ホヴィン

天才にあこがれる凡才。 42 Tokyo学生 ◀︎ アートスクール ◀︎ アメリカ駐在 ◀︎ 日系メーカー | 機械学習を駆使してアニメを作りたい💡 noteでは読書レビュー多め。

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  • 【読書と映画】

    読書レビューです。読んで面白かった本の書評を書きます。たまに、見て面白かった映画やドラマ、アニメなどの映像もご紹介。

  • 【ドイツ移住】準備日記

    現在、ドイツ移住に向けて準備中。30代プログラミング未経験者が、エンジニアとしてドイツで就職・海外移住し、永住権の獲得をめざします。その過程で学んだ「ドイツの情報」と、「ドイツ語学習」についての情報を発信します。

  • 【42Tokyoデイズ】

    「今やっている仕事、いずれAIに取って代わられるなぁ」との焦りから会社を退職しました。30代のプログラミング未経験者が、AIのエキスパートを目指し、42Tokyoでの学びの日々をつづります。

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クリエイティブ力を上げる『一億三千万人のための 小説教室』

読み終わってから理解しました。 なぜタイトルに「1億三千万人のため」とついているのかを。 1億三千万人とはもちろん、日本の全人口で、著者は、全ての人が「自分だけにしか書けない小説」を書くことができると、背中をおしてくれています。 本書には、プロットやキャラクター作りといった、小説の技法というものは全くのっていません。 反対に、「そもそも小説とはなにか」、「小説を書くにあたっての心構え」といった、「根っこのところで小説と向き合う姿勢」に重点がおかれています。 それは「

    • レビュー『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』

      いままで気づきそうで気づかなかった視点を与えてくれる本を「盲点本」と呼んでいるのですが、久々に出会った盲点本が本書! ゲームデザイナーが考える、仕事の進め方についての本です。 チームを率いている方や、あくせく出世を狙うより、仕事を楽しく、充実させたいと考えている人にオススメです。 なにが盲点だったかというと、ゲームデザイナーの仕事は、プロジェクトの進め方と親和性が非常に高いこと。 というのも、どちらも「環境をデザイン」することにかかわっているからです。 ゲームデザイ

      • レビュー『はじめてのドイツ語』

        ドイツ語学習をはじめててそろそろ1年がたちます。 毎日30分を継続し、今はまだ発音にとりくんでいるので、カメのようなスピードで学習しているのですが、ごくたまに家での学習時間がとれない日があります。 そんなときは移動中の電車のなかでドイツ語学習するのですが、電車内ではもちろん、発音の練習をすることができません。 単語帳や文法書を読むのも、まだ早いなぁと思っていたときに出会ったのが本書。 「はじめて」とあるように、ドイツ語初学者にむけて、文法を広く浅く学べます。 なんと

        • レビュー『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』

          本のデザインが素敵で、ずっと気になっていた本をついに読みました。 それが本書。 「グレイトフル・デッド」の音楽は聴いたことがなく、名前しか知りませんでしたが、彼らがマーケティングの先進性を本書をつうじて知りました。 現在のマーケティングで主流となっている「フリー」から「コミュニティ」を形成していく流れがよく分かります。 「グレイトフル・デッド」はなにがすごいのかというと、超有名な曲やアルバムがないにも関わらず、熱狂的なファン層(デッド・ヘッズ)を持っていること。 S

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          レビュー『このままだと、日本に未来はないよね。』

          今の世の中のおかしな点をまとめており、非常にわかりやすい本。 海外移住を考えるうえで参考になると思い、手にとりました。 日本のヤバさ一番興味深かったのが、「日本は規制で未来を捨てている」という点。 ドローンやセグウェイが規制の対象となってしまったことで、技術が伸びず、輸入するしかなくなってしまったのは残念でしかありません。 そして、日本政府は目先のお金がないゆえに、教育にはいっさい投資しなくなった点も見逃せません。 教育に投資しないということは、今後の成長をあきらめ

          レビュー『賢い人の秘密』

          副題が天才アリストテレスが史上最も偉大な王に教えた「6つの知恵」とあるように、知的能力を向上させるための6つの秘密を紹介しています。 6つの秘密は「演繹」「帰納」「類推」「実体」「意味」「証拠」。 まず、IQテストや学術的な成果などの従来の知性の測定を超えて、知性は固定されたものではなく、努力と適切な戦略によって開発・拡大可能なスキルであると主張。 さらに、AIが発展しつつある現代、学校教育でまなんだ知識よりも、どう考えるのかといった「知恵」の重要性が高まっています。

          無償の力を発見する:『人生はあなただけのものじゃない』レビュー

          いままでの「自己中心主義」の考え方に一石をなげかける本。 そして読者に、意味のある充実した、他者との時間を受け入れるよう促す本です。 人間関係や家族の関係に悩みがある人にオススメ。 著者の洞察に富んだ視点と、実践的なアドバイスは、真のつながりを求める個人にとって貴重なガイドラインを提供。 そして、利己主義ではなく「無償の行動」と「他者の人生への肯定的な影響」を重視することで、この本は個人の成長と充足感に新たなアプローチを提示しています。 さらに本書では、意味のある人

          42Tokyoで、中間試験のような「Exam」を受けてきました

          昨日、42Tokyoの中間試験のような「Exam」を受けてきました。 そもそも42Tokyoではカリキュラムがないので、1回生、2回生というわけ方ではなく、おおきく分けて「ファースト・サークル」と「セカンド・サークル」のように分かれています。 入学した学生がまず取り組むのが「ファースト・サークル」で、「ファースト・サークル」をクリアすると「セカンド・サークル」に進むことができます。 「ファースト・サークル」は別名「コモン・コア」と呼ばれており、すべての学生がほぼ同じ課題

          時間管理の再定義:『限りある時間の使い方』

          「結局人生は有限なので、何でもかんでもできない。だから、今やれること、やりたいことに集中しよう」ということを教えてくれるのが本書。 時間の使い方を通じて、選択に悩むこともきっと減るはずなので、目の前の選択に悩む人にオススメです。 生産性の幻想本書の注目すべき強みの一つは、時間と生産性に関する根深い信念に疑問を投げかけています。 著者は、忙しさと生産性工場を追求することの不毛さを暴露し、ゆっくりとしたペースで生活し、境界や限界を設定し、自分の価値観にあった、本当の充足感を

          一流たちの「雑談」の舞台裏『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』

          社会人になってだいぶ経ちますが、まだまだ人と話すのは苦手。 そんなぼくのように、雑談が苦手と感じている人の多くは「目的のない会話」が不得意な人たちである、と教えてくれるのが本書。 本書は、一流の人々が普段の雑談の中でどのような話題を取り上げ、どのような洞察や知識を共有しているのかを明らかにすることを目指しています。 本書の魅力は、著者が実際の一流の人々との対話を通じて得た情報を基にしている点。 インタビューを行った相手はビジネスリーダーやアーティスト、学者など、幅広い

          適応の力を解き放つ:『チーズはどこへ消えた?』

          『チーズはどこへ消えた?』は、簡潔かつ洞察に富んだ自己啓発書。 個人的および職業的な人生の両面における変化とその影響について読者に貴重な視点を提供しています。 簡潔な寓話を通じて、変化に対応し、新しい状況に適応し、成功を収めるための効果的な道筋を示しています。 そして、共感を呼ぶキャラクターとシナリオを通じて、この本は様々な領域で応用できる重要な人生の教訓を伝えてくれています。 本書の最も強力な要素の1つは、変化の普遍性を示している点。 この本は、ネズミのスニッフと

          ビジネスと人生における笑いの力を解き放つ『ユーモアは最強の武器である』

          本書は、私たちの個人的・職業的な生活におけるユーモアの力についての探求している魅力的な本です。 職場では、基本的に真面目であることが正とされ、笑うことは「ふざけている」とも取られがち。 「笑う」こと自体、雰囲気的にNGとなっているところもあり、ぼくが前に勤めていた会社でも、もっとユーモアの通じる職場であって欲しいと願っていました。 本書では、豊富な研究、個人的な体験、専門家へのインタビューをもとに、ユーモアを真剣に考えるべき理由を力強く示しています。 著者たちは、ユー

          短期思考を超えて:『ロングゲーム』で長期ビジョンを身につける

          『ロングゲーム』は、現代のスピード感のある短期志向の世界において、長期的な視点の重要性を掲示した本です。 いいかえると、継続的に努力を続けるための指南書です。 著者は洞察に富んだ分析、実践的な助言、魅力的な逸話を融合させることで、読者に貴重な戦略やツールを提供。 読者の「長期的な思考」を育み、急速に変化する社会の複雑さに対処する手助けをしてくれます。 本書の強みの一つは、長期的な思考のメリットを説得力を持って主張している点。 短期的な満足や、即効的な解決策が重視され

          レビュー『冒険の書 AI時代のアンラーニング』

          授業料無料でプログラミングが学べる「42 Tokyo」で学んでいるものとして、教育の在り方については関心は高いほうです。 そんな教育の歴史や、これからの教育の在り方について語られており、面白かったのが本書。 教育に関わっている人や、学びなおしに興味のある社会人にオススメです。 いままので教育まずは、古今東西の哲学者、思想家について言及されており、そのボリュームの多さに驚かされました。 時代の変遷とともにそのときの常識や価値観といったものが変わり、思想家たちの影響で、社

          レビュー『頭のいい人が話す前に考えていること』

          こちらは一生懸命に説明しているつもりでも、相手に上手く伝わらないことがあります。 人と話していると、あまり伝わっていないなぁと思うことが多々あり、本書を手に取りました。 いつもよりももっと分かりやすい説明が出来るようになりたい、仕事で活躍したいという方にオススメです。 本書は、頭の良く、仕事でも活躍している人たちが、話す前に一体何を考えているのか?にフォーカス。 学校的な頭の良さと社会的な頭の良さは別ものであり、まわりから「頭がいい」と思われる人間は、社会的な頭の良い

          レビュー『猟師の肉は腐らない』

          発酵学第一人者の小泉氏の本。 電気自給自足の暮らしをおくる猟師の「義っしゃん」のもとに、小泉氏が訪れるというノンフィクションエッセイ。 数日間と短い滞在期間ですが、発見と冒険に満ちた、濃密な共同生活が描かれています。 山や猟師の生活に興味がある人や、都会の生活に疲れた人にオススメ。 舞台は福島県の山奥、八溝山地。 なんといっても登場人物の「義っしゃん」に驚かされる。 彼は山を愛し、先人から培った知恵と、現代の知識を存分に活かしながら生きる猟師。 人柄がすばらしく