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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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#学校

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

少し前に話題になっていてネットで目にしました。子どもが何か問題行動をした時に

怒るは感情が入っているからダメで叱るはしつけだけだから良い

みたいな話でした。色々な議論がなされていましたが、私はこういう考えはとても危険だと感じています。なぜなら一番大切なことが抜け落ちているからです。それは、

子どもから見たらどっちも一緒

っと言うことです。怒られようが叱られようが子どもからしたら一緒ですよ。

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子どもに買い物をさせると勉強がぐーんと伸びる

子どもに買い物をさせると勉強がぐーんと伸びる

今まで沢山の小学生と勉強をして来ましたが、小学校の勉強で1番難しい勉強って

わり算(筆算)

だと思っています。断トツで苦戦する子が多いです。小数バージョンもありますがこれまた苦戦する子が多いです。九九もひき算も入って来るのでやる事が盛り沢山なのですが、どこに1番つまずくかと言いますと商を立てる所なんですよね。例を挙げますと、

932÷28という問題があるなら、初めに93に対して28にいくつか

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もしも学校内の事件に巻き込まれたら?:転校生のバットと私の記憶

もしも学校内の事件に巻き込まれたら?:転校生のバットと私の記憶

文部科学省は「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」を毎年公開している。小・中学校の不登校の実態をまとめたレポートだが、背景、要因についてほとんど触れられていない。活きた情報ではないので、何らかの事件が発生しても役立てることができない。

自分の子供が同じような被害にあった場合、どのような策を講じればいいのか。今回は、私の事例を交えながら、この問題について言及してみたい。

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フリースクールが「国の根幹を揺るがすことになる」と述べた首長がいるって聞いた

フリースクールが「国の根幹を揺るがすことになる」と述べた首長がいるって聞いた

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

これまで全くメディアを騒がすようなことをしてこなかったのに、一つの発言で急に火事を起こすような人が政治家をやっている人たちの性なんでしょうか。

2023年10月17日、不登校対策について議論する滋賀県の首長会議がありまして、東近江市長の小椋正清氏が以下のように述べたと報道されています。

報道陣から発言の真意を問われて述べたのが以下。

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「妊娠した子が通える高校」は【各論】にとどめるべきではない。

こんにちは!
お久しぶりです。新橋みゆです。
21年10月から22年3月頃まで政策提言の場でお話する機会をいただいて活動しておりました。
その中で妊娠した子が通える高校について言及したとき、「妊娠した子が通える高校は各論になってしまう」と言われてしまって割と悲しかったのですが、なぜ悲しいのか頭の中でもやもやしていたのでこの記事でテーマとして扱って整理していきたいと思います。

なお、章立てをしてお

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教師や警察官の子どもがグレることがある理由

私の父はいわゆる不良や非行少年の面倒を好んで見ていた。幼かった私から見れば気のいい兄ちゃんらで、私に乱暴したりちょっかい出したりすることはなかった。
父がふと漏らした言葉を覚えている。「教師と警察官の子は、どうもグレることが多いなあ」。

調べてみたが、教師や警察官の子どもが非行に走りやすくなるという統計は見当たらなかった。ただ、「不良塾」とも呼ばれた私の塾には、なかなかの問題児が集まっていたのだ

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みらいの校則【キャリコンサロン編集部】#71

みらいの校則【キャリコンサロン編集部】#71

みなさん、こんばんは。今日もお疲れさまです🍀

昨月から参加させていただいております、【キャリコンサロン編集部】。今回2回目の投稿です。よろしくお願いします!

今週のテーマ:みらいの校則

さて、早速ですが、今週のテーマは「みらいの校則」です。ということで、自分が学生だった頃の校則を思い出してみましたが、実はあまり思い出せず…。「靴下は白」とか、そういった校則があったように記憶していますが、た

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絵にかいたような”優等生”だった私が、おとなになってから校則に向き合う理由

絵にかいたような”優等生”だった私が、おとなになってから校則に向き合う理由

私が学生だったころ、自分自身が校則に疑問を持ったことも、校則に違反するようなふるまいをすることも、まして校則を変えようと動いたことは一度もありませんでした。
むしろ、先生のいう通りに、友達にも校則を守らせようとする生徒でした。
当時ルールメイキングをする友人がいたら、恐らく冷ややかな目線を送っていたんじゃないかと思うくらいです。

でも、28歳になった今は校則見直しの可能性を信じているし、「ルール

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【学校教育・国語】「教育は罪悪ですよ 〜教科書から『こころ』が消える!?〜」

【学校教育・国語】「教育は罪悪ですよ 〜教科書から『こころ』が消える!?〜」

さよなら『こころ』

 高校国語の教科書から『こころ』が消えた。いつかはその日が来ることを予感していなかったわけではないけれど、私は思い入れのある定番教材のあっけない退場に、少なからずショックを受けている。

 この春、国語の教科書が大幅に改訂された。変更の内容はずいぶんまえから議論の的となっていたが、とくに話題をよんだのは、いわゆる「文学的文章」の扱いについてだ。

 新学習指導要領の必修科目は

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普通ってなに?〜次男の不登校から考えた!

普通ってなに?〜次男の不登校から考えた!

「普通ってなんなんだろう?」

入学3日目から学校に行くのをいやがる次男と一緒にいてかれこれ1ヶ月、こんな疑問が浮かびました。

学校に行かない理由それは、次男に学校がいやな理由を聞いた時のことでした。ひとつ目の理由が

「休み時間に外にでられないから」
・・まちなかの狭い校舎で500人以上の大規模校なので、ぶつかっては大変と、新1年生はなかなか運動場で外遊びをさせてもらえなかったのです。さらに、

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地方の進学校の気をつけるべきとある風潮

地方の進学校の気をつけるべきとある風潮

僕は6年前まで、とある地方の公立進学校(自称)に通っていました。

そこで勉強を頑張り、最終的に京都大学に入学できました。

これは学校の先生たちのサポートがあって実現できたことなので、先生たちと学校にはすごく感謝しています。

しかし今当時を振り返ってみると、母校のある風潮がすごくよくなかったよなと思うんです。

それは、『都会の私立大ではなく地方の国公立大へ行け』というものです。

大学の友達

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ホームスクールの新学期~我が家のホームスクーラーの選択~

ホームスクールの新学期~我が家のホームスクーラーの選択~

子どもがホームスクーリングを選択していると、日常生活において「新学期」的なイベントはありません。
ですが、学校の部分利用もしている我が家では、担任の先生とのご挨拶や、教材費をどうするかという事務的な確認など、年度替わり特有のやりとりがあります。
今回は、この新年度にどんなことしたかについて振り返ってみます。

長男(小6)の場合新年度が始まりあっという間にひと月経とうとしています。
我が家には小6

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給食をなめるな #はなまる読書会

給食をなめるな #はなまる読書会

僕が生まれたまちでは、保育園の給食は出ていましたが「主食は家庭から持参する」というのが決まりでした。(僕が保育園に通っていた当時のことです)

毎日、アルマイト(アルミ)製のお弁当箱に(母が)ご飯を詰めて、保育園に持っていってました。給食の時間に、ぱかっと開いておかずと並べて食べていました。

当然と言えば当然ですが、給食とはそういうものだと思って育ったので、小学校に入って「ご飯弁当」が無くなった

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PTA組織への加入が任意なのに「加入前提になっている」ことへの疑心

PTA組織への加入が任意なのに「加入前提になっている」ことへの疑心

どうも、えんどうです。どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

あんまり積極的になろうとは思えなかった。
何も触れずにいることで他の誰かがそれとなくこなしつつ、特に波風も立たぬのであれば「そのまま」でいいだろう...期待することもなければ、期待をかけられたとしても応えようとも思わない。

それが現状、多くの学校に属す子どもと生活をする保護養育者たちが抱えているPTAに向けた率直な感情

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