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法の沈黙

「武器の中において法は黙す」

戦争中は法律の規制が働かなくなる、という指摘をしたキケロの言葉。
ただし、第二次世界大戦では、日本はアメリカより法律を守ろうと努力したと思う。例えば、少なくとも日本人には大量虐殺の思想はなかったが、
アメリカは大量虐殺の思想によって東京大空襲や原爆の投下など、
市民の被害を前提とした大爆撃を行った。
これは戦争だからみんな目しているだけで、
明らかなる国際法違反、法の沈黙である。
〈渡部昇一〉


♠️ 一番酷いのは負け戦 次に酷いのが勝ち戦 (イギリスの諺)

戦争というものが勝っても負けても、どのように悲惨な結果をもたらすかを説いている。誰もがそれを知っている。
にもかかわらず地球上のどこかで戦争は続けられている。
戦争とは正当化された人殺しに他ならない。
「一人殺すと殺人だが千人殺すと英雄」
なのである。

「戦争は人間の生活問題を何一つとして解決しません!何一つ!それは働く者の惨めな状態を更に激しくするだけだ」
とは『チボー家の人々』の作者マルタン・デューガールの言葉であるが、
「もし私が英国人であるようにアメリカ人であったならば、外国の軍隊が私の国に上陸している限り、私の武器を決して置かない」
というウィリアム・ピットの言葉もある。
ー『座右の銘』研究会ー




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