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ゼロトラストの時代だからこそ信頼の基盤は人・組織にあり

ゼロトラストの時代だからこそ信頼の基盤は人・組織にあり

 ITが進展するスピードは常に想像以上に早い。それが、縁あって40年近くITに何らかで関わって来た私の実感だ。20代の頃は、プログラマーも経験した。その後、起業しITに関するビジネスも幾つか手掛けた。創業以来継続しているのは、企業や官公庁自治体などの組織体に対するIT活用支援である。それと連動して、情報セキュリティ対策支援のビジネスも20年以上行っている。
 そんな中、最近特に思う事がある。
 情

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中小企業こそ、情報活用のスパイラルアップを実現する仕組みを

中小企業こそ、情報活用のスパイラルアップを実現する仕組みを

企業経営には情報が不可欠である。
 経営資源として、ひと、もの、かね、情報と言われて久しいが、情報の重要性は高まるばかりである。言うまでもなく、経営環境の変化として世の中を見渡してみると、情報が溢れている。情報の洪水という表現も、特に目新しくはないが、世間ではDXが声高に叫ばれ、デジタル社会まっしぐらである。デジタル社会とは何かを簡単に説明するのは骨が折れるが、今回のテーマに沿って書くならば、デジ

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ベトナムが世界から選ばれる理由を知る

ベトナムが世界から選ばれる理由を知る

ベトナムと付き合う事は、世界と付き合う事と言っても過言ではない。

 これが20数年に渡って、ベトナムでビジネス活動してきたブレインワークスの実感である。ベトナムに馴染むとすぐに分かってくるのが、圧倒的に韓国の存在がある事だ。そもそも、ベトナムに駐在する韓国人と日本人の比率は、概ね10:1であり、これはこの20年間あまり変わっていない。ベトナム人にとっては、日本人よりも韓国人との関係の方が深いし親

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これからの経営者に求められるIT活用スキルとは?

これからの経営者に求められるIT活用スキルとは?

                            

流石に今の時代、規模の大中小問わず経営者でITを無視できる人はいないだろう。
20年前の経営ならいざ知らず、IT=経営環境といっても過言ではない時代、しかも、これは急速に進展する一方である。私は以前から、“IT活用を考える前に、IT社会に適応することが、これからの経営者に不可欠である”と経営者の皆さんにお伝えしてきた。

今、巷は、生成A

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3年ぶりの生のベトナムで感じた事と決意した事

3年ぶりの生のベトナムで感じた事と決意した事

久しぶりの海外、久しぶりのベトナム。
日本国内の飛行機には乗っていたが、ほぼ3年ぶりに海外へフライトした。

遠い記憶のようでもあり、この前のようでもあり、ほぼ3年前の今頃、私はベトナムにいた。

約20数年前から、毎月のようにベトナムに渡航していた。ある時期は数年間、ベトナムに住んで、日本に出張というスタイルだった。

こういう感覚が染みついていただけに、あの日を境に、これほどのベトナムブランク

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今の子供たちの原体験は何だろうか?

今の子供たちの原体験は何だろうか?

自分自身の子供の頃の原体験というのは、人生の土台だし、故郷でもある。
学生時代は、とにかく、田舎を離れ親元を離れ、開放感の中、自由に好き勝手に日々を過ごしていた。
学業はそっちのけで、ひたすら遊んだ。今にしてみれば、懐かしい貴重な時間だったと思う反面、もっと、若いうちにできたことは沢山あったと思っている。
後悔しているというのではないが、仮に何かの縁で、バックパッカーで世界を周っていたら、当たり前

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自然産業という考え方を知ってすでに4年近く

自然産業という考え方を知ってすでに4年近く

自然産業と聞いて、皆さん、ピンと来るだろうか?
まだまだ、知られている言葉ではない。
産業と名がつくから、新しいビジネスの事と感じるだろうか?とは言え、なんとなく想像の付きやすい言葉ではある。

実は、自然産業は、株式会社自然産業研究所の名前の一部でもある。この会社のルーツに関わった人達が、自然産業を定義した。自然産業は概ね一次産業と一致する。農業、漁業、林業のことだ。

ただ、こういう書くと、一

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プロの世界のコーチの役割を考える

プロの世界のコーチの役割を考える

ずっと前から思っていることなのだが、プロスポーツ選手のコーチってどういう役割なのだろうかを考えると結構奥が深い。

まずは、アマチュアのスポーツのコーチを考えてみる。こちらは、比較的に分かり易い。
アマチュアが頑張って上手になるのをサポートするコーチという役割がある。コーチを受ける側としたら、個人レッスンのように、有料の場合もあれば、学校のクラブ活動であれば、無料だ。
コーチになる人とうのは、基本

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自分がやりたい事、できる事、期待されている事

自分がやりたい事、できる事、期待されている事

仕事は人生の中で、どれだけのウエイトかを考えることがある。
日本人の働き方は、外国からは働きすぎと揶揄されて久しい。当たっているところと、誤解のところもあると思う。他の先進国も働く人は働いている。要は、働き方の問題だと思う。

例えば、創業者が働きすぎと言われるだろうか?ワーカーホリッカーと言われるだろうか?会社員ではないし、そもそも、好きでやっている人が大半だ。自業自得とも言う。
だから、社長自

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仕事の本番と練習の違いを考える

仕事の本番と練習の違いを考える

スポーツやアーティストの世界を見ていると、本番と練習は明確に別物だと思える。
もちろん、外からそう見えていても、本人としては、本番なんだけど、実は練習も兼ねていると言うことはあるかもしれない。
ただ、プロであれば、それは外には見せてはいけない。
こういう世界は、見る側からしても、その分野に精通していなくとも、本番という概念が明確なので、本番以外は、練習という認識ができる。
また、本番のパフォーマン

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経営者のジレンマと試行錯誤

経営者のジレンマと試行錯誤

会社経営のやり方や方法は一つではない。
実際やってみたたら分かるが、きっと、引退するまで試行錯誤の連続だと思う。

私自身もそろそろ30年になるが、こうやれば上手くいくと言う感覚はあるが、それが10年通用するかと言えばそうではない。
今、お付き合いがある経営者で創業から40年、50年と言う方もいる。皆さん、チャレンジングというか、今でも経営を試行錯誤している。

日々実感しているが、経営環境は変化

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物事をどこまで直感で決められるのか?

物事をどこまで直感で決められるのか?

勘が鋭い、直感の人だ。
世間にはこういう風に評される人がいる。

少し古いが、プロ野球の長嶋茂雄氏が典型だろう。カンピュータの人と、言われていたことが今でも記憶にある。真実は私には分からないが、実は、長嶋氏は、緻密に考察する、熟慮するタイプであるという記事に、妙に納得した記憶がある。

直感で何かを決める人と言うのは、見ていて清々しい感がある。当然、決断力がある、迷いがない人という印象もある。

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とても大事だけどついつい疎かになるもの

とても大事だけどついつい疎かになるもの

私たちの日常生活や仕事において、とっても重要なんだけど、ついつい、疎かになったり後回しになったりする事は、結構多い。

結局、人間は、目の前の事、今の事、極端に言えば、切羽詰まったことには意識は高いし、それに関する行動はできやすいが、大事な事でも先の事になると、なかなか、実行できない。万人共通の悩みではないかと思っている。
まあ、人間皆一緒と思えば、あきらめと言うか納得もできるが、そうは言っても仕

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ベトナムと日本の情報セュリティレベルの違いと課題

ベトナムと日本の情報セュリティレベルの違いと課題

ベトナムと日本を行き来してきた約20数年。
両方の国ともIT社会の進展は目を見張るものがある。こういう中で、お互いのギャップに目を向けると、様々な事が見えてくる。

その一つに、IT活用の中の情報セキュリティがある。
今、日本では、急速にリスク認識と言う視点でのITセキュリテイリスクへの認知が高まっている。中でも一番強烈なのはサイバーテロだろう。これは、一般市民には遠い話としても、実は、軍事レベル

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