あめ

気ままに書いています。

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最近の記事

向上心のゆえにぐるぐると考える--服を捨てたこと(いつまで?!)と頭や心の不調のこと

服を売るつもりがほとんど値段がつかずに、流れに抗うことなく引き取ってもらった、その捨ててきた服のことを、日に何度か思い出して、ずうんと沈んでいます。振り返ると一週間経っていて、わたしは暇か、と吐き捨てそうになります。けれど考えてみたら、平日五日朝から夜まで出勤して仕事していたとしても、昼休みとか、仕事が途切れた空隙とか、帰宅後の家の中とかで、ほかの物事による圧迫がなくなった頭の中に簡単に浮き上がるなと思いました。時間が経つのを待つのが最善なんでしょうか。そもそも捨てていなくて

    • 日記(メルカリから大学まで)

      捨ててしまった、スーツケース一つ分の服のことを思い出しては、胸を重くしています。 二三日前に、古着屋に持ち込む前に売れるだけ売り切ろうと値下げして売れた服を 10個ほど発送しました。その受取評価が続々と届いて、わたしは切なさを感じています。もう売れることはないんだと思って、二三日前の、PUDOステーションの前に 10分くらい陣取って次々に紙袋や封筒を入れていったことを思い出して、楽しかったのだと気づきました。そのときは、本を読むでも文章を書くでもない間延びした時間に、いつまで

      • 服を捨てたことと本を売り払ったこと、くよくよ

        服を減らしたくて、スーツケースに苦労して詰めて古着屋さんに持って行きました。 けれど Tシャツ 3枚くらいしか値が付かなくて、他も置いてきました。 ニュースで、物価高が報じられていました。取材を受けていた方は一食 300円に抑えているそうです。 わたしは、パーカー 1枚でも疎かにしてはいけなかったのではないかと思い、売れなかった服を、あんなに迷っていたのに、古着屋さんのカウンターでならやすやすと捨てる行動を取ったことを、後悔したり……しています。はっきりと「しなければよかった

        • 小説家になりたいのに過去ストレスで病んだことを思い出して本気を出せずにいるひとの独白

          文章を書いて生活できたらいいなと思います。 いいな、と思っている程度なのです。 本気のつもりで、ほかを多少捨ててきて、けれど、向き合うのが怖いです。 中学校に登校しなかった頃、脇机の上にあった数学の白い教科書が、目に入るのが嫌で、床にぺたりと座ったまま顔を背けたことがあります。 数日振りに登校した教室で、理科の先生の声が耳に入り込んできて、両手で塞ぎたくなったことがあります。かつて何も感じずに聞いていた声。 1年振りに学校に行って、テスト中、息がしにくくなったことがあります。

        向上心のゆえにぐるぐると考える--服を捨てたこと(いつまで?!)と頭や心の不調のこと

        • 日記(メルカリから大学まで)

        • 服を捨てたことと本を売り払ったこと、くよくよ

        • 小説家になりたいのに過去ストレスで病んだことを思い出して本気を出せずにいるひとの独白

          つぶやき(本の片付け問題)

          おひさしぶりです。なんか大学のこととか、大学に留まらない文章の創作のこととか、仕事としての校正のこととか、家の中に堆積した物体のこととか、色々考えてうつっぽくなっています。いつからか、そうとうつをゆるやかに行き来している感じがしています。でもなにはともあれ書かなきゃどこにもいけないと思って、ひさしぶりに note を開きました。本を捨つるやうに売り払っているのですが、大学の先生や気鋭の作家さんが、漫画や本は手放したら見つけられなくなるから手元から離すなと言っていたのが頭の中に

          つぶやき(本の片付け問題)

          文フリ初参戦でおかねを忘れる 【エッセイ】

          文学フリマ東京38 に行きました! 私は note やステキブンゲイで文章を公開していて、これからも書いていこうと思っています。 文フリの存在は知っていましたが、知っているひとが出展するということもなかったので、足を運んだことはありませんでした。 今回も知っているひとはいないのですが、文フリをこの目で見てみようと思い立ち、単身ふらりと入場しました。 入場料はサイトで確認していました。 当日券のリストバンドを五百円玉2枚と交換します。 会場の一つに入り、一旦壁際に立

          文フリ初参戦でおかねを忘れる 【エッセイ】

          「シナリオ」2024年3月号(シナリオ作家協会発行)を読みました。 映画のシナリオが載っています! 映画に、シナリオを読むという楽しみ方があることを知りました。映像で示される物事が、ト書きに言葉で明示されているので、ストーリーがわかりやすかったです。

          「シナリオ」2024年3月号(シナリオ作家協会発行)を読みました。 映画のシナリオが載っています! 映画に、シナリオを読むという楽しみ方があることを知りました。映像で示される物事が、ト書きに言葉で明示されているので、ストーリーがわかりやすかったです。

          読書感想文「混物語」西尾維新(講談社BOX)

          「混物語」を読みました! 物語シリーズを息つく間もなく読み進めてこのタイトルに行き当たったとき、維新の他のシリーズの人物が登場すると知って、だいすきな物語シリーズを読むことを断腸の思いで中断して他のシリーズを読み始めました。 戯言、人間、りすか、世界、美少年、伝説、刀語、と読んできて、まだ制覇していないのですが、他のシリーズより物語シリーズを読みたいという欲求が再び上回ったのを逃さずに、とうとう混物語を読みました。 数えると前巻を読んでから4年ほど経っているので、名前だけ登

          読書感想文「混物語」西尾維新(講談社BOX)

          日本語の中に生き続けた漢文 【読書感想文】

          「漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?」(加藤徹著、光文社新書)を読みました。 書名になっているのは「漢文」ですが、サブタイトルにあるとおり、日本のことが述べられた本でした。 歴史を語るとき「文化史」「政治史」と大きく分けられることがありますが、この本は「漢文史」だと思いました。 漢文という断面から見た日本史です。学校の日本史で聞いた名前もたくさん出てきます。 自分に「漢字文化圏」のアイデンティティがありうることを初めて意識しました。 「おわりに」で紹介される、高

          日本語の中に生き続けた漢文 【読書感想文】

          漫画感想文「名探偵コナン」103巻 青山剛昌(少年サンデーコミックス) タオルケットを服として着る実演のモデル役を務めた歩美ちゃんがかわいいです。それをトリックとして使った犯人のおしりにぐるぐるの染みがついていたのも。キッドが出てくるとシーンに躍動感が出て楽しいです!

          漫画感想文「名探偵コナン」103巻 青山剛昌(少年サンデーコミックス) タオルケットを服として着る実演のモデル役を務めた歩美ちゃんがかわいいです。それをトリックとして使った犯人のおしりにぐるぐるの染みがついていたのも。キッドが出てくるとシーンに躍動感が出て楽しいです!

          漫画感想文「ガラスの仮面」40~46巻 美内すずえ(花とゆめCOMICS)

          「ガラスの仮面」40~46巻を一息に読みました。 月影先生、最後に紅天女をやって亡くなるのかとどきどきしたけれど回復しました。精神力と生命力。否、一連の意志? 真澄とマヤと婚約者紫織さんの仲も煮詰まってきています。 こんなに真澄の思いに共鳴するなんて「ガラスの仮面」を読み始めたときには思いも寄りませんでした。 マヤ、桜小路くん、真澄、紫織さん、桜小路くんの彼女だった舞。 複数のペアが描かれますが、ストーリーの進み方とその描かれ方によって、読者は真澄とマヤのペアに肩入れす

          漫画感想文「ガラスの仮面」40~46巻 美内すずえ(花とゆめCOMICS)

          「これから詩を読み、書くひとのための詩の教室」(松下育男著、思潮社発行)を読みました。 この厚みを通る間、詩に浸って、詩の口まねをした言葉が表に出てきました。 手元に置いて読み返したいです。

          「これから詩を読み、書くひとのための詩の教室」(松下育男著、思潮社発行)を読みました。 この厚みを通る間、詩に浸って、詩の口まねをした言葉が表に出てきました。 手元に置いて読み返したいです。

          現代詩文庫「松下育男詩集」を読みました! 「江戸川」を1回目に読んだとき、声を立てて笑いました。

          現代詩文庫「松下育男詩集」を読みました! 「江戸川」を1回目に読んだとき、声を立てて笑いました。

          ひよっこ校正者の日記・素読み 2024.5.6

          先日広報誌の素読みをしました。余計なこと書いたかなと思って、日に何度もふいに思い出しては胸の中の下の方の小さな範囲がずうんと顔を曇らせます。 わたしの立場からは何校目なのか分からないので、助詞「は」の連続とか、もう出していられない段階だったかも。

          ひよっこ校正者の日記・素読み 2024.5.6

          読書感想文「原因において自由な物語」五十嵐律人(講談社?)

          いつかの「小説新潮」の著者プロフィールに載っていた題名に惹かれて、図書館の棚から手に取りました。 棚に見つけたときの「あった」という感動、家でじっくり手に持っているときの、題名の文字情報だけだったものがソフトカバーの本として存在していることへの感動。 黒が主体の表紙、文字の端が金粉を散らすような書体、装丁から素敵です。 冒頭から小さな謎が散りばめられて読み進める背を押され、中盤に差し掛かると物語全体の構成が見えてきて、大きな謎の解明に向かってぐんぐん読み進めることになりま

          読書感想文「原因において自由な物語」五十嵐律人(講談社?)

          漫画感想文「ガラスの仮面」39巻 美内すずえ(花とゆめCOMICS)

          紅天女の話が進みます。 「なんてこと…!」 「この子…! きのうのあれは演技じゃなかったの…?」 「まさかそんな…!」 と驚く亜弓さんの、 後ろへ風が吹くような、腰から上を後ろに引いて左肘を広げ右手を口元にもってくる体勢が、らしさ盛り盛りで楽しいです。 月影先生が足首につけた鈴を鳴らさずに歩くことができる凄さを見せつけたシーンで、取れて拾った鈴を自ら掲げ、「フフフ…」と飾り文字までつけて笑っている大きなコマに、「めっちゃキメるじゃん」と思いました。 月影先生はたまにキメゴ

          漫画感想文「ガラスの仮面」39巻 美内すずえ(花とゆめCOMICS)