マガジンのカバー画像

終わりゆく資本主義・ポスト資本主義を考えるマガジン

74
運営しているクリエイター

2017年2月の記事一覧

「身体とは?人間とは?」の哲学の時代

2月もあっという間に最後の日に。今月は日数は少ないけれど密度が濃く、意識の変化がダイナミックに起こった1か月でした。まさに「死と再生」「破壊と創造」といった変化が自分の中に起きたように感じます。今月は「資本主義と共同創造」といった大きなテーマを扱い、自分の根幹となる考え方をnoteに吐き出し、言語化しながらまとめていたような感覚です。「自分の人生を生きる!自分らしく生きる!」ということよりも、今の

もっとみる

「通勤」エネルギーロスと職住近接

昨日の「無秩序なまちづくり」と通販の活況という記事の続きになります。少し話は変わりますが、私がもう週5フルタイムで組織で働くの無理だぁと思った大きな要因の一つに「通勤のストレス」というのがあったんですね。そのことについては、「通勤ラッシュが嫌」というのは立派な退職な理由だと思うの記事にも書きました。「通勤」ってものすごくエネルギーを使うし、行くだけでくたくたでしたし、満員電車に乗るのが苦痛で仕方あ

もっとみる

「無秩序なまちづくり」と通販の活況

私は割と家で独り言を言ってしまう方で、noteを書くときもぶつぶつつぶやきながら書いていることが多いのですが(笑)、最近よく浮かぶキーワードが「まちづくり」なんですよね。家ではよく「日本はまちづくりが問題なんだ~」と頭を整理するために喋っています(笑)。保育園の待機児童問題などがクローズアップされるときは特に都市の一極集中問題が話題になりますよね。私も日本のあまりにも無秩序なまちづくりが、あらゆる

もっとみる

通販&物流問題に見る「身体性」の壁

昨日くらいからまた頭がぼーっとして思考が働かない時期を迎えております(笑)。ぼーっとしつつもヤフーニュースなどを見ていると、物流大手の会社がアマゾンの影響で仕事が殺到しすぎてしまい、荷受けの抑制を検討しているというニュースが掲載されていました。遅かれ早かれそうなるだろうよ…と思っていたことが現実化してきましたね。これだけ通販が盛んになってくると、問題となってくるのは物流で、あらゆる経済を支えている

もっとみる

意識は「グローバル経済」から「鎖国」へ

ここ数日は日本の歴史や江戸時代の文化などを振り返って、共同創造のあり方を考えています。江戸時代と言えば「鎖国」のイメージですよね。日本史わからないのでアバウトですが、だいたい200年くらい続いていたのではないでしょうか。その間は大きな戦争もなく、平和的な時代が続いていましたよね。現代人の私たちにとっては有難いことに平和なのが当たり前ですが、映画『この世界の片隅に』を観た時にも思ったように、ほんのち

もっとみる

「所有」の仮面、「共有」の喜び

昨日の江戸時代の「性」意識と豊かな「文化」の記事を書いた後に感じたことを書いてみます。昨日の記事で、お風呂が一人一人の家になかった当時は、銭湯に行くことが多かった(そしてそこが混浴だった)ということを書きました。現代は風呂なしアパートなどもあるでしょうが、ほとんどの家庭にお風呂はありますし、銭湯の数も減っていることと思います。お風呂だけでなく、あらゆる生活に必要な家電などもすべての家に常備されるよ

もっとみる

江戸時代の「性」意識と豊かな「文化」

性と資本主義の話をしていたのに、なぜいきなり昨日の日本の「土地」と「言葉」の特殊性という記事を書いたのかというと、日本の歴史にそのヒントがあるのではないかと思ったからです。日本において、平和的・調和的な時代だったと言われているのは、昨日の記事に書いた縄文時代、そして江戸時代です。この二つの時代というのは、今後の共同創造のあり方を考える上で大いに参考になることがあると思っています。私は日本史に苦手意

もっとみる

日本の「土地」と「言葉」の特殊性

資本主義と共同創造の時代の狭間に生きている私たち。大いなる宇宙の長い長い歴史から見た「この時代」をとらえることも大事ですし、また、ここ「日本」に生まれた(外国人の方でもここ日本にいるという)ことの意味を考えてみるのもとても有意義なことだと思っています。実際、私たちは日本に生まれながらも、日本のことをよくわかっていないのではないでしょうか。この「日本」にももちろん多次元的な意味や理解があり、どこまで

もっとみる

「性」は社会の本質であり、宇宙の本質

前回の「性」のタブー感と資本主義の記事は、結構根本的な部分に切り込んでいった感があり、書いていて楽しかったです(笑)。やはり根本的な原理や大きな宇宙の歴史から見た「現代」という時代を知るということはものすごく大切なように思いますし、ここ数十年・数百年だけ見ても、宇宙の歴史から見れば瞬きにも満たないくらいなもんです。性の抑圧と資本主義に関係があるなんて、そう簡単には思い浮かばない発想でしたからね(少

もっとみる

「性」のタブー感と資本主義

昨日の資本主義より大きな「男性原理」の終焉という記事の最後に、男性原理と女性原理の学びが大事だという話を書きました。このテーマについては、1月2月にかけて熱心に取り組んでいたので、記憶が新しいうちに書いてみたいと思います(笑)。私がここ2か月ずっと読んでいたのは、主にレオナルド・ダ・ヴィンチに関する本、キリストとマグダラのマリアに関する本、老子に関する本です。西洋のレオナルド・ダ・ヴィンチ、東洋の

もっとみる

資本主義より大きな「男性原理」の終焉

昨日の「世の中・組織おかしい!」が実は多数派の記事に関連したことを書いてみようと思います。ここ何か月か、土日の予定がほぼ埋まるほどたくさんの人と会っていて、小学校の友人、高校の友人、公務員時代の友人、その他あらゆる友人、知り合いと話す機会が多かったんですね(恵まれてますね)。人と会って話すと、仕事の話になることはよくありますよね。いろんな方と話してみて、やはりどの方も口をそろえて同じことを言うもの

もっとみる

「世の中・組織おかしい!」が実は多数派

数日前の記事にも書いたのですが、今、集合無意識レベルでの人々の「働くことへの意識」がものすごい勢いで変わっていて、今までの固定概念や常識が崩れていく気配を感じているんですね。やはり意識レベルの変化(原因)があって、現実化(結果)してくるので、おそらく今意識の変化が起きているということは、現実化してくるのは半年後~1年以内くらいにかけてだと思います。ニュースを見ていても、誰もが知っている大企業の大赤

もっとみる

壮大すぎるビジョンを持って生きること

2017年は大きな変化・変容・激動の1年になるだろうといろんなところで言われていて、私自身も1月からたった1か月半くらいの間に起きた日々の濃さ振り返って、今年は本当に重要な一年になるだろうと感じています。大きく変わりそうだなと思うのが、「働くことに対する人々の意識」ですね。私の周囲で(年齢的なものもあってか)、仕事を辞めたい、辞める予定、という人がとても多く、「なんで楽しくもないつらいこんな仕事を

もっとみる

食品ロスと「必要な分だけ」意識

大量生産・大量消費、長時間労働など、少子高齢化にも伴ってますます無駄の多さが露呈し、自らで自らの首を絞めるようになってきた資本主義社会。連日お伝えしているように、とにかくあらゆる領域において無駄が多いので、「必要な分だけ」という意識が本当に重要になってくるように思います。2月3日は節分でしたが、この時期必ずと言っていいほど話題になるのが、「恵方巻き廃棄」問題。今年もニュースになっていましたね。食品

もっとみる