引用元、あるいは初出の探索ーーたとえば『ヴィリエ・ド・リラダン全集』について

「本とは繰り返し読めるものだけが本である」というようなタイトルの本(か記事)をつい先ごろ読んだ記憶がある。  たしかにそのとおりで、他人には読む価値や再読の価値がなくても自分自身にとって何度でも読みたくなる本というものだけが本なのだと思う。  そういった「繰り返し読める本」に引用…

【『逃げ上手の若君』全力応援!】⑲「童(わらべ)」のパワーはどこまで? …当時の子…

 南北朝時代を楽しむ会の会員の間でも話題騒然の週刊少年ジャンプ新連載『逃げ上手の若君』ーー主人公が北条時行、メインキャラクターに諏訪頼重! 私は松井優征先生の慧眼(けいがん=物事をよく見抜くすぐれた眼力。鋭い洞察力。)に初回から度肝を抜かれました。  鎌倉時代末期から南北朝時代と…

端子

熱暴走を繰り返す機械たちを尻目に、メタファーを加速させ、新たな詩文を生み出し、絶えず分裂していく後先に亀裂が生まれ、記憶を蝕み、無数の苦痛を呼び覚まし、慢性的な痛みを抱えた修復不可能な恋の行方や、悠遠に潜む価値のまやかしや、間違いにすら気付かずに、延々と謳われるものの奴隷になるた…

34.雷天大壮(らいてんたいそう)~過ぎたるは猶及ばざるが如し②

六十四卦の三十四番目、雷天大壮の爻辞です。 卦辞はこちらです。 https://note.com/northmirise/n/n84ca34664e35 主爻主爻は、九四です。盛んに過ぎる時において、陽の剛強と陰の柔順が程よく調和して、行き過ぎることを抑えるのです。 初九趾(あし)に壮(さかん)なり。征けば凶。孚有り。 象に…

Negativeと「みんなちがってみんないい」

※この記事は非常に否定的です。肯定的な記事をお探しの方は、読まない事をお勧めします。 今回この記事を書くにあたって、どのような言葉なのか調べた。 相田みつをさん や 金子みすゞさん の言葉として皆さん周知のようで、そんなことも知らずに言葉だけ知ってたんだなぁ、という見当外れな落ち込み…

「古典的名著とかって、読んでなんか意味あるんすかぁ?」という質問に答える

前回は、ある書籍が古典的名著=その文明なり社会なりの基盤となっている価値観が述べられている書籍となる過程について説明した。 また、その社会がほかの社会に飲み込まれてしまったり自壊してしまったりする有様についても説明した。 さて、今回のお題。 なぜ古典的名著を読むのか。 軽く復習して…

頑張らないと「気持ち悪い」と思うレベルまで

この記事を読んでくださっているあなたも、どんな人であろうと、例外なく何かに挑戦している事だと思う。 それは、学校の勉強だったり、お仕事だったり、自分の将来の夢のためだったり、人は成長する上で挑戦していくものなんですね〜。 故に、努力して結果を出すために、必要不可欠なことって、何な…

【情報革命と姿勢の哲学】本著の概要と目次(企画書)

《ごあいさつ》 「人類文明の変革」と「変革を迎え撃つ姿勢の哲学」を論じた本を書きあげた。 文明史や思想史を論じ、未来のビジョンを構築する。 10年かけて書きあげた。 発表するのはココが初めて。 実験的に本文の一部をUPしていこうと思う。 といっても70万文字の長文なので時間はかかる。 今まで…

短編小説 『戻れないりんご』

 果実食主義——フルータリアンは素晴らしい思想だ。なぜならそれは動物の権利を侵害せず、植物の権利を侵害せず、ヒトが生きる唯一の方法だからだ。まったくほら、ヒトという生き物は寄ると触ると他の生物の権利を侵害してしまうことは君も知っているだろう? 森は消え、ツバルは沈み、シロクマは死…

エッセイ・小説・感想文・詩:脳内ポエジー、島宇宙旅行

[繰り返します.本船は宇宙槍に接触しました.携帯ヘルメットを装着してください.お近くのスタッフの指示にしたがい脱出ポッドへ避難してください.]  ヘルメットの中で、警告音が鳴り響いている。 「大丈夫、必ず助けるから、絶対に君を見捨てないから」  わたしは、大型資材ケースの下敷きにな…