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わかおの日記

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わかおが日々の出来事や思ったことを書き連ねる日記です。太宰治におれはなる!
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#大学生ブログ

わかおの日記160

わかおの日記160

免許合宿のことを面白おかしく書こうと思っていたのだが、秋学期が始まり完全に機会を逸した感じがする。運転が下手すぎて何回も補助ブレーキを踏まれたこととか、応急救護の講習のときにふざけすぎて(ダミー人形の乳首をフェザータッチして遊んでいた)ちょっと話すくらいの仲になっていた他のグループの女子に軽蔑されたことくらいしか書くことはなかったので良しとしよう。

最近は酒ばかり飲んで本当に良くない大学生になり

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わかおの日記158

わかおの日記158

【ここまでのあらすじ】
軽井沢旅行で思いの外ギャルとうまくやれたため、コミュニケーション能力に自信を取り戻しつつあったわかおだが、いざ東京に帰ってみると、自分に友達などいなかったことに気がついてしまう。朝夕の叶姉妹公式ラインからの挨拶の他には、誰からも連絡のこない日々……わかおは、気が狂う前に、おいしいラーメンを求めて独り旅立った。

誰に会うわけでもないのにキチンとした格好をして電車に乗り、書い

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わかおの日記156

わかおの日記156

弟がキャンプに行った(行かされた)ので、我が家には久しぶりに平和な空気が流れている。母親とにこやかに談笑しながらバイトの原稿を進め、「午後からやることないな〜」なんて言いながら冷凍のパスタをすする。ヤツがいる場合には決して実現することのない、理想的な午前中の過ごしかたである。

犬がかわいい。ぼくが落とした水グミを食べちゃって本当にやらかしたと思ったけど、どうやら大事ないようでよかった。

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わかおの日記155

わかおの日記155

昨日Kが家に来て、料理をしてもらって食べた。

うんざりするほどエビフライと唐揚げを食べた。友達と家でご飯を食べるのはとても楽しい。知らない人との飲み会はあれほど辛いのに。でも世の中には知らない人との飲み会が楽しいという人種もいるのだから不思議だ。ぼくたちは分かり合えない。とても酔っ払って、ぼくが来客に必ず見せている永野のコントを見せて、「面白いでしょ〜😏😏」という得意気な顔をして寝た。

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わかおの日記154

わかおの日記154

それなりに忙しくて(嘘だ、全く忙しくない)、バイトの原稿を2日サボってしまっていたので、今日こそは書こうと思って、甲子園を見ながら原稿をやっていた。ぼくの野球人生とそれに付随する青春みたいなものはあまりにもショボかった。せいぜい彼女が見てる前でヒットを打ったことくらいしかこれといって取り上げるような出来事はなく、ブラスバンドともチアリーダーとも無縁だった。夏の大会でコールド負けをして、トホホ……み

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わかおの日記153

わかおの日記153

高校以来女性恐怖症をこじらせているぼくだが、本当に数少ない女友達がいる。小学校以来の付き合いの彼女とは、全く気を遣わずに喋ることが出来る。ふつう女の子と喋っているときは余計な邪念や見栄などが頭をよぎり生きた心地がしないものだが、彼女と喋っている時は、母親と喋っているときと同じくらいリラックスできる。これはとてもめずらしいことだ。

そんな女友達と夕方、神宮のバッティングセンターに行った。一応かまし

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わかおの日記152

わかおの日記152

昨日とても味の濃いラーメンを食べた反動で体がラーメンを受け付けなくなってしまっていたし、暑さも比較的和らいでいたので、図書館から這い出て松屋に行った。ラーメンがダメなら松屋。レパートリーの少なさが恥ずかしいですね。

松屋の牛丼はもちろんおいしいのだが、カレーはもっとおいしい。どうやら松屋フーズの社長が無類のカレー好きらしい。

食券機をポチポチやってメニューを物色すると、期間限定のメニューにシー

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わかおの日記150

わかおの日記150

惨めな思いは日記にしておくに限る。

一限が入っていたので、早起きして三田に行った。この一限は必修の英語の授業で、英語のクラスを申請し忘れたためにほぼ強制的に割り振られた余りものである。好き好んで一限を入れる奴なんていない。

少し早めに教室についたので、後ろの方の席に座った。しばらくすると見覚えのある人間が、友人らしき金髪の男とともに教室に入ってきた。まずい、あいつだ。

彼とは入学当初仲良くし

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わかおの日記番外編3

わかおの日記番外編3

大学の友だちと旅行をする計画がずうっと先延ばしになっていたのだが、春休みも終わろうとしている4月になってようやくその計画が実行に移された。

和歌山に行こうとか、いやさすがに遠すぎるから熱海に行こうとか、2転3転したのちに、ぼくらは静岡県にあるサウナの聖地、「サウナしきじ」を目指して旅立つことになった。サウナを愛する者であれば1回は名前を聞いたことがあるだろう聖地だ。天然水の水風呂が至高だという。

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わかおの日記149

わかおの日記149

一日の流れを書くだけの日記にも飽き飽きしてきたので今日は趣向を変えて、なぜか記憶に残っている瞬間のことだけを書こうと思った。

三田キャンパスに初めて足を運んで、国文学専攻のガイダンスを受けた。後ろの席に座っていた大柄な男子学生が、教授が絶妙なライン(笑おうと思えば笑えるが、別に笑わなくてもいいくらい)の冗談を言うたびに律儀に、しかも本当に面白いと思っているような感じで笑うので「こいつ絶対いいやつ

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わかおの日記148

わかおの日記148

永遠と紛うほどの暇に身もだえしていたところに友人から誘われたので二つ返事で新宿まで赴いた。高校時代少し贅沢をするときに行っていたラーメン屋で昼食を済ませ、あのころほどの感動を抱かなくなったことに少し切なくなった。

ラーメンを愛するがゆえに舌が肥え、以前美味しかったラーメンは美味しくなくなってしまう。嗚呼、なんというジレンマだろうか!

その後渋谷に場所を変え、服が欲しかったので古着屋を見ようとし

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わかおの日記146

わかおの日記146

きのうはいいことがまるでなかった。髪の毛が伸び放題になっていたので、さすがに切りに行こうと思って近所の床屋に行った。顔剃り込みで2000円の激安床屋である。髪型に関心のある人間はそんなところに行くわけがないので、待合室の椅子に座っている人たちはみな、今後の髪型の発展に関してまるで将来性のない人たちばかりだ。そんな人たちのカットばかり担当するので、理容師たちの顔も死んでいる。そんなよどんだ空気のとこ

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わかおの日記145

わかおの日記145

昨日も相当早起きをして釣りに行ったにも関わらず、少し大きめのカサゴが1匹しか釣れないという惨敗を喫して、すっかり嫌になった。となりの貸竿で釣りをしてた明らかに初心者の女子大生は、昼前くらいから来て余裕ででっかい鯖を釣り上げていた。釣れないというのは本当になんか惨めで、交通費や釣具代、餌代のことが頭をぐるぐるしてくる。

最近は人恋しいけれど、かといって空気を読んだり、相手に気を遣ったりしてまで人と

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わかおの日記番外編2

わかおの日記番外編2

物心ついてから、スキーに行ったことがなかった。幼稚園のときに一回だけ行ったことがあるのだが、雪で体がびしょびしょになったことと、「ハの字」なるテクニックがあることくらいしか記憶には残っていなかった。

友人から、スキーに行かないかと誘われた。正直乗り気ではなかったけれど、浪人生活を終えた友人の誘いとあれば、断るわけにもいかない。それに、このまま一回もスキーをやらずに生涯を終えるのもどうかと思ったの

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