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<ラグビー>プロフィール背景画像の話題
noteのプロフィール背景に、昔NZのウェリントンラグビー協会関係者からもらった、ラグビー試合を描いた最古の絵を使った絵葉書の画像を使っている。この絵に、不思議な歴史があることが最近わかったので、ご紹介したい。
絵葉書の下には、1896年3月13日のニューカッスルアポンタインと書かれているが(注:もしかしたら、2種類の作品があるのかも知れない。)、実際は、1893年11月25日に行われた、ヨ
<書評>『ラスコーの壁画』
『ラスコーの壁画 La Peinture Prehistorique Lascaux ou La Naissance de L’Art』 ジョルジュ・バタイユ Georges Bataille 出口裕弘訳 二見書房 1975年 原書はGeneve, Suisse 1955年
原題を直訳すれば「芸術の誕生であるラスコーの原始絵画」。20世紀のフランスの哲学者であるジョルジュ・バタイユの名著の一つ
<ラグビー>2024年シーズン(4月25日アンザックデー)
今週は「その他のニュース」の分量が多くなったので、現時点までのものを先に掲載します。週末のリーグワン及びスーパーラグビーの試合結果並びにそれまでにあったニュースは、通常通りに日曜夜あるいは月曜朝にアップする予定です。
(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
4月25日は、アンザックデー。第一次世界大戦中の1915年、トルコのガリポリの戦いに参加したアンザック軍
<ラグビー>2024年シーズン(4月第三週)
(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
〇 TVCMは滅多に見ないのだが、たまに見ると、「五月蠅い、騒々しい、嘘ばかり、意味不明、鬱陶しい」といった印象しか出てこない。さらに、スーツのCMでは、「小学生がスーツを着て踊っている」としか見えないし、食べ物のCMでは、「実際に買うとまったく違うのだろうな」、「まるで蝋細工のような不自然な色合い」、「この俳優は、絶対に食べ
<書評>『The Long Good-Bye 長いお別れ』
『The Long Good-Bye 長いお別れ』 Raimond Chandler レイモンド・チャンドラー Penguin Books 1959 ペンギンブックス1959年版を Reissued in this edition 2010 2010年に再版
1888年にアメリカのシカゴで生まれたチャンドラーは、幼少時英国に移住したが、その後またアメリカに戻った。彼は20世紀の優れた散文の書
<閑話休題>ルーマニアのオイナ
掲題の画像は、ルーマニアの伝統球技と称されるオイナで使うボールである。数字の4は、日本でいうところの4号級というような意味で、数字の増減によってボールの堅さが変わり、それによってプレーする年齢に対応しているそうだ。ちなみに、「4」のボールは日本でいえば小学校高年から中学生あたりに適用するらしい。
このオイナについて簡単に説明すれば、野球と似た球技だが、ピッチャーはいない。バッターは、棒にし
<ラグビー>2024年シーズン(4月第二週)
(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
日本のバーガーキングのメニューが「ワッパー」(輪っぱ?)となっていることに、ずっと違和感が絶えない。昔マイアミで食べていたときは(ちなみにバーガーキングの創業者は、息子が在学したパルメット・ミドルスクールのOB)、WHOPPERを「ホッパー」と発音して注文していた。これがなぜか日本では「ワッパー」になっている。
例えば
<閑話休題>四次元世界とタイムスリップ
タイムスリップ(注:人が別の時空間との間を行き来する意味で使用)は普通に存在していると思う。よく言われることだが、二次元生物がいると仮定すれば、我々三次元生物では普通に存在している「高さ」という概念が認識できない。そのため、例えばある場所から別の場所へ高さを利用して移動する(つまり、またぐ動作)は、二次元生物には認識できないから、まるで魔法のように見える。
同様に、三次元生物にとっては四番
<書評>『悲劇の死』
『悲劇の死 The Death of Tragedy』ジョージ・スタイナー George Steiner 喜志哲雄 蜂谷昭雄訳 筑摩書房 1979年 原書は1961年
本書の内容は、もちろん本文が中心なのだが、スタイナーによる最後の解説的な第10章とそれを補足する訳者の解説は、最初に読むべきだと思った。最初に読んでいれば、本文の感じ方がかなり異なった気がする。
アメリカ人ジョージ・スタイナ
<ラグビー>2024年シーズン(4月第一週)
(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
〇 古代ローマ時代に作られたオイディウス『転身物語―メタモルフォーゼス―』にある話だ。クマエ(ナポリの西にある古い町)の洞窟にいる巫女だったシビュラは、昔アポロ(ポエプス)に求愛された時、もしも求愛に応えたら希望のものを与えると約束された。そのときシビュラは、手にした一握りの砂粒の数と同じだけの寿命を欲しいと望んだ。彼女はアポ
<閑話休題>マフラーと手袋、そして肩書と仮面(ペルソナ)
子供時代からずっと、冬になってもマフラーや手袋を使わなかった。さすがに最近は加齢もあってマフラーと手袋を使うようになっているが、子供時代は、TVのアクションドラマや漫画のヒーローが、ことごとくマフラーや手袋をファッションにして使っていたこともあり、それが防寒のためのものではなく、単なるファッション=お洒落=見え貼り=カッコつけのものだとずっと思っていた。
また、子供時代は貧乏だったので、そも
<ラグビー及びエッセイ>『スワーブをきりながら(私とラグビーとの長い旅)』
2024年4月4日、『スワーブをきりながら(私とラグビーとの長い旅)』というエッセイを、Amazonの電子書籍及びペーパーバックで出版しました。
これは、私が大学時代にラグビーに出会ってから、その後社会人(国家公務員)となり、いろいろな海外で勤務をしながら、現地でラグビー、タッチフットなどをしてきたこと、そして息子の(全国大会出場経験のある)高校ラグビーの父兄としての経験など、40年にわたる
<書評・芸術一般>『デュシャンの世界』芸術とは生きること
『デュシャンの世界 Entretiens avec Marcel Duchamp(フランス語原題を直訳すれば、「デュシャンとの談話」)』Marcel Duchamp マルセル・デュシャン、 Pierre Cabanne ピエール・カバンヌ、Pierre Belfond ピエール・ベルフォン 1967年 Paris パリ。日本語版は、岩佐鉄男及び小林康夫訳 朝日出版社1978年。
20世紀最高
<閑話休題>英国由来スポーツが雨でも実施される理由
私の好きなラグビーでは、「英国紳士(ジェントルマン)たる者は、一度決めたことは何があっても約束を守る。だから、雨が降ろうが槍が降ろうが、一度やると決めたラグビーの試合は、何があっても実施する」という、まるで「武士道とは死ぬことと見つけたり」式の戦陣訓のような言葉が信望されている(さすがに、現在ではかなり緩やかになってきているようだが)。
またこの言葉は、ラグビーを優れたスポーツであることの代
<ラグビー>2024年シーズン(3月第五週)
(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
〇 2024年は3月31日がイースター(復活祭)で、29日がグッドフライデー(イエスが磔刑になった日)、4月1日がイースターマンデー(イエスが復活・昇天した日)になる。「復活」というのは、キリスト教におけるイエス(ヘブル⦅ヘブライ⦆語の「ヤーウェ」は、救いを意味する「ヨシュア」に関連した、ギリシア語「イエソウス」に由来する言葉