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美容薬機法ライターが「シミ取り」に行ってみた

今までたくさんの美容記事を書いてきた。「シミ取り」の記事だけでもなん記事書いただろう。なのに、自分では1度もやった事がなかった。気にはなってたんですよ、シミ。出産のあと急激に出現したナゾのシミが「肝斑」というものであることも、若い頃に横着して日焼けするままになっていたツケが今になって「老人性色素斑」(いわゆるシミ)であることも、ソバカスのことを「雀卵斑」ということも知ってる。

肝斑は刺激を嫌い、レーザーをあてると悪化することもあるため注意が必要だと書き、だからトラネキサム酸とシナールなどを服用しながらハイドロキノンを塗って目立たなくなることをめざしましょう、と書いた。実際、トラネキサム酸もシナールも飲み、ハイドロキノンも塗ってみた。

でも美容クリニックには行ったことなかった。手を出したら終わり(キリが無くなるから)と思ってたから。

肝斑は女性ホルモンの量が関係するため、閉経すると段々に目立たなくなると自分で書いたからそうなんだろうと信じていたけど、閉経して2年経ってもちっとも消えない。言うてる間に、下から次々と湧き上がってくるシミ。

ええい!ついに美容皮膚科へ行った。医師は、いままで私が記事に書いてきたことを易しい言葉で説明してくれた。要するに、「肝斑は普通にレーザーをあてるとかえって酷くなることがある」(知ってる)「だから時間はかかるが1年ぐらい見といて」(へえ!そうなんだ)「シミはレーザーで取れるけど、あなたは肝斑と重なっていてどっちか怪しいところがあるから慎重にやるね」(了解です!)

ということで、早速レーザーを受けた。受けたレーザーは3種類。まずは美顔レーザーと呼ばれるものを全顔に。これでまず顔全体のトーンアップを目指すとともに産毛の脱毛ができる。産毛が無くなることでさらに顔の色がワントーン明るく見える。カメラのフラッシュのようなパッ!パッ!という光とともに毛が焼ける臭いが微かにする。

次に肝斑にピコレーザーを。ピコレーザーというのはごくごく短い波長のレーザーだ。これを肝斑のある部分だけにあてる。波長が短く、パパパパっと細かく断続的に光を放っていることがアイカバー越しに分かるが、肌にはほとんどなんの感覚もない。

次はシミへのレーザー照射。ここまでは看護師さんが施術を行っていたが、ここからは医師と交代する。シミのあるところにレーザーが当てられる。パチン!パチン!パチパチパチ!という音と共に小さな衝撃と痛みが走る。よく私も記事の中で「輪ゴムで弾かれたような痛み」と書いていたがまさに。

シミの数が多いので回数も多い。途中で「痛た……もういいよぉ」という気持ちになるが、医師は容赦なくレーザーを当てていく。「そんな小さなのも?!」(当たり前。その小さなソバカスが気になるんだから)という程小さなシミも見逃さない。

時間にしてものの数分。あっという間に施術は終わった。痛かったけど、こうなったらシミ、絶対消してやる。次の予約ができるのは2か月後ということだったのでちょうど2か月後に予約を入れて帰った。

レーザーを当てたところがしばらくヒリヒリしていたが、夜には痛みは消えた。レーザーを当てたところが黒く焼け焦げている。クリニックで1週間~2週間は塗ってね、と渡された軟膏を塗って休んだ。黒焦げは1週間ほどで消えた。

施術から1週間はまだシミが薄くなっているようには思えなかったが、2週間ほどすると明らかにシミが薄くなっていることが分かるように。あんなにくっきりと存在を主張していたシミが!消えるまではいかないが明らかに存在が目立たなくなっている。

すご。百聞は一見にしかず、百書きも一見にしかず。

シミにお悩みの皆さん、美容皮膚科でのシミ取り、オススメです。

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