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著…假屋崎省吾『花のあるライフスタイル 使える賢い50のヒント』

 高い花材や花器が無くても工夫してお花を生ければいい、というスタンスで書かれた本です。


 ●あえて全ての葉をとって花と茎だけを残したものと、他の葉とを組み合わせる。そうすることでシンプルモダンに仕上げられる…という「一花一葉」の考え方

 ●黄色と青色など、反対色を組み合わせる


 といった、花とお付き合いしていく上でのヒントが書かれています。

 その中で、時折お母様のエピソードが出てくるのがとても印象的でした。

 假屋崎さんの御両親は丹精込めてバラを毎年育てていたそうです。

 假屋崎さんが小学生の頃、お母様は春一番に咲いた大切な最初のバラを惜しげもなく切って、小学校で飾れるように假屋崎さんへ持たせてくれたそうです。

 また、食事の際も、そうめんや鮎や栗ご飯にモミジの葉をあしらってくれたそうです。

 美しいものを皆で楽しもうとするだけでなく、四季を感じる心を教えてくれる。

 なんて素敵なお母様…。



 〈こういう方におすすめ〉
 日常生活の中で気軽に花を愛でたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 1時間くらい。

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