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老子の名言に、「上善は水の如し、水は善く万物を利して争わず。
衆人の悪む所に処(お)る。故に道に近し」という言葉があります。

老子は水や赤ちゃんのような自然の姿が、最強の生き方だと説き、人が本来持つ欲望を否定していました。

例えば、モテたいとか、痩せたいとか、偉くなりたいとか、そういう欲求を持つことをよしとしなかったのです。

老子によると、達成感とか、顕示欲とか、嫉妬心は余計なものだと言います。

そして、水は柔らかく、誰とも戦うことをせず、上から下へ流れていきます。

無為自然の姿こそが、一番の理想だと教えたのです。

柔弱という言葉がありますが、水は丸い形に入れれば、その通りになり、四角の形に入れれば、四角にもなります。

そして、柔らかく、どんな形にもなるのに、時として、金属に穴をあけたりするような最も強い力になったりもするのです。

まさに、「柔よく剛を制す」です。

今は効率的に生きる事がよしとされる傾向が強いですが、徹底して弱くいる事が大切で、その方が結果的に強く生き残る事になるのだと仰っているようです。

ロシアの文豪、トルストイにも影響を与えた老子ですが、その思想の根底には、一人一人の命がかけがえなく大事で、世の中に役に立たないものはいないし、徹底して弱く生きる事で、命を繋ぐ事が出来るのだと現代の私たちを励ましてくれているように思います。

皆さんはどのようにお考えでしょうか?
私は、無為自然の生き方を提唱された老子の思想が、なんとなく気に入っています。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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