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仕事は自分で創れ

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2022年7月の記事一覧

知的好奇心を抑えられない日々

知的好奇心を抑えられない日々

「知的好奇心の塊ですよね。近藤さんは」

10年近く前、この知人の依頼で、新興国のビジネスについて講演した時のことである。知人にこんなふうに言われたのが、いまだに脳裏に焼きついている。なぜかと言うと、知的好奇心という言葉がとても気に入っているからだ。
 
それまでは、あまり意識した言葉ではなかった。ビジネスの世界では、ジョハリの窓は良く使われる。私も社員教育や企業支援の現場で使ってきた。これに照ら

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本創りにおいて読者対象をどう考えるか?

本創りにおいて読者対象をどう考えるか?

本を創る立場になると、気になる事が沢山出てくる。
本当に自分の読んでもらえる読者がいるのだろうか?こんなこと書いて、批判を浴びないか?
売れなかったらどうしよう。

まあ、何事もそうだが、処女作というのは特に未知の世界で、不安や心配も頭をよぎる。私も20年以上前になるが、人生で初めて本を創った時は、今にしてみれば杞憂ばかりのことで、色々と考え過ぎたこともある。
そんな中で、オーソドックスな話として

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何事も“ほどほど”が丁度よい

何事も“ほどほど”が丁度よい

ほどほど、たまたま、ぼちぼち、そこそこ、まあまあ、だいたい・・・。
会話していて、結構、こういう曖昧な言葉の納得感が高まる時がある。
私は、自分の人生も他人の人生も、結果から見ていて、かなり“たまたま”だとつくづく思う。
それを、私は昔から偶然の必然と言い続けている訳だが、それと似たような感覚で、ほどほどについても、あれこれ考えることが多い。

ほどほどは、仕事とプライベートではちょっと違う感じは

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本の本を制作しています

本の本を制作しています

本と出合わなかった人生だったとしたら、私はどうなっていたのだろうか。

最近、良く考えるようになった。
とくにコロナ禍になって、本との関りがとても密に深くなった。これは、仕事においても生活においてもである。
そして、私のこの先の人生は特に本との関りでその充実度と満足度が決まるように思っている。もちろん、本との関り方には色々ある。

世の中には、私の何倍もの本好きの方がいて、子供の頃からそれこそ何十

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再び、徳島とベトナムをつなぎます

再び、徳島とベトナムをつなぎます

先日、徳島で久しぶりにセミナーをした。
キーダ地域連携セミナーとして行ったものだが、テーマは”変化適応を軸に考える―未来志向経営について―”。
少人数のセミナーと質問コーナーであったが、事前の予想通り、新たなつながりが生まれた。

徳島出身の私が、徳島を舞台に仕事をするようになった、きっかけが吉野川に生きる会だ。
NPO法人吉野川に生きる会は、島勝伸一さんが代表理事をされている。

人の縁とは不思

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我慢の限界と表現の仕方を考える

我慢の限界と表現の仕方を考える

世の中には実に温厚な方がいる。
いつもニコニコ、笑顔を絶やさない。私はこういう方に出くわすと、とても真似ができないと思っているし、率直に凄いなと思う。

ところが、長年、色々な人と接していると、人間は奥が深いことに気づくようになる。
実際、いつもニコニコの人が、裏側ではストレスの塊で、疲れ果てていたりすることもある。
常に世の中には例外があると言う話であるが、温厚そうに見えても、激情家だったりする

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多文化共生のつぎに来るものは・・・

多文化共生のつぎに来るものは・・・

私は宇宙人です。
こんなことを言う人は、冗談好きな人以外まずいない。
では、私は地球人です。は、どうだろうか。
一昔前、と言っても10年ぐらい前だったら、ちょっと変な事を言う人か?と思われたかもしれない。
ところが、今どうだろうか?
もうしばらくするとどうだろうか?
私は地球人であり日本人です。私は地球人でありネパール人です。こんな会話が当たり前になるかもしれないと最近思う。
背景には色々とあるが

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改めて在宅勤務がどうなっていくかを考える

改めて在宅勤務がどうなっていくかを考える

先日、NTTが全社員在宅勤務のニュースが流れた。私の周りでも結構話題だ。
もともと、コロナ禍の中、在宅勤務を積極的に推進してきた企業も少なからずあったが、このNTTのニュースのインパクトは大きい。
規模もそうだが、NTTと言えば、通信の基幹をなす産業の中心にある企業だけに、影響を受ける企業は多いだろう。

このブログでも書いてきたが、幾ら在宅勤務と言っても、流石に、現場での仕事、接客、人へのサービ

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久しぶりにパスポートを眺めてみた

久しぶりにパスポートを眺めてみた

もう2年以上、パスポートを使っていない。
コロナ禍で、海外に行くことがなくなったからであるが、ここまで、パスポートを気にしなくなったのは、いつぐらいからだろうか?

30代半ばから、約20年間、海外に行かない月はなかったぐらい、毎月、どこかに行っていた。もっとも、ベトナムが圧倒的に多く、約15年間は、毎月、1回か2回は、ベトナムにフライトしていた。
ベトナムにいると、東南アジアはどの国も行きやすい

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人に仕事を頼むのはやっぱり難しい

人に仕事を頼むのはやっぱり難しい

仕事のやり方は、色々とあるが、一人でするか複数でするかによって、全く違う。

一人でする仕事の典型なものに、画家や作家などが思い浮かぶ。基本的に、誰かと一緒、誰かとチームを組んでいることはない。
会社で仕事するのは、全体感で言うと、一人で仕事することはない。なぜなら、組織全体で、会社としての経営目標を達成するために活動する。

会社=一つのチームといっても間違いではない。ただ、会社の場合は、人数に

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都会の街中のスケートボードで思うこと

都会の街中のスケートボードで思うこと

最近、ちょっと気にしていることがある。
自社のオフィスへ歩く途中にも、時々見かける張り紙がある。
“スケートボードは禁止です。見つけたら、警察に通報します。”
確かに、ここ数年だろうか、神戸の街中でもスケートボードをしている若者が目立つようになってきた。公園の一角で、それ専用の場所でしている分には、こちらも見ていて楽しいところもあるのだが、これがそれなりの歩道の往来で遭遇するとたまらない。

それ

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メンテナンスが充実している日本

メンテナンスが充実している日本

何事もそうだが、その環境に慣れてしまうと、そのありがたみや、自分たちが如何に恵まれているかを忘れてしまう事が多々ある。
ある意味、人間は慣れるということが平穏に生きるために重要だし、これは動物的な本能かもしれない。
そういう意味で、日本人が日常あまり意識することがない、日本の素晴らしさが幾つかある。そのひとつが、メンテナンスである。メンテナンスサービスと言っても良いと思うが、実に日本は、新興国など

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日本のサービスはやっぱり凄いですね

日本のサービスはやっぱり凄いですね

久しぶりにJAFのお世話になった。
JAF会員になってすでに40年ぐらいになる。

小雨の降る有料道路を走っていて、突然、軽めのバースト音。急に、車の走行に支障をきたした。きっと、パンクだろうと思い、非常駐車帯があるのを思い出し、500mぐらい走って、停車した。
タイヤは見事にぺっしゃんこだった。

こういう時は、日本では、JAFへの電話が一般的。財布にはJAF会員カードは入っていたが、年度更新の

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SDGSについて改めて考えてみた

SDGSについて改めて考えてみた

酷暑の日々が続く中、今週の火曜日、KOCOAでハチドリ倶楽部のセミナーを開催した。

ハチドリ倶楽部は一般社団法人SDGsソーシャルデザイン協会が運営している。この代表理事が、都築冨士夫さんだ。私は都築さんとは、10年以上のお付き合いになる。ご縁があって、今年、私も理事の役割を拝命した。この一般社団法人の活動は、HPによると、

〇SDGs関連の情報交換・問題解決
・SDGs交流会、相談会の開催 

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