宇宙っ子

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「明るく」「正しく」「真心」をモットーにしています。簡単ですがなかなか実行に苦難を要しています。そして思うことは人生を生きている間は「学びの精神」が必要だと感じています。自分の心なのに自身でコントロールできない。運命が変わる時はこの自分を完全にコントロールできた時だろう。

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自分自身を発揮しながら、他者との違いを感じ取り、自分を向上させるために日々学びの精神を育てながら毎日を充実していく生き方を模索することです。

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渡部昇一流『四書五経』の解釈 215

😈 教師は厳しくあれ (『礼記』学記) 🌏 師厳にして然る後に道尊し 先生は厳かであって初めて、その教えが尊いものになる。 ふにゃふにゃしている先生の教えなんて誰もありがたがらないのである。 大学で学生が講義を聴かず私語をしたり携帯をしたりすることを嘆く教授がいる。 どうしてそういう学生に教室を出てもらわないのか。 音楽界なら、うるさい人はつまみ出される。 教場が音楽会以下であってはなるまい。 【2024年3月29日(金曜日)雨のち晴れ11℃〜19℃】 人とはーーサ

    • 渡部昇一流『四書五経』の解釈 214

      😈 我れは賈(こ)を待つ者なり (『論語』子罕第九) 🌏 之れを沽(う)らんかな、之れを沽らんかな。我れは賈を待つ者なり 「就職する気はないのですか」という弟子の問いに孔子は答えた。 「いや、そんなことはない。自分は自分の才能を使える地位が欲しいのだ。使ってくれる人がいれば腕を奮いたいのだ」と。 その場がないから教育をやっているのだということである。 これは福沢諭吉も似ている。 彼は政界にも多少の関心があったようだが、結局用いられず、 大学教育に力を入れたのである。

      • 渡部昇一流『四書五経』の解釈 213

        😈 失敗がよい結果を生む (『論語』子罕第九) 🌏 吾れ試(もち)いられず、故に芸あり 自分は若い頃に仕官しようとしたけれど、なかなかできなかった。 だからいろいろな芸に達することができたのだ。 就職に失敗したから結果的に成功したという話である。 私にもこの体験がある。 大学院に進もうとしたとき、ある女子校の教師の口を紹介された。 しかし、校長に会いに行くと 「この学校は高等師範か東大以外は取りません」 と断られてしまった。 そこで断られたから、今の私があるのである。

        • 渡部昇一流『四書五経』の解釈 212

          😈 君子に三楽あり (『孟子』盡心上) 🌏 君子に三楽あり。而して天下に王たるは与(あずか)り存せず。 立派な人には楽しいことが三つある。しかし、そこに王になることは入っていない。 では三楽とは何かと言えば、 一つは父母が元気で兄弟に事故がないこと、 二つ目は、自分の心中を省みて天地に恥ずることのないこと、 三つ目は天下の秀才を得てこれを教育すること。 教育には、 先生となって教育するという意味もあるし、 教育的な、あるいは修養的な本を書くことも入るであろう。 【2

        渡部昇一流『四書五経』の解釈 215

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          渡部昇一流『四書五経』の解釈 211

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          渡部昇一流『四書五経』の解釈 210

          😈 弟子に対する態度 (『論語』微子第十八) 🌏 往く者は諌むべからず。来たる者は猶お追うべし 自分から離れていく者に「離れるな」と言う必要はない。 自分に近づく者は、むしろそれを追うぐらいの気持ちでやれ。 これは弟子に対する孔子の態度を述べているのだが、 いい言葉である。 【2024年3月24日(日曜日)曇り時々雨7℃〜11℃】 寒冷前線の影響で春の嵐が訪れた。 昨夜は春雷も鳴り季節は完全に春だ。 私の頭は一年中春だ。 気象とはよくできた言葉だとつくづくと思う。

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 210

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 209

          😈 弥(いよいよ)高く、弥堅し (『論語』子罕第九) 🌏 之れを仰げば弥高く、之れを鑽(き)れば弥堅し。 仰げば仰ぐほどますます高く、切れば切るほどますます堅い。 孔子はそれほど高く堅い人格であった、ということである。 私はカール・シュナイダー先生という恩師について、 そういう感じを受けたことがある。 どこまで学が深いかわからないような感じのする先生で、また、 どこまで突っ込んでいっても研究に隙がない方だった。 この先生は、印度比較言語学の大成者であるヘルマン・ヒルト

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 209

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 208

          😈 もしも本当に必要ならば (『論語』述而第七) 🌏 天、徳を予(我)に生ぜり。桓魋(かんたい)其れ予(われ)を如何せん。 天が自分に徳をくださったのだから、(孔子を殺そうとした)桓魋みたいな者が自分に何をすることが出来ようか、ということである。 本当に偉い人は、自分が誰かに殺されるわけはないという妙な自信を持つ人が多いようである。孔子もまたしかり。 私には70年代から80年代にかけて、大学の授業中に毎時間、言論糾弾団体に押しかけられた経験がある。それでも、自分の言論

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 208

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 207

          😈 中庸を求める (『中庸』第四章) 🌏 知者はこれに過ぎ、愚者は及ばず 頭のいい人はやり過ぎ、愚かな者は及ばない。 だから、 中庸を求めることが重要だといっているのである。 【2024年3月21日(木曜日)晴れ一時雪 -3℃〜8℃】 昨日は雨から雪に変わりその雪が今朝は積雪していた。 ちょっとした春の嵐を感じた。風が強く吹いていたからだ。 去るのが嫌な冬の季節がちょっとした悪戯をしたのだろう。 お彼岸のシーズンにふさわしい出来事のような気がしている。 では、本日もつ

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 207

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 206

          😈 中庸の徳 (『論語』雍也) 🌏 中庸の徳為(た)るや、其れ至れるかな 極端を避けるということは素晴らしいことだ。 『中庸』という本があることからもわかるように、 いうまでもなく「中庸」は儒教の中心的な徳目である。 『孟子』離婁下には「仲尼は己甚(はなはだ)しきを為さざる者なり」 (孔子は極端なことはしなかった人である) とある。 【2024年3月20日(水曜日)㊙️春分の日曇り一時雨1℃〜9℃】 季節の分かれ目の日。 私の心も変わり目を迎えているだろうか? が、

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 206

          渡辺正一流『四書五経』の解釈 205

          😈 克己復礼 (『論語』顔淵第十二) 🌏 己れに克ちて礼に復(かえ)る。 自分の欲求を抑えて、ちゃんと守るべき道徳的規範を守る。 これこそが仁というものだといっているのである。 【2024年3月19日(火曜日)晴れのち曇り-3℃〜11℃】 この世の中は法則で成り立っている。 が、人間社会においてはこの法則が全て明らかになっているわけではない。 世の中には道徳がある。が、その道徳が全て正しいわけではない。 なぜなら、道徳は人間が作ったものだからである。 悪の裏には善があ

          渡辺正一流『四書五経』の解釈 205

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 204

          😈 過大評価を恥じる (『孟子』離婁下) 🌏 声聞情に過ぐるは、君子之れを恥ずる 自分の実力よりも評判が高くなることを、立派な人は恥ずかしいと思っている。 虚名に溺れないように気をつけなさい、と言う教えである。 【2024年3月18日(月曜日)晴れ時々曇り0℃〜7℃】 運命のシナリオは性格であると私は考えます。 また、人の出会い、環境も大きな影響力を与えるでしょう。 が、人はどこでどのように命を授けられるかそれは全く分からないことであり、 選ぶことはもちろんできませ

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 204

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 203

          😈 法の不足を徳で補う( 『論語』為政第二) 🌏 民免れて恥無し あまり法律的なことをうるさく言うと、 法律に引っ掛からなければ何をやってもいいという発想が出てくる、 ということであろう。 法律はどんなに細かくしても、どこか破ることができるものである。 それをなくすために、さらに法律を厳しくしていっても切りがない。 むしろ足りない部分は立派な道徳で補っていかなければならないという教えになっていると思う。 【2024年3月17日(日曜日)曇り時々晴れ4℃〜17℃】 よ

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          渡部昇一流『四書五経』の解釈 202

          😈 民を罔(あみ)する (『孟子』滕文公) 🌏 民を罔することを為すべけんや 根こそぎ国民を網にかけるようなことをやってはいけない。 例えば戦時中から始まった源泉徴収である。 あれは就職すれば就職先がまとめて払うわけで、「民を罔する」ものである。 会社の立場で見ると、人を雇ったら必ず払わなければならないわけだから、 雇用税と言っても変わりはない。 そういうことはやってはいけないと孟子は言っているのである。 【2024年3月16日(土曜日)晴れ 0.2℃〜18℃】

          渡部昇一流『四書五経』の解釈 202

          渡部昇一流流『四書五経』の解釈 201

          😈 人が知らない二つのこと (『大学』伝八章) 🌏 人はその子の悪しきを知ることなく、その苗の大いなるを知ることなし 人は自分の子どもが悪いということを知らない。また、 自分の家の苗が大きいと思わない。 前半は「うちの子に限って」というケースである。また後半は、 もっと大きくあってほしいと思うから現状に満足できない、 という意味である。後者については、 たとえばこんな事例が挙げられる。 格差社会とさかんに喧伝されるから「自分の給料は低いなあ」と思うけれども、 ひとたび

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          😈 知らないことを知る (『論語』為政第二) 🌏 之れを知ることを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知れるな り。 知らないことは「自分はこれについては知らない」とはっきりわかっていることが、本当に知っているということである。 ある大手保険会社で講演をしたとき、私は人間の知力には調べてわかるものと調べることができないものがあると話をした。 例えば「半年後の円ドル相場を根拠とともに書け」というような問題が試験に出ないのは採点する人がいないからだ、と。すると、 次に演

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