記事一覧
展覧会レポ:京都国際写真祭2024 八竹庵から誉田屋源兵衛の伝統と革新
【約1,600文字、写真23枚】
2013年から始まった「京都国際写真祭」。カメラに興味はあるのだが、生来の腰の重さが災いして気づけば閉幕しているのが常であった。今年こそはと覗いてきた。「うっす」
インフォメーション「八竹庵(はちくあん)」
右手の赤い暖簾から入ってみると、冷んやりとした玄関。「ほー、金持ちのご自宅って感じですなあ」
などと幼稚な感想を抱き、他のお客さんの様子をうかがう
展覧会レポ:奈良国立博物館の「空海 KŪKAI」展で密教の魅力を体感!
【約1,400文字、写真17枚】
どうやら行楽の季節らしく、どこへいっても観光のお客さまに出あう。などと言いつつ私自身も、観光客の一人として、今回は奈良で開催中の「空海展」へお邪魔した。
密教ってなによ
今回は写真撮影のほとんどがNG。残念なのだが、そもそも密教とは、秘密の教えであるらしい。
なんといっても空海さん生誕1,250年を記念した、「かつてない空海展!」と話題の特別展示だ。チラ
展覧会レポ:時空を超える旅「京都大学総合博物館」の常設展と企画展を体験
【約1,400文字、写真19枚】
日本最大規模の大学博物館へ行ってきた。京都大学の総合博物館だ。そこでは、熱帯雨林の生態を観察する施設が再現されている。さらに6月頭まで、京都の縄文時代の企画展をやっている?!
ランビルの森、樹の上へ!?
「ほおー、花の香りを調べる装置かあ。素敵やん」この時はのんびりしたものだった。貴重な学術標本資料260万点も収蔵しているらしい。
奥にスロープ、模型も
京都祇園の漢字ミュージアム 親子で遊びながら学ぶ
【約1,200字、写真15枚】
漢字ミュージアムというのは読んで字の如く、漢字の博物館である。
「漢字なんて、テキトーにスマホいじったら出てくるやん」
というご意見もあろうが、ちょっと待ってもらいたい。漢字ミュージアムを甘く見てもらっては困る。料金の話で恐縮だが、大人の入場料が800円もするのだ。チラシのキャッチコピーにはこうある「まるで漢字のテーマパーク!」「親子で夢中になれる!」注目して
春休みの特別体験! 京都嵐山オルゴール博物館の魅力とは?
【約2,500文字、写真18枚】
小5の娘が「オルゴール大好き! オルゴールオルゴール」という。宿題もなにも無い春休み、オルゴール博物館へ連れて行くことになった。
入場料、大人は1,000円もするではないかっ。嵐山にあるから場所代かと訝しんだ。だが、博物館員さんによる実演や仕組みの解説、歴史の話など存分に楽しませてくれた。
京都 嵐山にきて、オルゴール?
店内1階には販売用のオルゴール
春休み!「ドラえもんのび太の地球交響楽」で紹介された世界最古の楽器「笛」の謎
【約1,200文字】
映画「ドラえもんのび太の地球交響楽」の劇中に登場した世界最古の楽器「笛」は実在します!
しかも、あの「笛」が日本にあるというではないですか(アニメの中で)。本当に日本にあるの? そもそも、最古の楽器は笛なの?(太鼓のイメージがあるけど?)
調べたことを、もったいぶらずサクサクと答えていきたい。
・世界最古の楽器は笛??
→ 最古の楽器は、約4万年前の「笛」で間
展覧会レポ:「古代メキシコ展」初来日の赤の女王と神秘的な秘密に迫る
【約1,800文字、写真13枚】
謎の匂いが漂うマヤ、アステカ、テオティワカン。古代の神秘を体験できる展覧会をレポートします。
赤の女王墓
まずはなんと言っても、マヤの黄金時代を築いたパカル王の妃とされる「赤の女王」様が、初来日でございます。
なんと、女王墓をイメージした展示空間で、埋葬する状態を疑似体験できちゃいます。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を連想するのは私だけ? おれは人間を
展覧会レポ:身体を体験するアート!? 国立国際美術館のコレクション展(大阪)
【約1,400文字、写真12枚】
コレクション展「コレクション2 身体───身体」。誰の身体にも初期設定されているであろう「観る」を揺るがした体験のレポートです。
距離感
地下2階の会場へ入ると、地下であるのに風通しの良い、スッキリした空間が広がっている。木の床に自分の足音を反響させつつ、歩くのが心地よく、背筋が伸びます。
「乾いた土の頭部」と名付けられた作品。巨大な頭部の右半分。角
展覧会レポ:隈研吾氏設計のCOCON烏丸 風通しの良い空間でアートと対話を楽しむ
【写真14枚】
京都の「COCON烏丸(ここんからすま)」にあるdddギャラリーは、グラフィックデザイン・アートを専門とするギャラリーで、国内外の優れた作品を展示しています。さらに設計を担当された隈研吾氏の建築も堪能して参りました。
information
地下鉄と阪急の駅に直結する最高の立地。ギャラリーは3階にあります。
dddギャラリー
印象的だったのは、木村秀樹さんの《Char
展覧会レポ:大河「光る君へ」を深ぼる展示を見て、安倍晴明に助けをもとめる
【約1,800文字、写真20枚】
大河ドラマ「光る君へ」で盛り上がる京都市。各地で関連イベントが催されています。今回は「紫式部が生きた平安時代のくらし」展と「紫式部の平安京~地中からのものがたり~」展から平安時代のくらしを紐解きます。
紫式部がどんな暮らしをしていたのか、のぞき見してきたのですが、…。
平安時代は何を食べていた?
豊富な食材、工夫を凝らして調理されたお食事…²。ですが、こ
稀代の芸術家の視点から学ぶ「芸術起業論」: 村上隆の戦略とマネジメント哲学
【約3,800文字】
先日、村上隆の最新展「もののけ 京都」を訪れました。グッズ売り場を冷やかしながら一周し、帰ろうとしていたときのこと。レジ横に飾られた実物の絵画とその値札を目にして、立ち止まってしまった。
村上隆「Tan Tan Bo Puking」の縮小版であると思われる作品。幅約1メートル、高さ約70センチ、価格はなんと100万円。タイトルには「Gero Tan」とあります。作品を
展覧会レポ:村上隆の最新展「もののけ 京都」に行ってきた! 転売ヤーと並ぶアート体験とは?
【約1,800文字、写真22枚】
世界の現代美術家・村上隆。彼の大規模個展「村上隆 もののけ 京都」に行ってきました。
混雑具合
2月3日に開幕した「村上隆 もののけ 京都」展。私が行った2月6日(火)の昼は「90分待ち」のプラカードが!?
先着5万名に「COLLECTIBLE TRADING CARD」が配布されるらしく、カード目当ての方もいたのでしょうか。
検索するとフリマアプリ
展覧会レポ:【神社×テクノロジー】地下1000mに眠る秘密を探る展覧会
【約1,400文字、写真13枚 】
一番の面白ポイントは解説?!
以下の文章は、チラシに書かれていたものです。
「岐阜県飛騨市神岡町の地下1000m、旧神岡鉱山内に、水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置『スーパーカミオカンデ』が設置されている。その巨大な装置のさらに30m地下を通る旧坑に『それ』は祀られていた。¹」
「それ」が気になりますよね。
スーパーカミオカンデとは、地下約1000m