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26. ,which~

受験英語でよく勉強した英語の中で、口語でよく使われている稀有な例は、「,which節」である。
 
 
 
 どう見ても、文語体の世界での構文だろうと思っていた私も、これには驚いたし、まさかこういう形で受験英語との点が線で結べるとは思わなかった。
 
 
 
 例文を見てみよう。
 
 
 
I received a promotion at work, which made me very happy.
 
 
 
直訳だと、私は仕事で昇進しましたが、それは私をとても幸せにしました。
 
 
 
となるが、絶対にこんな日本語で相手に伝えることはない。
 
 
 
会話でこの文章を話す時は、「I received a promotion at work,」まで一気に言い切る。
 
 
 
太字でないところは、発音しなくてもいいし、出来るだけ小さく発声して
「received」「promotion」「work」が強調されるような抑揚をつける。
 
 
 
極端にいうと、「received, promotion, work,」とカンマ入れるくらいの空白を意識して3単語を言い切って止めます。
 
 
 
その後に、「, which made me very happy.」と言い切る。
 
 
 
文章で書くと1つであるものの、区切ることで「昇進」「まじ嬉しい」の2つを強調して、より一層相手に趣旨を伝えやすくなる。
 
 
 
一つ目の言いきりと2つ目の言い切りの間隔は、数秒相手も問題なく、「which」を明確に発声することで「先ほど名言したことに掛かっているんだ」と相手に思わせます。
 
 
 
また訳も、一つの文章にするよりかは2つに分けた方が、よりリアルな意味に近くなる。
 
 
 
「実は、昇進したんだよ。マジ、嬉しいんだけど」と訳すと、実生活にありそうな会話になる。
 
 
 
必ずしも丁寧に訳す必要はない。
 
 
なぜなら、こういうフレーズは、カジュアルな会話内でも行われているからだ。
 
 
 長すぎる文章は、要点がつかめなくなるので
 
 
短いセンテンスで、いくつか畳みかけた方が伝わりやすい。

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