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書籍の感想 / 紙媒体への思い

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本・雑誌・漫画・マルチメディア化・紙面に関わる思いの丈みたいないろいろをぶちまけたnoteを集めた物
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記事一覧

HELLO Baby, 俺は島を愛してる

HELLO Baby, 俺は島を愛してる

ちばゆうすけのインタビューを読んでいる。ヘッダ画像をお借りしています。

のだが、主要部分といいますかぼくが気になっていた部分はあらかた読んでしまった。あとはカルトグラススターズの頃とか、ぼくがTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTどころかbirthdayすら知らない頃のインタビュー(birthday自体存在しなかったんだから当たり前か……少しいろんなことがありすぎて心が壊れている)

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ながやまこはるが薦めていたサクラミナトの漫画3つの願いが面白かった

ながやまこはるが薦めていたサクラミナトの漫画3つの願いが面白かった

から感想を書いています。ヘッダ画像をお借りしています。

期せずして、昨日見たレジェンド・オブ・フォール/果てしなき想いと同じくどこからどう話しても内容ばれになる物語なので、頑張ってそれをしないように感想を書きたい。

まず集英社のSNSの使い方である。この3ページで全く先の内容がわからないようになっているあたりが実にしたたかである。この次のページ読んでほしい。

殊まんがとSNSの相性を最大限に

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みどさーという単語はみどさーの女の人しか使わない

みどさーという単語はみどさーの女の人しか使わない

引き続いて騎士団長殺しの下巻を再度読んでいて、やっぱな的なことがあった。ヘッダ画像をお借りしています。

これまで多分夥しい数の騎士団長殺しの感想を書きなぐって来たんだけど、やはりいつもどおりそのいずれもと関連しないものである。

前回はこのようなことでした:

時間を固定するっていうのは書き物も同じである。さらに特定の年齢層を固定化し、他と切り分けてしまう、分断してしまうアラウンドサーティという

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恋する十二単とタンクトップ姿の夏の匂い

恋する十二単とタンクトップ姿の夏の匂い

射手座のぼくらは果たしてルイ・アームストロングの加護を受けているのだろうか?騎士団長殺しを読みかえしていて色々なことに気づく。ヘッダ画像をお借りしています。

とうとうぼくは下巻に帰ってきた。上巻と下巻あり、よくわからん別れ方をしている。2巻とか上中下とか呼ぶのは嫌いなんだろうか?一部二部となっているのは、果たしていつかすました顔で続きを書いても違和感なくするためだろうか?それはそれで歓迎なのだが

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だんだん多段ラベンダー おすめす指示厨

だんだん多段ラベンダー おすめす指示厨

山極寿一に言わせれば、生き物とは「自然の時間」に完全に逆らって生きているという。

自然の時間とは、風が吹いてものが風化してぶっ壊れたり、川の水が岩を破壊したり、大地を侵食したりするようなものだとぼくは理解している。

つまり、消去法的に自然でない時間とは人工の時間となる。人工の時間は文字によって「時間が固定された」ことから始まる。文字があれば、過去にあった事実をその場に「固定できてしまう」。

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DRAGON BALL27巻に変えられた世界

DRAGON BALL27巻に変えられた世界

ぼくはよくTOKIOテラスという番組を見てたんだけど、これは起業家がすっげえ集まる番組で、いつだったかそのひとりが好きな書籍を勧めてくださいというコーナーに出、DRAGON BALLを挙げていた。ヘッダ画像をお借りしています。

そして確か、別に内容のどこに触れてどうたらってことじゃなかった気がする。あでもクリリンを失った悟空について話してた気もするが……それは27巻に書いてあるわけです。そしてT

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一次創作/二次創作としての秋川まりえ②

一次創作/二次創作としての秋川まりえ②

騎士団長殺しの上巻で免色が主役に無理やり絵をかかそうとしたんだけど、不自然……といいますか気になる動きがあった。ヘッダ画像をお借りしています。これは表象下の免色が秋川まりえをダンボールに梱包し、連れ去ろうとしている絵……のイメージで借りました。

気になる動きとはいつもどおり主役に絵を書かせる行為を強要するところだけど、もちろん免色は強要などしない。なんかわからないけど書くか……という形にいつの間

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一次創作/二次創作としての秋川まりえ

一次創作/二次創作としての秋川まりえ

ぼくはなんか一生騎士団長殺しを読んでしまっている。飽きないからです。ヘッダ画像をお借りしています。

飽きない理由として単純に先々を忘れちまってんのかな、と。あと伏線を伏線だよ~~~~~と明示してくれて、伏線を取り戻すときにも明示してくれる時と、一切してくれない時がある。つまり一度読み流してしまったらそこで終わりだ。

2回目以降に読むと、一度目で確かに忘れ去ってしまったあたりでも読んでると似てる

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役所の婚姻届の姓名欄の記入例では男に◯がついている

役所の婚姻届の姓名欄の記入例では男に◯がついている

騎士団長殺しの感想です。ヘッダ画像をお借りしています。

ぼくは先日騎士団長殺しがファンタジーに類するだろうけど、ウェブ物語系ではないみたいなことを言いました。つまり現実に即していると。

で同時期にぼくは、あるヒューマンライツ的団体の調査結果みたいなニュースを見た。そこでは、日本の90%ぐらいのしやくそ(市役所)だの自治体?において、婚姻届の書き方例コーナーにおける「姓名を男か女かどっちかにする

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わざわざ結婚を報告してもらっているのに否定する親って何様なのか?

わざわざ結婚を報告してもらっているのに否定する親って何様なのか?

騎士団長殺しの感想です。ヘッダ画像をお借りしています。

結婚報告ってなんだよ騎士団長殺しを読み返すフェイズに入っていて、割と全体的にどきっどきしながら読んだはずなのに、1巻を読み返していて「こんなに重苦しかったっけか……?」と気づくわけです。

重い部分とはやっぱり僕が旅に出た理由でしょうか。よくわかんね理不尽な離婚……そして(主人公の僕目線だと)理不尽な死に方をした妹との思い出のフェイズ。人が

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雫と聴いて思い浮かぶものはなんだろう

雫と聴いて思い浮かぶものはなんだろう

日経が雫という漢字の知名度について調査しています。ヘッダ画像をお借りしています。

で早速なのだが、耳をすませばみたいに凄まじくおきれいなお話を持ち出してもらったところでとてもいいづらいんだが、ことおたく文化上ではこの耳をすませばで培った(?)常用漢字としての雫をもっとスターダムにぶち上げた事件があったように自分の知識を総動員すると思える。

それはLeafがリリースした18禁ゲームの雫です。もち

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スバルフォレスターの男と主人公の奥さんの同義体性について

スバルフォレスターの男と主人公の奥さんの同義体性について

昨日、騎士団長殺しの上巻にある一節について考えていました。すると、自動的に─────といいますか消去法的に……?スバルフォレスターの男がなぜ存在したのかが解った気がした。ヘッダ画像をお借りしています。

上巻にスバルフォレスターの女が出てきます。昨日はそれが佐倉双葉のイメージだと言い、好き放題描写しました。

流石にそれは乱暴だった……としても、身近なたとえにスバフォの女を当てはめたことで、なぜ本

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スバルフォレスターの女と佐倉双葉

スバルフォレスターの女と佐倉双葉

これは騎士団長殺しの感想なんだけど─────人を選ぶ気がしています。下品です。だからここに書いている。ヘッダ画像をお借りしています。

上巻にスバルフォレスターの女が出てきますね。それがぼくは佐倉双葉のイメージに塗り替えられてしまったことを書きたいわけです。

でもこれは……佐倉双葉のファンからすればふざけんなとしか言えない所業であるとぼくは思っている。最初に読んだときはそんなこと思わなかった。ぼ

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共通した欠如とは、欠如が本来宿る媒体を無くしたまま統合できるのか?

共通した欠如とは、欠如が本来宿る媒体を無くしたまま統合できるのか?

騎士団長殺しの1巻、もしくは上巻と言うべきなんでしょうか、上巻の278ページには主人公が書いた絵を自分で見てるシーンがありますね。ヘッダ画像をお借りしています。

さらに一瞬別の場所に行ってた主人公は、座ってた椅子が同じ場所になかったことに気づきます。こと絵を眺める位置については神経質だかららしい。

つまりこの場面は本の表題でもある騎士団長がマジで登場して、読者をビビらせるシーンなんだけど、その

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