著…松永正訓『運命の子トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』
小児外科医として染色体異常の子どもやその家族と伴走してきた著者の葛藤が伝わってくる本。
染色体異常を持つ子どもは、残念ながらお母さんのお腹の中にいるうちに命を落としてしまうことが多いです。
また、無事に生まれてこられたとしても、長く生きられないことがほとんど。
「ダウン症」と呼ばれる21トリソミーの子どもは医学の発展によって長く生きられる世の中になってきましたが、この本に登場する13トリソミーの子どもや18トリソミーの子どもは、悲しいことにどうしても短命な傾向が