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わかおの日記

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わかおが日々の出来事や思ったことを書き連ねる日記です。太宰治におれはなる!
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わかおの日記271

わかおの日記271

起きて家庭教師に行った。今日が受験本番前最後で、最後になんかいいこと言って爪痕を残そうとしたのだが、なんとなくぼーっとしながらタバコを吸いつつ歩いていたら家に着いてしまい、なにも考え付かなかった。

まあよく勉強したので受かったっていいはずだと思う。自分は何にもしていないけれど、師匠か何かにでもなったような気持ちになっている。ベストキッドみたいに「イエス•センセイ‼️」と返事をさせればよかったと今

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わかおの日記268

わかおの日記268

ゆっくりめに起きて家庭教師をやりに行った。

勉強の合間に「高校に入ったらなにやりたい?」みたいな話になって、教え子はサッカー少年なので、てっきり高校でもサッカーをやるとばかり思っていのだが、彼は志望校のアメフト部にも惹かれているようだった。なんでアメフト?と聞くと、足が速いのを活かせると思うからと言われて、へーと思い、足には自信があるんだと聞いたら

「ぼく足は速いです」と、少しはにかんで彼は答

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わかおの日記161

わかおの日記161

弟の学校行事があるとかで家族がみな出払っていたので、ぼくは犬とふたり留守番していた。20歳になっても快く留守番を引き受けるぼくの予定のなさを、家族はもっとありがたがるべきだと思う。普通の20歳はもっと外で遊び回ったりしてるらしいよ?知らないけど。  
あまりにも退屈だったので、前からやろうと思って先延ばしにしていたある作業を行った。冷蔵庫におびただしい数貼ってあるプレミアム・モルツのシールに書かれ

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わかおの日記160

わかおの日記160

免許合宿のことを面白おかしく書こうと思っていたのだが、秋学期が始まり完全に機会を逸した感じがする。運転が下手すぎて何回も補助ブレーキを踏まれたこととか、応急救護の講習のときにふざけすぎて(ダミー人形の乳首をフェザータッチして遊んでいた)ちょっと話すくらいの仲になっていた他のグループの女子に軽蔑されたことくらいしか書くことはなかったので良しとしよう。

最近は酒ばかり飲んで本当に良くない大学生になり

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わかおの日記159

わかおの日記159

「何をしているのか」と聞かれれば「何もしていない」と答えるしかない。厳密にいえば、何もしていなくはない。毎日飯も食ってるし酒も飲んでるし、1時から大体10時くらいまでたっぷり寝ている。眠気と眠気の合間には、犬と戯れたり、曲を作ったりしている。多分昔の高等遊民の暮らしを、現代においてぼくがもっとも再現しているのではないだろうか。夏目漱石もびっくりである。

来週から免許合宿に行く。長崎の田舎に、2週

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わかおの日記158

わかおの日記158

【ここまでのあらすじ】
軽井沢旅行で思いの外ギャルとうまくやれたため、コミュニケーション能力に自信を取り戻しつつあったわかおだが、いざ東京に帰ってみると、自分に友達などいなかったことに気がついてしまう。朝夕の叶姉妹公式ラインからの挨拶の他には、誰からも連絡のこない日々……わかおは、気が狂う前に、おいしいラーメンを求めて独り旅立った。

誰に会うわけでもないのにキチンとした格好をして電車に乗り、書い

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わかおの日記157

わかおの日記157

去年くらいから、なぜか夏になると家族で軽井沢に行くことになっている。半日以上弟と一緒にいるとストレスで口内炎ができるぼくとしてはそこまで前向きな気持ちにはなれないのだが、親の金でいいものを食べられたり、なにか買ってもらえたりするので、結局ついていっている。

いつもと違って家族だけでなく、母の親友(以下ビッグ・マムと呼称)とその娘(以下ギャルと呼称)も一緒に来た。

話は変わるがぼくは中3のときこ

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わかおの日記155

わかおの日記155

昨日Kが家に来て、料理をしてもらって食べた。

うんざりするほどエビフライと唐揚げを食べた。友達と家でご飯を食べるのはとても楽しい。知らない人との飲み会はあれほど辛いのに。でも世の中には知らない人との飲み会が楽しいという人種もいるのだから不思議だ。ぼくたちは分かり合えない。とても酔っ払って、ぼくが来客に必ず見せている永野のコントを見せて、「面白いでしょ〜😏😏」という得意気な顔をして寝た。

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わかおの日記153

わかおの日記153

高校以来女性恐怖症をこじらせているぼくだが、本当に数少ない女友達がいる。小学校以来の付き合いの彼女とは、全く気を遣わずに喋ることが出来る。ふつう女の子と喋っているときは余計な邪念や見栄などが頭をよぎり生きた心地がしないものだが、彼女と喋っている時は、母親と喋っているときと同じくらいリラックスできる。これはとてもめずらしいことだ。

そんな女友達と夕方、神宮のバッティングセンターに行った。一応かまし

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わかおの日記152

わかおの日記152

昨日とても味の濃いラーメンを食べた反動で体がラーメンを受け付けなくなってしまっていたし、暑さも比較的和らいでいたので、図書館から這い出て松屋に行った。ラーメンがダメなら松屋。レパートリーの少なさが恥ずかしいですね。

松屋の牛丼はもちろんおいしいのだが、カレーはもっとおいしい。どうやら松屋フーズの社長が無類のカレー好きらしい。

食券機をポチポチやってメニューを物色すると、期間限定のメニューにシー

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わかおの日記151

わかおの日記151

たぶん人恋しいのだろう。むかし好きだったひとの夢をみた。

ぼくだって、小学校6年生の頃の思い出をずうっとひきずるほどセンチメンタルじゃないし、24時間のうち23時間50分くらいは彼女のことを忘れているのだが、どうしても1日に10分くらいは彼女のことを考えてしまう。これって未練がましいのだろうか。

夢の中でぼくは高校の体育館にいた。舞台の上ではなぜか映画が上映されていて、ビーチチェアのようなもの

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わかおの日記150

わかおの日記150

惨めな思いは日記にしておくに限る。

一限が入っていたので、早起きして三田に行った。この一限は必修の英語の授業で、英語のクラスを申請し忘れたためにほぼ強制的に割り振られた余りものである。好き好んで一限を入れる奴なんていない。

少し早めに教室についたので、後ろの方の席に座った。しばらくすると見覚えのある人間が、友人らしき金髪の男とともに教室に入ってきた。まずい、あいつだ。

彼とは入学当初仲良くし

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わかおの日記番外編3

わかおの日記番外編3

大学の友だちと旅行をする計画がずうっと先延ばしになっていたのだが、春休みも終わろうとしている4月になってようやくその計画が実行に移された。

和歌山に行こうとか、いやさすがに遠すぎるから熱海に行こうとか、2転3転したのちに、ぼくらは静岡県にあるサウナの聖地、「サウナしきじ」を目指して旅立つことになった。サウナを愛する者であれば1回は名前を聞いたことがあるだろう聖地だ。天然水の水風呂が至高だという。

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わかおの日記149

わかおの日記149

一日の流れを書くだけの日記にも飽き飽きしてきたので今日は趣向を変えて、なぜか記憶に残っている瞬間のことだけを書こうと思った。

三田キャンパスに初めて足を運んで、国文学専攻のガイダンスを受けた。後ろの席に座っていた大柄な男子学生が、教授が絶妙なライン(笑おうと思えば笑えるが、別に笑わなくてもいいくらい)の冗談を言うたびに律儀に、しかも本当に面白いと思っているような感じで笑うので「こいつ絶対いいやつ

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