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#創作大賞2024

あなたの作品が書籍化、映像化されるチャンス! 出版社やテレビ局含む合計21メディアに協力いただき、あらゆるジャンルの創作を対象にした、日本最大級の創作コンテスト「創作大賞2024(第3回)」を開催します!

人気の記事一覧

いるはずのない親戚がXで見つかった話

せっせとエゴサーチをしていたら、こんなポストを見つけた。 「オモコロの岡田悠」とは僕のことだ。呟いているのは「移住計画」さんという3万人のフォロワーを抱えるアカウントで、センスのいいインテリアの写真が多数上がっている。26年生きて、と書いてあるから、26歳の方なのだろう。 だが僕には、26歳の親戚はいない。 ついでにセンスのいいインテリアに詳しい親戚もいない。 この方の勘違いだろうか。あるいは「初めて知った」と書いてあるから、隠れた遠い血縁関係があるのかもしれない。

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なぜ、最悪の業績なのに年商の20%にもあたる1億円の売上を手放してまで楽天市場から退店するのか

【はじめに】・自己紹介 こんにちは。 今年の1月にワシオ株式会社(以下ワシオ)の代表取締役社長に就任しました、三代目の鷲尾 岳(ワシオ タカシ)と申します。 鷲尾家の次男坊として1991年2月10日に生まれ、小学校5年生までは地元の公立、小6から私立の学校に転校し、中3までは福井県、高校は和歌山県にある姉妹校にて寮生活をしていました。 ここで詳しくは書きませんが、その学校の特徴として、「義務教育は最低限」「校則は生徒が主になって話し合って決める」「1年を通して大半のコマを

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『妻が怒りの赤鬼化』

『何やってんの!!』 『早くしなさい!!』 『自分でやりなさい!!』 そろそろ7才を迎える長女はいつも怒られてばかりだ。 子供が親から怒られる1番の時期かもしれない。 自分もそうだった様に思う。 当時の僕は、その奥に深い愛が存在していて、将来を思われているが故に怒られているとは考えもしない。 【ママ、こわ】 きっと長女もそうだろう。 先日、初めての授業参観が行われた。 仕事とのタイミングも都合が良く、見に行ける事になったので妻と交代で参加させてもらう事にな

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親子別姓だった夫の話・1(全4話)

 私の夫(政夫)は実母と苗字が違う。産まれた時からずっと母親と一緒に暮らしているが親子別姓だった。  義母は政夫が2歳の時に離婚が成立している。当時、乳飲子の息子を抱えて逃げるように実家に帰ってきたそうだ。そして離婚が成立した時、義母は旧姓の「鈴木」に戻したが息子は父方の戸籍に残し「竹之内」のままで母親と一緒に暮らすことになった。実は竹之内家は代々続く名家で政夫は、その竹之内家の長男だった。 離婚はしたものの、息子は竹之内家の長男のまま自分の手元で育て、成人したら竹之内家に

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親子別姓だった夫の話・4(全4話)

 ぼくは美術大学を志望した。  おふくろからは大反対されたが、教員免許を取得することと予備校に通わずにおふくろが決めた家庭教師を受け入れることで許された。  おふくろは独身時代に教育大の事務をしていた。その教育大の教授との交友関係から美大を卒業後広告代理店に勤務していた林先生を紹介された。  デッサンと色彩構成を中心にデザイン科の受験対策をマンツーマンで指導してもらった。残念ながら第1志望の大学は合格できなかったが、大学生になっても林先生との付き合いは続いた。相変わらず

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親子別姓だった夫の話・2(全4話)

 おふくろは市役所に勤めていた。毎朝ぼくを見送ってくれるのは、おばあちゃんだった。学校から帰ってくると家はいつも留守で、どうしても寂しい時は、畑にいるおばあちゃんのところまで1人で行った。    その頃のぼくは、おふくろの言いつけを守り「神童」と呼ばれていた(笑)  おふくろと遊んだ記憶はないが、一緒に暮らしていたおばさん(母の妹・未婚)が幼稚園教諭をしていてよく遊んでくれた。当時、おばさんからは「おねえちゃん」と呼ぶように言われていた。  ほしいおもちゃ(めんこなど)や

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『パパの号泣出産立会い日記』

2017年5月、お腹の中の長女が産まれる予定日の話。 朝6時過ぎ。いつもなら、もう少し遅い時間まで夫婦でゆっくり寝ているのだけど、妻が布団の中で小さな声で呻き始めた。 どうした?と声をかける。 『もしかしたら陣痛来てるかも』 『え、そうなん?病院電話する?』 『んー、でも初めてだからこれが陣痛っていう自信ないし、もう少し様子みる』 『そうか』 『ねぇ』 『ん?なに?』 『お願いあるんだけど』 本で読んだか、誰かに聞いたのかは忘れたが、陣痛が来たら腰をマッサ

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親子別姓だった夫の話・3(全4話)

 親にも教師にも毎日減らず口をたたいていた。 しかし、友だちはたくさんいて高校生活は楽しかった。ただ、連絡を取り合う手段は固定電話しかなかった時代で、友人から電話がかかってくると 「はい、鈴木でございます」  と家族が出るので、だいたい 「すみません、間違えました」  となっていた。母親と苗字が違うことなんか面倒くさ過ぎて誰にも説明していなかった。  小学校から高校まで一緒だった幼なじみに「箱根アフロディーテ」に誘われた。 箱根アフロディーテは、日本初の大規模野外ロ

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総勢21メディアからデビューのチャンス!日本最大級のコンテスト「#創作大賞2024」募集開始

出版社やテレビ局を合わせて過去最多の21メディアの協力のもと、「創作大賞2024(第3回)」を開催します! 応募期間は、4月23日(火)から7月23日(火)まで です。 募集部門は全部で12。昨年の部門に加えて、新たに「#ホラー小説部門」「#創作漫画部門」「#レシピ部門」「#ビジネス部門」を追加。いずれの部門も、プロ・アマチュア問わず応募可能です。 各部門には、21のメディアが選考に参加。受賞作品には担当者がつき、雑誌・メディアへの掲載や、書籍化、連載化、映像化などを目

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いつか、青果売り場で売られる梨を見て泣く日がやって来る

実家で暮らす犬の好物は沢山あるが、その中でも一等好きなのが梨だ。林檎ではなく、梨だ。 林檎であれば一年を通してスーパーなどで購入出来るものの、季節の果物の梨となればそうもいかない。それに、林檎と比べれば梨は高価な果物でもある。そんな人間の懐事情もあって、可能であれば、ほんと出来る範囲内で構わないからこちらも好物として頂いて…といった具合にカットした林檎の提供を試みたこともあったのだが、ふんっと嘲笑うように鼻息を掛けられて終わった。 普段はベロを出して呑気な面構えの穏やかな犬

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犬が更に老いた

この記事の続きかもしれないし、そうじゃないかもしれないし。ひとつだけ言えること、それは「本犬は本日も元気に暮らしております」という揺るぎない事実であります。しかしながら、老犬にとっての3年という時の流れは人間とは比べものにならないほどの大きなものだから、今日はそれについて書こうと思う。 まず、最初に軽く自己紹介ならぬ犬紹介。実家に暮らしているマルチーズの女の子。年齢は17歳。人間にすればまさに華の女子高生の年齢だけど、犬は犬だからおばあちゃんとして日々のんびりと暮らしていら

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古生物学者の夫

うちのリビングの奥にある壁一面の本棚は、右側と左側でまるで景色が違う。 向かって右側は私の縄張りで、小説が多く並ぶ。文庫本の背表紙が、細い縞模様を成している。 一方、夫の縄張りである左側に並ぶのは、『アンモナイト学』、『絶滅古生物学』、『古生物学の百科事典』、『波紋と螺旋とフィボナッチ』、『イカタコ図鑑』……。取り出すのも億劫になりそうな重量級の図鑑や、妙なタイトルの専門書が、どっしり幅を利かせている。 昔、二人で観た映画で、相手の本棚のラインナップが自分の本棚とそっく

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大丈夫神話

「若いんだから大丈夫だよ」 「何とかなるって、大丈夫大丈夫。まだまだ若いんだし」 生きているとそこで生活をしているだけで色んな言葉を頂戴するものだが、働いている時に言われがちなのはこの言葉かもしれない。因みにこの場合の若さとはその職場の中ではという意味だ。平成初期生まれのわたくし、そこそこいい歳である。それでも言われる上記のフレーズ。何かにつけ言われる。サビメロかなんかですか?ってくらい言われる。サビメロよりマイメロ派なんですけど。 この言葉を言いがちな大人も、もしかして

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64 日本一になった怪我人から、怪我をして悩むキミへ

僕は念願だった日本一の栄冠を手にした入院15日目の怪我人です。 両脇には松葉杖、手首には入院中の患者がつけるリストバンドをつけています。 あの日から3ヶ月。やっと笑うことができた瞬間でした。 そして、次の日にはまた入院生活が始まり、松葉杖の穴からは今も時々、ビール臭がしています。 これから書き綴ることは、怪我を乗り越えた人物の成功体験ではなく、手術したばかりで、これから乗り越えていこうとしている人物が入院中に書いている目の前のリアルです。 僕はこれまで怪我とは無縁の

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極貧神社暮らしから始まった私の人生の話

 子どもの頃、『貧乏すぎて地域の神社の奥に一家で住んでいた』、と人に言うと、ほぼ100%の確率でビビられ、 「神社って住めるの?」  と訊かれる。多分、普通は住めないと思う。だって今まで生きてきて、『わかる〜ウチも〜』という人には会ったことがない。  別に神主でも何でもなく、ただ住んでいるだけ。私が住んでいた神社が特殊だったんだと思う。  うちの親は、両親ともに無職、というユニークな二人で、当然お金がなくて、町内会の人に 「神社の管理人をするなら神社にタダで住んでいいよ」 と

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おあげさんを炊きませんか

父の日に、わたしはおあげさんを炊き おいなりさんをこしらえます 亡き父を思い浮かべ 空へ捧げるようにして * 関西では、お米などの穀類以外でも 煮ることを “ 炊く ”と言います “おあげさん” は 油あげ、 薄あげ のこと 関西では、さつま芋を “おいもさん”、豆を “おまめさん”、いなり寿司を “おいなりさん”、お粥を “おかゆさん”、飴を “あめちゃん” … なんて呼んだりします なんやろ、親しみを込めてかな フレンドリーな関西人気質かな たぶんせやな 知らんけ

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あの日の質問に今なら答えられる気がする

まだ以前の施設に在籍していた時、夜勤中に届いた質問がある。それは私と同業の介護職の女の子からで、最近資格を取得して施設で働き始めたらしい。全文は思い出せないが、書き出しが「暗く、出口が見つかりそうもない、質問とも呼べないかもしれない質問でごめんなさい」だったのは覚えている。何故なら日記にメモを取っているからだ。いつか、いつの日にか、この子の質問に答えようと思ってメモを取っていた。うっかりあの日から数年経ての返答になるのだが、もう手遅れだろうか。間に合っただろうか。分からないま

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悩むための観光地──多摩湖

日々の忙殺に、いつの間にか悩むということを忘れてしまったすべての現代人に届けたい。 とっておきの観光地がある。 通称、多摩湖。 正式名称は村山貯水池。 都心から41分。 東京都東大和市。東京郊外のベッドタウンだ。 そして、ここは…… 00:ぼくの故郷 なんです。 出身地を聞かれるとつい反射的に、となり町の名前を答えてしまう。 ひょっとしたら、あなたにも似たような経験があるのではないだろうか。 ぼくの故郷は、東京都東大和市という。 知ってる人のが少ないはずだ。 「え?

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61 頂から見る景色

入院して、14日目。 ぼくは入院中に、Bリーグ日本一の栄冠を手にした。 ぼくは試合終了間際、 いや、間際ではない。 残り3分を過ぎたあたりから、コートではなく、みんなのプレーが映し出されているスクリーンを眺めていた。 そして、その画面に自分が映し出されたときにはじめて自分が泣いていたことに気づいた。 溢れ落ちてしまいそうだったので、上のスクリーンを見上げていた。 あの涙は、嬉し涙なのか悔し涙なのかと疑問を持つ人もいたかもしれない。 答えは、 どちらも正解で、ど

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【1分小説】雨女ちゃんの涙

もうずっと雨が降り続いている。 雨が降り過ぎて 世界のほとんどが沈んで海になってしまった。 少し前までは山だった所も 今では小さな島になった。 私は、そんな小さな島にひとりぼっちで泣いていた。 降り続く雨の原因は、わかっていた。 私が雨女のせいだ。 泣けば泣くほど雨が降る。 もうずっと泣いている。 何が悲しいのかは忘れてしまった。 涙の理由なんてなんだっていい。 世界がどうなろうが関係ない。 とにかく誰か私の涙を止めてほしい。 ある日、世界で一番大金持ちの王様

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