Growth Minder

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マガジン

  • 昇らぬ太陽

    幼少期から今に至る迄の多くの挫折とそこから這い上がることを繰り返して、強靭な精神力を築き上げた様を自伝のように書き連ねていくエッセイ。

  • 実際に使われている英語

    日本人は英語を勤勉に学んでいるにもかかわらず、会話ができない理由は英語教育のアプローチにある。英語教育が民主化される前は、海外との貿易など具体的な目的のために英語を学んでいた。しかし、民主化以降、英語は科目として学ぶものになり、実用性よりもテストでの高得点を目指すものに変わった。 その結果、目的を失った学習者が実用的な表現を拒絶するようになり、英語を話せない日本人教師の指導を受け入れ、ネイティブスピーカーの指導を受け入れないことが、上達を妨げている。現代の英語教育は変革の時期にあり、テストで評価するのではなく、英語を科目として排除し、他の教科書を英語で書くことが求められている。

  • 父への手紙

    亡くなった父を弔うための手紙を認めたもの。

最近の記事

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企業におけるサイコパスとブラック企業

日本は、ブラック企業が多いと言われているが何故なのか、とアメリカ生活から戻ってきて10年経過した自分の疑問は、未だに未解決のままでした。 帰国して10年、実に5社で働いて感じたのは、外資系を含め、会社都合なのに自社都合で辞めさせる文化は普通に行われている気がしています。 会社都合での解雇などは、アメリカの方がもっと頻繁に普通に行われているというイメージが強いものの、アメリカでの就労は正社員としては3社、うち1社だけが会社都合の解雇、理由は合併によるチームの解散でした。

    • 棒倒し

       体育祭と運動会の大きな違いは、体育祭になると肉弾戦が増えるという点だ。  もしかしたら、令和だと「棒倒し」は危険なので禁止になっているかもしれないが、当時は「棒倒し」という競技があった。  あまりの肉弾戦の為、男子のみの競技となる。  紅組と白組でサイドに陣を構え、棒を倒されないように死守する競技である。  どちらの組も大きく分けて3つの勢力に分かれる。  まずは、棒の土台を固めるチーム。  このチームは、相手のことすら見ないで、棒の方に向かい、何があっても棒が

      • 部対抗リレー

         体育祭で盛り上がる種目の一つに部対抗リレーがある。  大抵、サッカー部、バスケ部、野球部が上位に挙がってくる。  不思議なもので、陸上部には早い人がいるのだろうけど、部活単位で見ると人気も薄く、部員が少ないせいか、他の部の方に俊足達が揃っていた。  部対抗リレーは、ユニフォームを着て出場するのが通例である。  どの運動部も、ユニフォームは動きやすいように設計されているが、毎年気の毒に思うのは、剣道部だ。  胴着を着せられ、面も被らされ、竹刀まで持たされている。

        • 応援団

           中学に入ると、運動会から体育祭と呼ばれるものに変わる。  小学校は、親が見に来るような運動会も、中学からは親が見に来ない体育祭へと変わる。  運動会は親に見せるような見世物と競争が多いが、中学となると男子の体も大きくなり、校内で肉体的な強さを本気で勝負するようなイベントへと様変わりする。  小学校での最大の見せ場は、「組体操」と「紅白リレー」が中学の体育祭からは、「騎馬戦」「棒倒し」「応援合戦」となる。  小学校の「応援合戦」は「敵陣にエールを送り」「自陣にエールを

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        企業におけるサイコパスとブラック企業

        マガジン

        • 昇らぬ太陽
          31本
        • 実際に使われている英語
          27本
        • 父への手紙
          26本

        記事

          27. Have at it.

          これは、アメリカで現地企業に就職するまで見たことがなかったフレーズ。    もちろん、意味が分からなかった。 Google翻訳も出ていない頃で、Yahoo翻訳を使うも意味不明な誤訳で理解できなかった。  ただこの一言が返信で送られてきた背景は、「あるファイルを送って欲しい」という依頼に対して添付ファイルと一緒に送られてきたメールに添えられた一言だったということ。  推測では、「はい、どうぞ」くらいに思っていて、実を言うとChatGP

          27. Have at it.

          26. ,which~

          受験英語でよく勉強した英語の中で、口語でよく使われている稀有な例は、「,which節」である。  どう見ても、文語体の世界での構文だろうと思っていた私も、これには驚いたし、まさかこういう形で受験英語との点が線で結べるとは思わなかった。  例文を見てみよう。 I received a promotion at work, which made me very happy. 直訳だと、私は仕事で昇進しましたが、それは私をとても幸せに

          26. ,which~

          飼っていた犬が部屋の前で

           中学の時にシーズ犬を飼い始めた。  母が飼いたいと言ったのだと思う。  兄も私も犬を飼いたいと親にせがんだことはなかった。    父は、どうせ世話をしなくなるだろうと嫌がった。  シーズ犬には、テリーという名前を付けた。  どこから取った名前かは分からないが、別に抵抗はない名前だった。  初めて飼った犬なので、躾け方のノウハウが全く分からず、母が「お手」「お座り」「お預け」を教え込んだ。  食事は、ドライのドッグフードに茹でたささみを細かく裂いて混ぜ込んで与えて

          飼っていた犬が部屋の前で

          25. You want me to~の並列

          24章で説明した「ウォン(ト)・ミー・トゥ」を並列で使うというのは、どういう意味かと言うと、して欲しいことが複数あり一つのセンテンスで全てを述べたい時に使う。  当時、私はこの言い方に違和感があった。何故なら、文章で書くと、主語、動詞、目的格の順番で書かれてあるので違和感がないが、口頭の場合は、区切りながら話していくため区切った後、目的格から文章が始まるように聞こえるからである。 You want me to pick up your kids at

          25. You want me to~の並列

          オスグッド(オスグッド・シュラッター病)

           オスグッドに罹ったのも中学3年生の頃だった。  オスグッドはオスグッド・シュラッター病のことをいい、成長期の子供や若者に多く見られるスポーツ障害である。  サッカー、バスケットボール、バレーボールなど膝に負担のあるスポーツに見られる。  ちょうど、脚気のテストをする時に膝の皿の下あたりを硬いもので軽くたたいたりして足の反射的な跳ね返しをみるが、その部分が痛む。  私もバスケ部だったので、この痛みを医者に見せた時に直ぐに「オスグッドだね」と言われた。  真面目な話、

          オスグッド(オスグッド・シュラッター病)

          24. You want me to~.

           願望を示すwant toだが、want toは、会話ではwannaと発音することが多い。 また、その発音は、日本人であっても比較的自然にできる。  簡単なのは、「自分が~したい」という表現で、意外といいにくいのが、相手が「私に~して欲しい」という時の表現。  「ユー・ウォント・ミー・トゥ」と言おうとすると言いにくい。 ここでも「t」を発音するのを止めて、「ユー・ウォン(ト)・ミー・トゥ」といういい方にすると言いやすくなる。

          24. You want me to~.

          帯状疱疹

           帯状疱疹は、本来、高齢者に多い症例なのだが、ごく稀に免疫力が低下した若年層にもみられる。  私は、中学3年の時に左腹上部に100円玉大の帯状疱疹が出来たことがある。かなりの刺激痛である。  帯状疱疹は水疱瘡に似ているが、違いは体の片側に帯状に疱疹ができるのが帯状疱疹でかなりの激痛を伴う。  触ってないのに痛い。    風が吹くだけでも痛いくらいの痛みだ。  痛くて寝ていることもできないくらい痛い。    中学の部活を引退後、恐らく体力が落ちたことで免疫力も落ち、それが

          23. How should I put it?

          ここでは、putの使い方を覚えよう。    Putは、日本の英語教育では、「置く」という意味で使うことが多いように記憶していると思う。    アメリカでも「置く」という意味でもよく使われているが、単体で使うよりかは、熟語や代名詞と一緒に使うことがとにかく多いということである。    また、Sayの意味でも使うことは多い。それがまさに、 How should I put it… である。  Howから始まっているので「?」をつ

          23. How should I put it?

          全巻捨てられた漫画

           私たちが生きた時代は、電子書籍がない時代だったから、古本屋はそれなりにニーズがあったと思う。  子供の頃は、字が読めるようになって図書館に行くようになった後、今度は漫画に映っていく。  週刊発行の「少年ジャンプ」は小学校の昼休みに裏手の本屋さんに買いに行って読んでいた。  当時は、まだ毎月お小遣いをもらうのが通例で、毎月丘遣いを貰っては、漫画、本、文房具、プラモデルなどを買っていた。  漫画は新しいのを購入すると350~500円する。だから古本屋に行っては、全巻揃え

          全巻捨てられた漫画

          22. See you soon

          Talk to you laterの章で話したが、別れ際の「またね」声掛けの王道の一つ。  See you laterは、次にいつ会うか分からないが、また会えるよねという意味合いが強い。    See you soonは、同じ日の数時間後にでも会う予定がある時に使う。   同様にTalk to you soonも同じで、本日中のどこかで、また話す予定があるニュアンスが含まれている。 勿論、それに限ってはいない。 同日の数時間

          22. See you soon

          長距離走

           バスケ部の弱小チームの下りで、あまり声出しや外周走りなどが主な練習で、試合形式の練習は声出しのみの2年間という話をしたが、明けても暮れても外周を走り続けるので、望まなくとも長距離走が得意になった。  陸上競技大会が毎年校内で模様され、全員参加で何かの競技を選ばなければならない。数多くの選択肢がある中で、長距離走だけは皆やりたくない。  苦しいからだ。  長距離と言っても、陸上競技会での距離は1500メートルなので、プロの世界で言えば、ほぼダッシュで走るくらいの距離であ

          21. Talk to you later

          いわずもがな、「またね」の意味で、別れ際、電話の切り際によく使われ、毎日聞くフレーズの一つでもある。  このフレーズは、もしかしたら教科書にもあったかもしれないが、それよりも記憶の中に鮮明に残っているフレーズは、 See you again である。少なくとも私は、渡米するまで別れ際はsee you againと言うものだと思い込んでいた。  しかし、現地に入ると、see you againなんて聞いたことがない。  See

          21. Talk to you later