鬼門から入ってくる鬼を追い出す方法

鬼門から入ってくる鬼を追い出す方法

フォレスト出版編集部の寺崎です。 ここだけの話、私は365日欠かさず、夜はお酒を飲みます。ここだけの話、私は自宅作業の場合、朝だいたい8時過ぎから仕事を始めるので、(10時始業ならちょうど19時だからいいだろうという言い訳で)17時過ぎたら最近気に入っているセブンイレブンで売ってる「スコッチウイスキーとソーダだけで作ったハイボール(アルコール度数8%)」を飲み始めます。 それゆえに、普段の「残業して21時から飲み始める」みたいなスタイルとは異なり、終わりも早いです。要は寝

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あいうえお作文【けこ】

あいうえお作文【けこ】

『ケコツソギリ』  人は情報がない物事を必要以上に恐れる。 そして一旦植えつけられた恐怖の記憶は中々消せない。 被拷問者  「何?ケコツソギリって?! 聞いたことないんですけど!!」 覆面男  「ケコツソギリで・・・うっ」 ーケコツソギリを見ながら嗚咽を漏らすー 被拷問者 「そんなに?! ねぇ! ケコツソギリ怖い… 何を、どうなっちゃうの!? ねぇ!!!」 覆面男がノコギリやトンカチを選びながら… 「さあ、どれで遊んでやろうかなぁ?」 被拷問者 「ノコギ

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おとろしいカード

おとろしいカード

 朝の通勤の路上、コンビニエンスストアの前の敷地と歩道の間の縁石のあたりに、カードが一枚落ちていた。整然とそこにあったので、置かれていたという表現が正しいかもしれない。カードは伏せて置かれていて、青味の強い紫色のダイヤ格子の絵柄を見せていた。周囲に白く縁取りがなされていることから、よくあるトランプの図柄だと思った。  わたしは、意味ありげに置かれているそれを、地面から拾い上げて自分の手でめくってみる様子を想像した。どういうわけだか、裏返したあとにあらわれる絵柄がジョーカーで

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第三夜【この旅の結末はどこか】scene1

第三夜【この旅の結末はどこか】scene1

☆  新幹線に乗り込んでから四十分ほど。窓に切り抜かれた景観は、一面の茶畑から灰色の市街地を経て、再び変化の兆しを見せていた。  代わり映えしない田舎の風景に、突然無数のソーラーパネルが映り込む。しばらくして車体が微かな登りの傾斜にさしかかると、塀に塞がれた視界が一気に晴れて、一面に、キラキラと輝く紺碧の水面が姿を現す。  京子は慌てて足元に置いた桃色のリュックサックのジッパーを引いて、足をもぞもぞと動かしながら一眼ミラーレスを取り出し、シャッタースピードを最大まで上げる。

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SF 桃源郷の桃(モモ)とタロウ

SF 桃源郷の桃(モモ)とタロウ

本文は⇑あちらから。 #ネムキリスペクト七月応募作品。テーマは「明日、地球が粉々になっちゃうんだって」。 地球が爆破され、タロウはロボットしかいない星に送られた。彼らは人間の繁殖を計画し、卵子を作ることに成功した。ロボット達はタロウから精子をとるために、色々と励む日々を送る。タロウはネコ型ロボット、モモに恋をする。そしてタロウが鬼ヶ島で見たものは、結構びっくりするようなものであった。 SFを書きたいな、と思っていたところに、奇跡のように降って来たこのテーマ。ありがとう。な

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あなた自身の〈憑き物〉は?

あなた自身の〈憑き物〉は?

書評:京極夏彦『今昔百鬼拾遺 月』(講談社ノベルス) (※ 本稿は、本書所収の3作『今昔百鬼拾遺 鬼』『今昔百鬼拾遺 河童』『今昔百鬼拾遺 天狗』のレビューをまとめたものです) ----------------------------------------------------------------------------   虚ろな主体に〈鬼〉が憑く  一一『今昔百鬼拾遺 鬼』 ひさしぶりにこのシリーズを読んだが、とても楽しめた。 もちろん、ミステリとしては弱い

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祈りとしての〈呪〉

祈りとしての〈呪〉

書評:京極夏彦『今昔百鬼拾遺 天狗』(新潮文庫) 「被害者の服装」が謎解きのポイントとなる「本格ミステリ」作品は、決して少なくない。本作においても、前半はそうした「謎解き」興味で引っぱりはするものの、しかしこれは、本筋ではない。と言うのも、後で被害関係者が増えていくからで、これは「本格ミステリ」としては、あまりスマートなものとは言えないからだ。 しかしまた、前作『今昔百鬼拾遺 河童』においても明らかなように、著者・京極夏彦の興味は、すでにそんなところにはない。と言うか、デビ

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本格ミステリにおける〈人間という化け物〉

本格ミステリにおける〈人間という化け物〉

書評:京極夏彦『今昔百鬼拾遺 河童』(角川文庫) 愉快な「河童談義」で開幕する本作は、しかし、本格ミステリとしては「破格」の作品なのではないだろうか。 件の「河童談義」でも語られるとおり、「河童」というものは、種々の条件によって、そのイメージと本質を異にする「特定できないもの」のようである。 「河童」とは、一般には「頭にお皿があって、嘴があって、背中には甲羅があって、手足には水かきがあって、全身ほぼ緑色でヌルヌルした、両生類的な人型の水棲生物」という印象があるが、これは現

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【絵本 ゼラルダと人喰い鬼】

【絵本 ゼラルダと人喰い鬼】

強烈な風刺の目と、とびきりのユーモアが共演するトミー・ウンゲラーの絵本。 【並べて楽しい絵本の世界】ウンゲラー③ 鬼というのは、人の生活のなかでそこかしこに顔を出す、おなじみのモノです。 誰かや、なにかの物ごとに猛烈に怒りを感じている時とか、思わず口をついて 言いたいわけではないことが飛び出す時、私のなかには、奴がいるのだと思います。 愛する人にたいしてさえ、絶対にこれだけはいいたくなかった「言葉」が飛び出してしまうことが 人にはあると思います。 有名なお話し『泣い

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呼ばれなくても行っちゃいます。

呼ばれなくても行っちゃいます。

食いしん坊、タノカンサアのエピソード。 美味しそうなものがあれば どこにでも行っちゃうタノカンサア。 彼にとっては、お供えかどうかなんて関係ない!! 今日もおやっとさあです。 また次回。 次の神様イラスト日記はこちら!

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