G-dark/本好きの頭の中

生まれついての本好きがおすすめの本をご紹介しています📖 ジャンル不問。ほぼ毎日更新。全…

G-dark/本好きの頭の中

生まれついての本好きがおすすめの本をご紹介しています📖 ジャンル不問。ほぼ毎日更新。全記事無料。読んでくださった方が「この本面白そう!」と惹かれて、書店や図書館に行くきっかけとなるnoteが目標。Amazonアソシエイトやサポートの収益で本を買い、読書感想文を書き続けています✍️

最近の記事

著…原田マハ『旅屋おかえり』

 旅に出たい。  しかし、どうしても旅行できない事情がある。  だから、旅番組を観て、まるで自分が旅をしているかのような気分を味わっている。  …という方におすすめの小説。  この小説の主人公は、所属者がたった一人しかいない零細プロダクションにいるタレント・岡えりか。  愛称は「おかえり」。  彼女は小さな旅番組に出演していたのですが、その番組は残念ながら打ち切りになってしまいました。  しかし、幾つも重なった偶然が、彼女を再び旅へと誘います。  今度は、「旅

    • 皆さんはどうやって家計簿をつけていますか?

       今回はわたしが皆さんに質問をさせていただく記事です。  質問はタイトルの通り。  わたしの場合、約5年ほど前までは紙の家計簿をつけていました。  当時は、レシートを貼り付けるタイプの家計簿を使用。  細々した買い物(例:ついコンビニで新作アイスを買ってしまう等)をしてしまうと、レシートをいちいち貼るのが面倒なので、買い食いの抑止力になりました。  しかし、電子マネー決済の時代が到来。  店員さんに「レシートはご入り用ですか?」と聞かれた時にわたしが「はい、お願い

      • 著…岡村理栄子『子どものうちに知っておきたい! おしゃれ障害』

         おしゃれをすることによって子どもに起こる健康トラブルの本。  トラブルの内容について、写真とイラスト付きで紹介しているので、とても分かりやすいです。  ●まつげエクステによる結膜びらん  ●化粧かぶれ  ●ヘアアイロンによる火傷  ●ピアスによるケロイドや肉芽腫  ●金属アレルギー  ●カラーコンタクトレンズによる角膜新生血管や巨大乳頭性結膜炎  ●タトゥーによる肝炎や敗血症  などなど…。  単におしゃれはダメ!と言うのではなく、「金属アレルギーになりやすいニッケ

        • 監修…丸山珈琲 鈴木樹『淹れる・選ぶ・楽しむ コーヒーの暮らし』

           丸山珈琲のバリスタさん監修の本。  ●コーヒーの基礎知識  ●自分好みのコーヒーの見つけ方  ●美味しく淹れるコツ  ●アレンジ方法  といった内容がまとめられています。  同じコーヒー豆を使ったとしても、お湯の温度、抽出時間、焙煎度、挽き方、粉の量、淹れ方などなど、様々な要素がコーヒーの味や香りを異なるものに変えてくれます。  コーヒーの本って、なんだか研究書みたいで、読んでいるとワクワクしてきますね。  わたしは特にP50〜51掲載の『世界共通のフレーバーホイ

        著…原田マハ『旅屋おかえり』

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        記事

          久しぶりのキャンドルに癒されました

           ホッとした気持ちになりたくて、ふと思い立ち、今夜は久しぶりにキャンドルを灯してみました。  器が可愛いし、香りも好み。  自宅に居ながらにして、非日常な贅沢を味わっているかのような気分に浸れました。  そういえば、わたしは最近キャンドルもお香もアロマも何ひとつ使っていませんでした。  それに気づいた時初めて、「わたしは最近随分と余裕がないまま過ごしていたんだな…」と、ようやくハッとしました。  こうしてキャンドルをそっと灯して、暗闇の中で揺らめく本物の火を眺めるの

          久しぶりのキャンドルに癒されました

          著…アシュリー・ヘギ 『アシュリー 〜All About Ashley〜』

           普段、わたしは本の帯を捨ててしまいがち。  しかし、この本の帯は捨てられずにいます。  わたしが購入したこの本は第10刷で、その帯には「17歳となったアシュリーを追った~(中略)」「17歳のアシュリー(2009年4月30日現在)」と書かれています。  …アシュリーは4月21日午前9時に亡くなったので…、4月30日までは生きられませんでした。  この帯が彼女の「もっと生きたかった」という想いを教えてくれるような気がするから、わたしはこの帯を今も捨て切れずにいるのです。

          著…アシュリー・ヘギ 『アシュリー 〜All About Ashley〜』

          著…松永正訓『運命の子トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』

           小児外科医として染色体異常の子どもやその家族と伴走してきた著者の葛藤が伝わってくる本。  染色体異常を持つ子どもは、残念ながらお母さんのお腹の中にいるうちに命を落としてしまうことが多いです。  また、無事に生まれてこられたとしても、長く生きられないことがほとんど。  「ダウン症」と呼ばれる21トリソミーの子どもは医学の発展によって長く生きられる世の中になってきましたが、この本に登場する13トリソミーの子どもや18トリソミーの子どもは、悲しいことにどうしても短命な傾向が

          著…松永正訓『運命の子トリソミー 短命という定めの男の子を授かった家族の物語』

          著…毎日新聞校閲センター『校閲至極』

           言葉を一字ずつチェックして間違いを訂正し、また、文章を読みやすくするのも、校閲という仕事。  これはその難しさや面白さを教えてくれる本。  雑誌や書籍とはまた異なる、新聞の校閲ならではの大変さややりがいも伝わってきます。  たとえば、事件を報道する記事で「殺害に関与した」と書くのか「死亡に関与した」と書くのか、「〜した」と断定するのか「〜したとされる」と断定を避けるのか…?  「ハロウィーン」なのか「ハロウィン」なのか…?  「コンビニ」と「コンビ二」の違いに気づ

          著…毎日新聞校閲センター『校閲至極』

          著…芥川龍之介 絵…げみ『蜜柑』

           あなたは最近、「世の中はまだ捨てたもんじゃ無い」と思ったこと、ありますか?  あなたが少々イラつきながら公共交通機関を利用していた時、そこでたまたま他の乗客の心あたたまる様子を見て、ほんの少し幸せな気持ちになったことは?  これはまさにそういう素敵なシーンを描いた小説です。  主人公と同じ汽車に、ある一人の少女が乗り合わせます。  少女は三等車の切符を手に持っているのに二等車に乗ってきましたし、窓を開けてしまったら黒煙が入ってきてしまうのに何やら必死に窓を開けようと

          著…芥川龍之介 絵…げみ『蜜柑』

          お節介だろうけれど…。わたしに出来る精一杯のことをしたいです。

           とてもデリケートな話題なので、これを記事にするかどうか、とても迷ったのですが、思い切って書きます。  わたしの後輩がYさんにわたしの電話番号を渡してくれてから、数日が経ちました。  しかし、結局、Yさんからのご連絡を頂くことは出来ませんでした。  だから、わたしは「そっか、Yさんは別にわたしのことを好きじゃなかったんだな…。でも、Yさんの心がそうなら、わたしは受け入れよう。大好きな人がそう判断したのだもの。すぐには気持ちを切り替えられないけれど、少しずつYさんへの想い

          お節介だろうけれど…。わたしに出来る精一杯のことをしたいです。

          著…松本紘斉『やっぱり梅は効く』

           梅干しを含む梅の実の長い歴史、美味しさ、効用について教えてくれる本。  平成10年に初版が出た本なので、どうしても内容の古さはあるのですが、梅干し好きには堪りません。  ●唾液の分泌を良くする  ●強い殺菌作用がある  ●クエン酸に美容効果がある  などなど、嬉しい効用がいっぱい。  P38〜40には、おそらく世界一古いであろう梅干しの話が出てきてきます。  なんと数百年もの!  それは、1576年(天正4年)に中善右衛門さんという方が「梅は一体何年保存がき

          著…松本紘斉『やっぱり梅は効く』

          著…遠藤功『新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?』

           新幹線の清掃スタッフさんとお客さまのエピソードが載っている本。  到着する列車へ一礼。  降車するお客さまへ一礼。  乗車するお客さまへ一礼。  礼に始まり礼に終わる。  新幹線の清掃チームの仕事ぶりを見ていると、自分も仕事を頑張らなきゃ! と良い刺激をもらえます。  …なのに、中には清掃スタッフさんに無礼を働く輩もいるそうで…。  この本のP53〜57に掲載されているエピソードでは、なんと酔っぱらった乗客が清掃スタッフさんのズボンを下ろそうとした上、抱きつい

          著…遠藤功『新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?』

          the GazettEのREITAさんの訃報

           先ほどYahoo!ニュースを見て、わたしはまず「えっ!?」と思わず声をあげました。  「これは夢?」と我が目を疑いました。  次に公式サイトを見て、残念ながら訃報は現実だと知りました。  the GazettEは昔からわたしの大好きなバンドです。  最近は仕事の都合等で行けていませんでしたが、以前はライヴに行っていました。  福祉の仕事をしており、決して高給取りではなく、しかも相談員という連休の取りにくい職種のわたしには、ツアー遠征は難しいです。  だからこそ、

          the GazettEのREITAさんの訃報

          編者…遊タイム出版 編集協力…NGO プラン・ジャパン『貧しい国で女の子として生きるということ 開発途上国からの5つの物語』

           開発途上国における女性の生きづらさについての本。    ●持参金が少なくて済む幼いうちに嫁がされる。未熟な体が妊娠や出産に耐えられず、命を落とす  ●軍に誘拐され、兵士の身の回りの世話や性的欲求のはけ口にされる。それだけでなく、戦闘にも駆り出される  ●人身売買目的で誘拐され、閉じ込められたあげく、売春させられる  といった様々な少女たちのエピソードが載っています。  どのエピソードも他人事とは思えず、心が痛みます…。  わたしだって偶然こうして日本に生まれなけ

          編者…遊タイム出版 編集協力…NGO プラン・ジャパン『貧しい国で女の子として生きるということ 開発途上国からの5つの物語』

          人は恋をすると欲張りになるのでしょうか?

           後輩から連絡がありました。  わたしの連絡先を書いたメモを渡したら、Yさんは受け取ってくださったそうです🙌  後輩が激務の中、自ら恋のキューピッド役まで買って出てくれたのがありがたいです✨  持つべきものは優しい後輩です😊  それに、Yさんの本心がどうかは分かりませんが、メモを拒否せず、ひとまず受け取ってくださったのも嬉しいです✨  これから連絡をくださるのか、くださらないのかは、Yさんの判断次第ですね。  後輩は「Yさんは超がつくほど真面目だし、女性慣れしてい

          人は恋をすると欲張りになるのでしょうか?

          原作…スターリング・ノース 監督…遠藤政治、斎藤博、腰繁男『あらいぐまラスカル』

           わたしは子どもの頃、アニメ『あらいぐまラスカル』を夢中で観ていました。  大人になった今日、図書館でこの絵本を偶然発見!  懐かしくなって、借りて帰ってきました。  ※注意  以下の文は、結末までを明かすネタバレを含みます。  未読の方はご注意ください。  これは猟師にお母さんを殺された幼いあらいぐま・ラスカルと、病気でお母さんを亡くした11歳の男の子・スターリングの物語。  お母さんのいない子ども同士が寄り添い合うように暮らしていくのが切ないけれど、ほのぼのする

          原作…スターリング・ノース 監督…遠藤政治、斎藤博、腰繁男『あらいぐまラスカル』