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#散文

摩訶不思議 ガリア人の穀物 Could such things be? Gaulic Grain

摩訶不思議 ガリア人の穀物 Could such things be? Gaulic Grain

かつてのケルトのガリア部族は、南ローマ部族の全能の首領カエサルへの平和の捧げ物として、50~70キロもある純金製の巨大なトルクを作ったことがある。
これは狡猾な手だった。
万夫不当のカエサルがあれほど大きな金の首輪をつけ、ローマの小さな宮殿と言う石畳小屋(嗚呼、カラタクスや)で、外交上の重要な来賓に見せびらかしているところを想像してみてほしい。
そして、吟遊詩人たちがやってきて歌を奏で始め、舞踏会

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刀と鍬 堕落論

刀と鍬は似てる
前者は生きものより尊厳なる命を奪って残酷な死を与えり、
後者は死人より尊厳なる死を奪って
生を与えず
只管過ぎ去ったものより死を求めるだけ
鍬で土を掘る事の、
そしてその後での種を蒔く事の意味は
生者へ死を下さる事
その逃げられないゆゆしく裁きを
そして畏い物たちが嘲笑される時も来るべきだろうよ
春で生者が鍬を背にしょって、種に溢れた袋一つ
そして笑いながらかつて凝った冬の無邪気の

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『シ』の起承転結

『シ』の起承転結

あたいは「庖」という牛の解体人だ
まともな事について胎教されたいません
但し生まれた時より、包丁の持ち天性を持つ
そして年の足しにつく経験により
薔薇(ばら)肉と炙ら(あぶら)の泡、
そして冷たい白い骨に纏わる
シタイの解体幻想の調べについてをよく学んだ
あたいの結論は、それが「起承転結」と言う「予定調和」ではなく
「斬る、斬る、少し黙ってて、そしてまた斬る」
北地の青銅制のゴングたる板の発する愉

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東方project 二次設定 「Morrigane モリガン」

東方project 二次設定 「Morrigane モリガン」

東方のあの三人の鬼たちは
三人の「Morrigane」*0だ。
翼を持っていた、天狗の乗馬を
カラスの羽を、真黒い
でももいらない、あの
死体を食料する以外生えない、
戦の血潮以外に飛べない羽を
なぜなら、鬼たち
大地の精霊たちは、すでにあの世に行った
「科学」との戦えで破った後で
素足でばたばた、地獄への大冒険
その炎の中で生まれ変えて
「戦」の概念そのものへ襲撃する
幻想になった、そうだ
彼女

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experimental aphorism the King's sword

waste no time admiring and worshipping the sharp swords of ancient statesmen and Kings, young man!
these are bought with Gold, and if it is the sharpness of Craft you are after.
steal it and make many

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人形が売る商店のガラスの窓を通して

この偽りのない真理を、貴方が知っていますか?
もし商店のガラスの窓を通して
見える 鮮やかな洋服を着る
薔薇の神秘なこころを
持つ 少女の人形たちが 人の手によって
まるで兵隊の様に一列で
並べられたのなら
こも世のすべての少年たち 坊や 十二十三
になった頃に、その失った薔薇の香りを
探すために 草むらの中にしゃがんで
探すだろう 朝から晩まで
そして、ついに
夕焼けが来たりべし時や

見えない

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