記事一覧
共同運営マガジン「人と組織を考える」メンバー紹介です(2022.6.6更新)
共同運営マガジン「人と組織を考える」でご一緒させていただいている10人の方々を紹介させていただきます。それぞれ違った角度から「人と組織」を見つめている10人の方々の意見に触れて考えを深め、それを発信し、そこにフィードバックをいただくことで、独りではとても到達できない広がりと深さで「人と組織」について考えることができています。
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(1)メンバーの方のHOM
不祥事の裏にある"生臭い”人間的事情
昨日企業の不祥事に関して投稿しました。それをお読みくださった方が、ご自身の投稿のなかで不祥事の裏にある”生臭い”人間的事情を鋭く突いていらっしゃるのを見つけました。私見も交えながらその記事を紹介させていただきます。
画像提供:K_Kameno https://note.com/k_kameno
中山 てつや さん https://note.com/nakat_1956 が投稿なさった次の記事です
「やれないとは言えない」ことの罪深さ
企業の組織運営にとっての重大課題を提起した記事を紹介します。『弁護士JPニュース』が12月26日から27日にかけて掲載した記事で、4人の人事および組織運営のプロが2023年に起こった企業不祥事を分析しています。以下に、若干の私見も加えつつ、紹介したいと思います。
画像提供:K_Kameno https://note.com/k_kameno
4人のプロは、次の方々です。
新井 健一 氏(私の記
マネジメント人材育成/行動変容の努力を褒めよう
藤本 正雄 さんのマネジメント人材育成と行動変容についての記事から触発されて考えたことを記します。
画像出典:geralt-pixabay
藤本さんの記事は、こちらです:
1.優秀なプレイヤーがマネジャーになるためには、行動変容が必要
どの企業でも、個のプレイヤーとして優秀な人間がマネジャーに起用されえることが多いと思います。この起用にともなう難しさを藤本さんは指摘していらっしゃいます。
医師の配置転換無効の判例が高度専門人材のマネジメントに対して持つ意味
溝延 祐樹 さんが12月8日に投稿なさった判例記事は、企業の高度専門人材マネジメントにとって大きな意味を持つものだと考え、それについて記します。
溝延さんの記事はこちら:
1.溝延さん記事の要点(楠瀬理解)
溝延さんがご紹介の判例について、人材マネジメントという観点から私が読み取った要点を記します。法的な正確さには欠けています。溝延さんの記事と併せてお読みいただきますよう、お願いいたします
野原ひでおさん『【承認欲求】”1対多” の会議支援でも ”個別対応” が鍵となる理由とは?』に触発されて
野原ひでおさんが11月20日に投稿なさった記事『【承認欲求】”1対多” の会議支援でも ”個別対応” が鍵となる理由とは?』に触発されて頭に浮かんだことを綴ります。
画像出典:Gerd Altmann-pixabay
野原さんの記事はこちらです:
1. 野原さんの記事の要点(私の理解)
初めに、野原さんの記事の要点を、私の理解で説明します。私の理解なので、野原さんの本来のご主旨とはズレて
映画『ウーマン・トーキング』:性差別問題にとどまらない普遍的な訴え
出演の女優さん目当て、かつ、無料配信につられて、ひょいと観た映画に深く考えさせられることになったことについて、記したいと思います。
1.観始めたきっかけ
その映画というのは、写真でお分かりのとおりサラ・ポーリー監督の『ウーマン・トーキング』(原題”Women Talking”)です。
私がこの映画をアマゾンプライムでピックアップしたのは、『ドラゴン・タトゥーの女』と『蜘蛛の巣を払う女』で、
自然・人間・社会/『アフォーダンスの心理学』と考える/8.脳の《可塑性》
写真出典:AlainAudet @pixabay
前回から、人間の脳の特性に関連して、脳の自発性を検討した第4回・第5回では触れなかった点を補足しています。触れなかったのは中身を詰め込み過ぎて議論が錯綜するのを避けるためで、内容的には非常に重要なものです。前回は、脳の《多産性》・⦅余裕しろ》を説明しました。今回は、脳の《可塑性》をみていきます。
前回はこちら:
はじめに、脳の発達過程を一表で
自然・人間・社会/『アフォーダンスの心理学』と考える/7.脳の《多産性》と《余裕しろ》
写真出典:AlainAudet @pixabay
人間特有の《脳ー身体ー環境》のカップリングに話を進める前に、第4回・第5回で人間の脳の自発性を紹介したときに煩雑さを避けるために触れなかったけれども、人間に特有な脳の性質を考える上で重要と思われる論点を補足しておきます。それは脳の《多産性》・⦅余裕しろ》・⦅可塑性》の3点です。今回は、脳の《多産性》と《余裕しろ》に触れます。
初めに、第4回と第5
自然・人間・社会/『アフォーダンスの心理学』と考える/6.《脳ー身体ー環境》の連携/(1)《生きもの一般》
前回と前々回にわたって、人間が備えている《生き物の自発性》が脳の自発的活動に支えられていることを見てきました。その中で、《人間が生きていくのに必要な脳の神経回路は身体があって初めて形成される》ということが明らかになったと思います。
そこで、今回からは《脳ー身体ー環境》の3者のカップリングについて考えていきたいと思います。今回を含めて3回にわたって検討する予定です。
前回はこちら:
1. 《生き
自然・人間・社会/『アフォーダンスの心理学』と考える/5.脳の自発性(後編)
写真出典:AlainAudet @pixabay
前回は、成人の脳が外部・内部からの刺激がなくても自発的に活動していて、それには人間にとって不都合な面もあることを、お話ししました。今回は、成人の脳の出発点である赤ちゃんの脳についての研究成果を紹介します。
前回はこちら:
1.赤ちゃんでは、勝手に動ける脳が身体・環境の結びつきに導かれてチューニングされていく
研究成果の紹介が長くなると思うので
自然・人間・社会/『アフォーダンスの心理学』と考える/4.脳の自発性(前編)
写真出典:AlainAudet @pixabay
前回、アフォーダンスの概念を理解するカギは「生き物の自発性」だとお話ししました。今回と次回は、人間の「生き物の自発性」を裏付ける脳科学の知見を紹介します。今回は、成人の脳について、次回は成人の脳の出発点となる乳児の脳について、脳科学の研究成果を取りあげます。
前回はこちら:
1.脳の自発性
人間を機械になぞらえる「機械論」では、脳は、外部か
ChatGPTと書く小説/哀しい男と女の物語/3.小説原稿/原稿1:出向の申し渡し
今回は、Chat君に主人公二人の家庭人としてのキャラクターを設定してもらって、お見せする予定でした。ですが、予定を変更して二人が、それぞれの会社でコンソーシアムへの出向を申し渡される場面に進みます。
変更の理由は、次の2点です:
(1)Chat君が設定した二人のキャラクターが、ほとんど同じでした。私が提示した条件が一般的過ぎたと思います。少し条件を絞り込むために、私が考える時間が必要になりました
自然・人間・社会/『アフォーダンスの心理学』と考える/3. アフォーダンスとは?
写真出典:AlainAudet @pixabay
このシリーズ、3回目の連載です。第1回で ”エドワード・S・リード『アフォーダンスの心理学』を相棒に” 、自然と人間と社会について考えますと言っておきながら、《アフォーダンスとは何か?》をまだ説明していませんでした。今回は、アフォーダンスを私なりに定義しておきたいと思います。
前回はこちら:
1.アフォーダンスにつきまとう分かりにくさ
アフォ
ChatGPTと書く小説/哀しい男と女の物語/2.キャラクター設定/(1)職業人としてのアイデンティティの揺らぎ
前回の終わりに、Chat君にストーリーの先を書いてもらおうか、出だしのシーンを書いてもらおうかと悩んでいた私は、肝心なことを忘れていました。主人公二人のキャラクタ―設定、です。
ストーリーがあっても、その中を生きるキャラクターがいなかったら、文字通り「話になりません」。Chat君に主人公二人のキャラクタ―を設定してもらうことにしました。
私は《人間は生きるために働くのであって、働くために生きるので