が、ターミネーター2です。 日本で公開されたのが1991年なので、もう古い作品に分類されるのかもしれません。 しかし、90年代とは思えないクオリティをしています。 CGにはできるだけ頼らずに特殊な装

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正しさの概念、事実の多面性、描かれたオッペンハイマーの現代性について

どれほど強固な普遍性を持っていると思われる正義であっても、程度の違いこそあれ、それはその場に限ったコンセンサスや約束事に過ぎない。支配していたものは、宗教かもしれないし、時代背景かもしれないし、偏屈な指導者が指さす方向性や単なるその場の空気なのかもしれない。あるいはアメリカの安全保障における国防省の意向かもしれない。いずれにせよ、起こったことに対する絶対的な正しさそれ自体は存在しない。正しさとは、結局のところ、それぞれ自分が考えて判断する領域なのだ。 僕が学生だった90年代

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映画「デューン 砂の惑星 PART2」感想 砂漠の惑星、映像美に圧倒

■砂漠の惑星、映像美に圧倒 砂の描写がすごく、さらに惑星の遺跡も本物のようで驚いた。地下の水の場面は砂漠特有のまさにダイヤモンドのような価値のある水であり、その壮大さと価値観が印象に残った。映像のレベルが高く、特にサンドワームに乗る時がすごかった。命がけで乗りこなす。馬みたいに止まっている時に乗らずに、音を頼りに向かってくるサンドワームに戦闘シーンさながらのアクションに圧倒された。あの場面がハイライトだ。

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12人の優しい日本人 豊川悦司主演ダメキャラの祭典

被告が若くて美しい女性だったため、集いし12名の陪審員は全員一致で無罪にしてとっとと帰ろうとする。 だが、、「ジンジャーエール」、、という美しい女性が事件現場に残した一言が明るみに出ると事態は二転三転。果たして陪審員裁判の行方はそして陪審員の間にひっそりと芽生えた恋の行方は如何に?? もし日本に陪審員裁判があったら? 12人の優しい日本人 1991年 監督: 中原 俊 映画脚本: 三谷 幸喜 出演:   豊川悦司など 2009年から日本でも裁判員制度が開始さ

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透明なトーンの美しさ -90年代ゴダール映画の魅力

【木曜日は映画の日】 人には、「この作品が好き」という他に、人生を変えるくらい影響を受けた作品というのが存在すると思っています。 私にとっての「人生を変えた」作品はというと、90年代のゴダール映画のように感じています。 トルストイの小説『戦争と平和』や、プルースト『失われた時を求めて』、バッハの『マタイ受難曲』は、それぞれ素晴らしいし、大好きです。でも、私が若い頃に衝撃を受けた作品ではない気がします。 90年代のゴダール映画は、私の人生観や物の見方にまで

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映画『テラコッタ・ウォリア/秦俑』~甦った兵馬俑

前回、始皇帝に関する記事を投稿しました。 そこで、今回は、始皇帝繋がりの香港映画です。 映画の原題は、『古今大戦秦俑情』。 邦題の『テラコッタ・ウォリア』は、英語タイトル『A Terra-Cotta Warrior』をカタカナ読みしたものです。 ( terracotta はイタリア語で焼いた土、つまり兵馬俑。warrior は戦士。) 1989年の香港映画、厳密に言えば、中華人民共和国と当時はまだイギリス領であった香港の共同製作です。 秦の始皇帝の時代から1930年代

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【映画の感想】名探偵コナン100万ドルの五稜星をみて

映画館でみるべき定番映画🎥コナンシリーズ 今回の舞台は北海道。 怪盗キッドが狙うは、土方歳三に由来する日本刀6本。その日本刀に隠された秘密、そして、キッドの狙いはいかに……という内容。 個人的には五稜郭でてきてテンションがあがったのと、コナンに出てくる登場人物の掘り下げがかなり進んでたことにめちゃビックリしました! 「ここ数年でかなり進んだなッ」と! 次作の舞台は、冬山の映像が最後にでていたので2011年に上映された15作目のコナン映画「沈黙のクォーター」と似た雰囲

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【映画感想】時をかける少女(1983)

youtube角川シネマコレクションで2週間限定公開中「時をかける少女」。 これ、未見の方はぜひ見てほしい!まだ間に合う! 初視聴でしたがもう昭和の香りがみずみずしすぎて悶えました…! リアル80年代よりももう少しだけ昭和の針を戻したような広島・尾道のロケーションと舞台セット、圧強めのサントラ、もだもだな青春演出、チープなクロマキー、そしてなんといってもみずみずしく甘酸っぱい原田知世! 昭和ジュブナイルのときめきと甘さでお腹いっぱい。 アイドル映画×筒井康隆の怪しいSFの組

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映画「トランスフォーマー/ビースト覚醒」感想 人間がトランスフォーマーに

■人間がトランスフォーマーに ノアがミラージュと合体して、人間サイズのトランスフォーマーになるのが良かった。今までは人間はオートボット達のサポートしか出来なかったが、一緒に戦えるのは素晴らしかった。日本のトランスフォーマーだとヘッドマスターシリーズがあるみたいだが、それに近い。協力して戦う姿はやはりカッコいい。

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エドマンド・グールディング監督『グランド・ホテル』ホテルに集った人々の群像劇

<作品情報> <作品評価> 70点(100点満点) オススメ度 ★★★☆☆ <短評> おいしい水 「グランドホテル」形式と一種の型になるだけあってなかなか面白かったです。男爵が可哀想でしたし、クリンゲラインとフレムヒェンのシーンは泣きました。起こっているのは悲劇ですが、グランドホテルの物語はまだまだ続く、という感じで爽やかに終わるのがいいですよね。 吉原 偶々、そこに居合わせた人々の動きが同時進行で描かれるというスタイルで描かれることの面白さは勿論ですが、あんなに

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歴代スーパースターが出演していて、アクションシーンが魅力となる。パンフレットも特別仕様で過去作セットの豪華版も販売されていた。其れぐらいファンがいるから人気の作品。映画館で初めて観たが、案外面白かった。やはり、主人公とその師匠役が魅力的だと面白くて仕方がない。

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【ショートエッセイ】フォレスト・ガンプのように生きられたなら

20年以上も前にフォレスト・ガンプという映画を見た。 名優トムハンクスの演技が素晴らしかった。 人より知能指数の劣る青年が、無欲に、直向きに生きているうちに幸せの方が彼に寄ってくるというストーリーだ。 例えばこの映画で起きたことを人生の基準と想定してみる。 無欲に生きることがあくまでも標準で、欲深くなるほどに減点するシステムだ。 人は自分が少しでも楽をしたい、徳をしたいと思う生き物だ。 だからマイナスポイントがどんどん加算される。 マザーテレサのように他人のために尽くすこ

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