森佳奈子(レアリゼ代表)

女性ばかりのライターチーム「レアリゼ」代表です。「女性」「妻」「母」という枠にとらわれ…

森佳奈子(レアリゼ代表)

女性ばかりのライターチーム「レアリゼ」代表です。「女性」「妻」「母」という枠にとらわれず自立して生きる。「どちらか」を選ぶのではなく「どちらも」選べるライターとしての生き方。チームとして構成・執筆・編集から入稿まで、まとめてお受けいたします。

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森かなこのポートフォリオ

専門は美容医療ポートフォリオをご覧いただきありがとうございます。森カナコと申します。 2019年4月よりライターとして活動しております。専門は美容医療分野ですが、他にもキャリア、SDGs、食品、猫、オーディオ、英会話教室などKWをいただけばコラム、エッセイから長文SEO記事まで執筆が可能です。 また、動画から記事へのコンバート、インタビュー記事、記事LP、化粧品LP執筆なども行っております。 現在は「レアリゼ」という女性ばかりのライターチームを率いて、主にSEO記事のご

    • さらばバアバちゃん

      義母が亡くなった。 とても控えめな人で、人の時間を奪うことを何より嫌う人だったから、お葬式はおろかお通夜もない。亡くなった翌日、いきなり火葬。そのスピーディさにさすがに驚きつつも、義母らしいやと思う。取り仕切ったのは義父なのだが、すべてバアバの遺言だという。 なんなら、亡くなったことも仕事から帰ってきて初めて知らされた。初めは火葬にも来なくていいと言われていた。別に葬儀をするわけじゃなし、火葬に出すだけだからと。親戚たちも同じ状況だったらしく、誰にも知らされていなかったら

      • 主婦のささやかな楽しみは

        主婦兼会社員兼ライター。 いつもは職場でお昼を食べる。子供に作ったお弁当の残りをそのまま自分のお弁当にする。休日は子供たちとお昼を食べるから、冷蔵庫や食料品庫を覗いて、あるもので何とかする。メニューの決め手は「子供達が食べるかどうか」だ。自分が食べたいものはなかなか食卓に上らない。 平日の有休。たまにある最高の組み合わせ。この日のランチばかりは好きなものが食べられる。やっほい! 子供にはお弁当お休み宣言をし、コンビニかどこかで適当に買うように言っておく。お弁当のおかずの

        • 運転と書くこと

          自動車教習所に通っていた下の子氏が運転免許を手に入れた。試験会場から帰ってくる電車の中から「ゲットだぜ!」とうれし気なLINEと共に「ドライブ行こ!」とお誘い(?)が。こわいよぅ…… ※ 「できるかどうかじゃないねん。慣れるかどうかやねん」 怖いけど、運転をしなくなればあっというまに感覚を忘れてしまう。乗れるときには乗っておくほうがいい。子の運転の練習に付き合い、運転の極意(?)について話した。 運転自体は教習所に通えば誰にでもできる。もっといえばアクセルさえ踏めば車

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          思い切って削ること

          お仕事をだいぶ削った。 昨年はとにかく、取れる案件はすべて取る勢いで書いてきた。確定申告のために収入を整理していて気が付いた。本当に年始から爆速で書いている。 年始に受けた案件でやらかしたことを思い出した。その時、わたしはSEO記事と、もうひとつ違うジャンルの記事執筆を請け負った。インタビュー記事を録音データから書き起こすというもの。経験のない分野だったから緊張する。締め切りが両方近かったのもある。本業があり、執筆に当てられる時間は夜しかない。しかもどんなに急いで家の用事

          えらいこっちゃ

           息子氏がお財布を落とした。お財布の中に現金はほとんどなかったけど、キャッシュカードや取ったばかりの仮免許、マイナカードが入っていたからさあ大変。  息子氏、どうも根拠のない「自信」を持っているフシがある。見ているとちょいちょい「なぜ、どこからその自信が」と思うことが多い。今回もポケットにお財布を入れてチャリをこいでも、自分はお財布を落とさない、という変な自信があったのだろう。落ちるにきってるやん。  一緒に遊びに行っていた友達と、落としたと思われる場所を探したらしいがど

          いつだって自分との闘いなんだ

          「積み上げたもので勝負しても勝てねえよ 積み上げたものと勝負しなきゃ勝てねえよ」  朝なにげなくつけていたテレビから流れてきたしゃがれ声。竹原ピストルさんがNHKのインタビューに答えていた。その中で取り上げたオールドルーキーの歌詞だ。  わたしには、積み上げたものなんてない。まさにオールドルーキーだ。ライターとしてずっと書いてきたわけじゃない。この2年ばかり、webライターとしてSEO記事を書いてきただけ。そんな自分が実績のあるライターさんたちと肩を並べようなんておこがま

          いつだって自分との闘いなんだ

          どこまで我慢できるかやってみる

          白髪染めをやめてみた。美容師さんは「まだそんなに多くないよ」と言うけど、わたしの白髪は顔の周りに集中している。白髪を染めても、1週間もするとまた、顔周りの白髪がコンニチワと顔を出す。少しだけ伸びた白髪はよけいに気になる。 えい、もうこんなに気になるんならいっそ伸ばしてしまえ。白髪が今どれくらいあるのか見てやろう。そんな気になり染めるのをやめた。いま、5cmくらい。 とはいえ。やっぱり気になる。白髪が顔の周りに集中しているから、顔が大きく見える。気もする。どのみち気になるの

          どこまで我慢できるかやってみる

          本当はすべてがその時だけのものなんだ

          娘がこの春から就職で家を離れることになった。地元の大阪の会社をはじめいくつか内定が出ていたが、よりによって一番遠い東京の会社を選んだ。 「なんで?」という質問に、娘は「一番働きやすそうな会社だったから」と言う。いろいろ聞いていると確かに条件はダントツでいい。しかし、いかんせん遠い。 「大阪にしとけばよかったのに……」などという母の愚痴など気にも留めずに、娘はさっさと話を進めていく。まずは家探しだ。東京まで出かけ、とりあえず家を決めてきた。 初めての一人暮らし。ひととおり

          本当はすべてがその時だけのものなんだ

          キャンパスノートの季寄せ

          「平成6年 あさ記」 横書きのキャンパスノートに縦書きで、祖母の字が並ぶ。このノートは、祖母がわたしのために作ってくれた、わたしだけの季寄せだ。 明治44年生まれの祖母は小学校の先生だった。退職してからも塾を開き、近所の子供たちに勉強を教えていた。 趣味は俳句。 祖母の俳句を読んだ記憶はない。 祖母から句会の話を聞いた記憶もない。 だから、なぜ自分が俳句に興味を持ったのか定かではないのだけれど、子どもの頃から俳句が好きだった。 それを知った祖母が、季語を少しずつ書き出して

          キャンパスノートの季寄せ

          親元を離れるキミたちへ

          娘がこの春から、就職のため、上京する。 だから、この春から進学や就職で家を離れるキミたちへ。 進学、就職おめでとう!新しい生活への期待で気持ちが高ぶっているでしょうか。それとも、少し不安? キミたちと同じぐらいに親も気持ちがグラグラ、上がったり下がったり、とても忙しいです。 小さかった頃の写真を見ては、こんな小さかった子がいつの間に大人になり、親から離れて生きていけるようになっていたんだろうと感慨深いです。 でも次の瞬間には、いや、1人暮らしなんて無理でしょ……とアワアワ

          親元を離れるキミたちへ

          炬燵で食べるアイス的な

          「かき氷を食べに行きたい」 そういう娘に付き合って奈良までドライブに行ってきた。奈良はかき氷を「ウリ」にしていて、有名なお店がいくつもある。 うれし恐ろし娘の運転。免許を取ってから数回しか運転したことがない。オットは「やめとけ」と言うが、怖いからと言って運転しないとますます運転から遠ざかってしまう。 そこは運転歴30数年、ゴールドドライバーのハハがいっちょ付き合ってやりましょう。 真冬にかき氷?そう真冬に。 奈良と氷の関係は深い。東大寺にほど近い「氷室神社」は氷の神

          炬燵で食べるアイス的な

          馬とおじさんと小切手の話

          20年前に亡くなった叔父は競馬が好きだった。時々やってきては上機嫌で小切手を切ってくれた。そういうときは決まって馬券が当たった時だった。その頃はまだわたしも幼く「ケイバ」なるものがどういうものかわからなかったが、叔父が来てくれるのは楽しみだった。(母は「競馬で儲けたお金を子どもたちにやるのはやめてちょうだい」とあまりいい顔をしなかったが。) 小切手は郵便局に持っていくとお金に換えてくれる。ただの紙切れだったものが1万円になって戻ってくるのが面白かった。「おじさんはお金をくれ

          馬とおじさんと小切手の話

          自分はまだまだだと知った2023年のまとめ

          「ご自由にお書きください」 noteの投稿ページを開くとはじめに目に入る。ご自由に書いていいんだ文章なんて。ただ、「読んでもらえる」文章となると話は変わってくる。だれも良く知らない人が書いた文章を読んでも面白いと思わないから。 「note読みましたよ」 最近、そう職場の方から切り出されてびっくりしたけど、悪い気はしない。自分の書いたものを読んでもらえるというのは、純粋にありがたいしうれしい。 ただ、相手はわたしのことをよく知っている人だ。わたしの文章を読んでわたしの顔

          自分はまだまだだと知った2023年のまとめ

          チョコレイト工場の町を走りながら幸せについて思う

          仕事を終えて自転車をこいで帰宅する途中、チョコレイト工場の横を通り過ぎる。甘い香りが空気に充満して、マスクを外して深く息を吸い込む。実際に食べているわけじゃないのに、口の中が甘くなる。はあ、幸せ。 マッキーこと槇原敬之の歌詞に出てくる町に住んでいる。町にチョコレイトの香りがするのは冬だけ。風向きの関係なのだろう。甘い匂いが立ち込める冬は、だから嫌いじゃない。 順調だったわけじゃない。離婚を考えたこともある。子供の病気もあった。全部がいい思い出だったとはまだ言えない。 で

          チョコレイト工場の町を走りながら幸せについて思う

          クリスマスケーキ

          「これにするわ」 コーヒーを買いに入ったコンビニで、聞くともなしに聞こえてきた店員さんと年配の女性との会話。 コーヒーがコップに注がれるのを待っている間、会話が耳に入ってくる。どうやらクリスマスケーキの予約に来ているらしい。お孫さんでも遊びに来るのかな? 「この時期のいちごは酸っぱいやろ?このケーキのいちごはどうなんやろか」 心の中で女性に答える。すっぱいと思いますよ。だってクリスマスケーキに使われるいちごってみんな輸入品でしょ?いちごなんてつぶれやすいから、まだ青い