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はじめまして! 都内の中堅私立高校の教員です。30年近くになります。いろんなクラスの担…

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はじめまして! 都内の中堅私立高校の教員です。30年近くになります。いろんなクラスの担任を経て、現在は、SDGsを軸にした探究学習の計画や教員研修、PBL型授業などのいわゆる21世紀型教育の研究、導入、定着を図っています。 よろしくお願いいたします。

マガジン

  • SDGs 探究~考へるヒント~

    不定期配信にします。基本的にどの回から読んでいただいても大丈夫です。SDGsを中心に、探究活動のヒント集です。 ①総合型選抜(AO入試)・推薦入試の面接や小論文対策 ②高校での探究学習や大学でのSDGs学習 ③探究型キャリアデザイン を想定しています。 少しでも高校生、大学生のみなさんや先生方の「考へるヒント」になれば幸いです。

  • 授業中の雑談 これがホントの教養だ!

    不定期配信します。 授業中に話が脱線して語られる雑談集です。生徒、学生のみなさんに楽しんで読んでもらえたらと思います。もちろん勉強なんかよりも大切で、ためになる話ばかりですよ(たぶん)。中学、高校、場合によっては大学も含めて、先生方にとっても話のタネになるようなネタを、そのままの語り口調で書こうと思います。 よろしくお願いします!

  • 保管庫

  • 青春の後ろ姿

    20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした

  • ひよこクラブ ~ 若い教員のための秘伝の教員セミナー ~

     不定期配信していきます。  主に若い先生方向けに、どう生徒と向き合うか、どう保護者と向き合うか、どう学校と向き合うか、意識の向け方や心構えから実戦的な手法に至るまで、紹介したいと思います。  但し、一般的なことは巷にあふれかえっているので今さら書きません。教員という仕事は、いつもキャアキャア慕われて、ありがとうございますを日常的に言われて、どう気をつけても勘違いしていきます。もちろんクレームの嵐でさんざん非難されたり叩かれたりもしますが、ベクトルがちがうだけで、それもまた勘違いしていくきっかけになります。ですから自己を見つめる機会にしてくだされば、という思いで書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介

みなさん、こんにちは。 ①『SDGs・探究への招待』 ②『授業中の雑談 これがホントの教養だ』 ③『ひよこクラブ』 ④小説やエッセイ ⑤童夢 Arts沼 これらを、不定期でアップします。 どうぞよろしくお願いします。

    • 映画の話673 連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー #2 ホーリーマザー

       「#1ポイズンドーター」のつづきの部分に当たります。テレビでの娘の毒親発言を契機に、手のひらを返したかのような悪意ある噂話をしたり、生い立ちそのものが消費されていこうとしたり、世間やマスコミ、事務所の反応の生々しさがリアルな世間を表しているように思いました。  このエピソードでは、前の描き方とは全く違うものになっていて、結局物事というのは、どの角度からどのように見るかで全く違うものになるのだと思いました。  

      • 映画の話672 連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー #1 ポイズンドーター

         嫌味たっぷりな関係者たちとの和やかな会話や、娘を支配する母親の歪んだ情念が、随所で仕草や視線などで細かく出ていてけっこうゾッとしました。親の精神的な蹂躙から解放されたいと思っている人や、それすら感じなくなってコントロールされている人など、どれぐらいいるだろうかと思うと、一定数いそうで気の毒に思いました。  罪はないのに、罪人である、というダブルバインド的な存在に救いはあるのか、と思いました。  

        • 映画の話671 連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー #5 優しい人

           「優しさ」って何だろう、と考えずにはいられませんでした。「人に優しくしなさい」というセリフは教訓やしつけの中で子どもの頃から大人になっても言われ続ける言葉です。 「誰にでも優しい人って、誰にも優しくないんだよ」 という劇中のセリフは見方によってはそう言えると思いました。勘違いされ、八方美人と言われ、悪意が向けられやすかったりもすると思います。でも、それでも人に優しくあろうと努力する姿は尊いと思いました。

        • 固定された記事

        自己紹介

        • 映画の話673 連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー #2 ホーリーマザー

        • 映画の話672 連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー #1 ポイズンドーター

        • 映画の話671 連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー #5 優しい人

        マガジン

        • 授業中の雑談 これがホントの教養だ!
          88本
        • SDGs 探究~考へるヒント~
          191本
        • 保管庫
          7本
        • 青春の後ろ姿
          184本
        • ひよこクラブ ~ 若い教員のための秘伝の教員セミナー ~
          29本
        • 童夢 Arts沼
          66本

        記事

          映画の話670 連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー #4 ベストフレンド

           脚本家を目指す野心、業界への憧れ、ライバルとのせめぎ合いやコンプレクスなど、うまく描いていると思いました。そこに業界の闇が絡んできて、都合のいい存在へとなっていく姿が悲惨でした。  嫉妬による逆恨み、でもその情念は本人にしかわからない、本人だけが正当性を持っている、そういう人は意外といるのではないかと思うと、さらに恐怖とやるせなさを感じました。  そしてラストはどんでん返しというか、意外性に満ちていました。ただのサイコホラーではなく、文学的な悲劇の物語でした。

          映画の話670 連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー #4 ベストフレンド

          映画の話669 三谷幸喜 黒井戸殺し 後編

           真相解明へと至る完結編となります。一見全く関係なさそうな情報の断片を勝呂が収集しながら推理していきますが、これが見ながらうんと考えてもわからず、悔しい思いをしながら観ました。  少しずつ謎が明かされるにつれて、次々にあっと驚くようなことが明らかになっていきます。そして、悲劇的であり、文学的でもある終わりでした。

          映画の話669 三谷幸喜 黒井戸殺し 後編

          映画の話668 三谷幸喜 黒井戸殺し 前編

           アガサクリスティの原作がおもしろいからなのか、それとも三谷幸喜の脚本がおもしろいからなのか、ゆっくりと登場人物たちが出てきて徐々に人間関係やストーリーの背景が明らかになっているにも関わらず、とてもおもしろいです。  事件発生、そして名探偵ポアロならぬ勝呂登場と、ポップさというか明るさを失うことなくミステリーが深まっていくところが良いと思いました。

          映画の話668 三谷幸喜 黒井戸殺し 前編

          映画の話667 三谷幸喜 オリエント急行殺人事件 第ニ夜 後編

           前回から引き続き、犯行に至るまでの詳細が再現されます。人々の犯行のシーンは、神聖な感じすら抱かせるような、悲しみに満ちたシーンだと思いました。  「オリエント急行殺人事件」は、どうしても1974年版の印象が強く残っているのですが、これは日本に置き換えられ、しかも人々の自白に基づく再現がこれまでにない新しさを感じさせるものでした。はじめは、なぜ設定が昭和8年とされているのだろうと思っていましたが、原作が書かれたのが1934年ということで、そこを汲み取ったものだと思うと、素晴ら

          映画の話667 三谷幸喜 オリエント急行殺人事件 第ニ夜 後編

          映画の話666 三谷幸喜 オリエント急行殺人事件 第ニ夜 前編

           前回でほとんど謎解きが終わったはずなのにどういうことだろうと思いつつ観ました。すると、この事件の原因となった誘拐事件のあらましが回想シーンとして丁寧に描かれていて、リメイク版も含めた洋画の「オリエント急行殺人事件」にはない奥行きを感じました。  ひとり、またひとりと志を同じくする仲間が増えていく過程が、「七人の侍」を彷彿とさせました。このエピソードだけで十分独立したストーリーとして楽しめました。

          映画の話666 三谷幸喜 オリエント急行殺人事件 第ニ夜 前編

          映画の話665 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

           良い映画でした。再生と癒しの前提には、やはり破壊や苦しみがあるのだと思いました。妻を亡くして初めて泣くまでの間に、あまりにも多くの破壊と無謀な行動が描かれますが、それもまた切なく悲しいと思いました。  再生の過程で、さらにどん底に堕ちる、完膚なきまでに叩きのめされるような事実にも突きつけられるところが、きれいごとばかりではないリアルさを感じました。

          映画の話665 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

          映画の話664 三谷幸喜 オリエント急行殺人事件 第一夜 後編

           ひとりひとり事情を聴かれながら、それぞれのアリバイが証言されていきます。そして謎解きとラストの名場面へときちんと描かれていました。  豪華壮麗さはやはり1974年版が傑出していると思いますが、この三谷幸喜版も軽妙さやキャラのクセの濃さがぐいぐいこちらを引き込んでいきました。  どんなリメイクをしても色褪せず消費されないところが「オリエント急行殺人事件」の素晴らしさだと思います。

          映画の話664 三谷幸喜 オリエント急行殺人事件 第一夜 後編

          映画の話663 三谷幸喜 オリエント急行殺人事件 第一夜 前編

           映画ではなくドラマ版ですが、三谷幸喜がアガサクリスティ原作の「オリエント急行殺人事件」を手がけるとどうなるだろうと楽しみに観ました。日本を舞台にするに際して時代を戦争前夜に設定していました。  前編は事件発生から聞き込みを通して次第に背景やそれぞれのキャラの背景が明らかになるところまでですが、登場するキャラが一流の俳優たちばかりで、登場人物の多いにも関わらず、奥深さを感じ、楽しめました。  

          映画の話663 三谷幸喜 オリエント急行殺人事件 第一夜 前編

          映画の話662 短編映画「蠱毒」(poison)

           とても短い作品ですが、立派に映画として成り立っていると思いました。また、ホラー作品としても本当に怖くて楽しめました。  短いストーリーの中で、謎が解ける恐怖と、よく知っているはずの相手が誰なのかわからない恐怖など、映像や音声などで喚起する今日はではなく、ストーリーやギャップで迫る恐怖が満載だと思いました。

          映画の話662 短編映画「蠱毒」(poison)

          661映画の話 ドント・ハングアップ

           オレオレ詐欺ではありませんが、たちの悪いイタズラ電話をしてそれを動画にアップするのは、迷惑系YouTuberなど、現実の出来事をたどっているようでもあり、そのことに一番戦慄しました。今やフィクションが現実に追い抜かれているようで、空恐ろしくなります。  そんな青年たちが因果応報的に追い詰められていくのは、怖いながらも複雑な気持ちにもなりました。    

          661映画の話 ドント・ハングアップ

          映画の話660 インファナル・アフェア

           以前観た「ディパーテッド」とストーリーはほとんど同じですが、緊張感といい、どんでん返しといい、とても面白かったです。  スパイ、そして潜入捜査官それぞれの苦悩もよく描かれていました。また、正体がバレていまいそうにならながらストーリーが展開する点もハラハラし通しで、楽しめました。

          映画の話660 インファナル・アフェア

          映画の話659 散歩する侵略者

           一般的な宇宙人の概念や地球侵略の映画の概念などを覆した斬新な作品だと思いました。でも、多様性の排除や、現代の人間関係の中に潜む一抹の不安のようなもののメタファのようにも感じ、奥深いと思いました。  松田龍平の独特の雰囲気や演技が、異質な存在を絶妙に表現していて、印象深かったです。  

          映画の話659 散歩する侵略者