ちる

エッセイ&短歌、時々 詩や物語… 記事の最後にテーマの短歌を詠みます。 …

ちる

エッセイ&短歌、時々 詩や物語… 記事の最後にテーマの短歌を詠みます。 写真も合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。いつか自分のことばを集めて形にしたい。空、海、月、星、花、鳥… 自然が好き、自由が好きです。

最近の記事

好きな色、似合う色

個性的なものをナチュラルに着こなす人、シンプルなものをさらりと着こなす人、トレンドをさりげなく着こなす人… 素敵だなあと憧れます 洋服の他にも、 髪型やメイク アクセサリーや小物 靴やバッグ… その色や形、素材やサイズ感にも、その人の雰囲気が出たりします 着こなせる人はおしゃれ上級者 ファッションは、どうやら “その人らしさ” を出せているか、“その人にフィット”しているかがポイントのようです 流行だからといっても、みんな同じだと つまらないものになってしまいますしね

    • わたしらしさを整えてゆく

      遺伝って、ふしぎ 親子って、ふしぎ 父と母から DNAを受け継いで それぞれに似たところがあるけれど 父とは違うわたし 母とも違うわたし わたしはわたし わたし って何 わたしらしい って何だろう わたしらしさを 探している * 大阪で一人暮らしをしていた母が 一年半ほど前に他界して、実家に溢れた物を少しずつ、ほんとうに少しずつだけれど 片付けている 残された母の物のあちこちから、桜の押し花がこぼれて笑う あ… おんなじことしてる 東京の自宅では いつもわたしが

      • きほんのき、いろはのい

        新年度、新生活、新入生、新人… はじめの一歩からのスタート みんな初心者を経験して成長していきます 初めて経験することが その先の未来へつながっていくかどうかって、環境がとても大事 どうやら 育つためには、何事も温もりと潤いが必要みたい 素敵な人や物との出会いが、その役割を果たして その後に大きく影響したりして 出会いってとっても大事 出会いは 運命的なところがありますね けれど、意識してアンテナを張っていれば不思議と引き寄せたりもします 自分がやりたいこと、なりた

        • これから咲いてゆく花

          無事に咲きますようにって その時を静かに待っていて そっとつぼみがほころべば わたしたちもほっとほころぶ 今にも咲こうとしているつぼみは 健気に満ちていて とても うつくしく ほほえむように咲いてゆく ひらいたばかりのかわいい花は 春の風にちいさくゆれて はじまりを告げているようだった おめでとう * 春は街のお花屋さんも一段とカラフルで賑わっています 3月から4月にかけての今ごろは、一年のうちで 最も花を贈ったり贈られたりする時期でしょうか わたしは花束を贈る時

        好きな色、似合う色

          背中

          背中を見守る 背中を撫でる 背中を押す 背中を見送る がんばってって 大丈夫だよって やさしく そっと 背中をみている * 慰めて 励まして 応援する あたたかな手のひらや眼差しを受けた背中は 少し強く大きくなります 実はね、 与えたほうも 強くなっているんです 心の中で がんばれ!って一生懸命に唱えながら いつにも増して、たくさんの背中に触れた3月でした だから わたしもまた少し強くなった、はず 背中を見つめていることが わたしのほんとの役割なのかもなんて 使命

          こんなわたしですけれど

          今回で投稿が150回となりました 一年の365日を、週に換算すると 52週と1日 うるう年の今年は52週と2日 投稿は ほぼ週一回のペースなので、50回をこなすには 約一年かかることになります 折に触れて、noteへの向き合い方をお話してきました noteは 仕事や生活をこなした上でのお楽しみ noteを開く時間は ある意味自分へのご褒美です 疲れを癒し、気持ちをリセットし、元気をチャージする場所 毎日とはいきませんが、限られた時間の中の “できるだけ” で続けてきました

          こんなわたしですけれど

          春、スタートへの準備

          『 未使用 または 美品 ご希望のものがあればさしあげます 』 そんな呼びかけをして 収納がずいぶんスッキリとしました “収納できるぶんだけ” そう決めて、物をあまり増やさないようにと心がけてはいるつもりなのですけど、 なんだかんだ少しずつ増えてきて、もう家の収納の余白はほとんどなくなってきていました そうすると、すぐに手の届くものばかりを使って、奥のものなどは手付かずで ほったらかしになっていたり、 せっかく素敵なものに出会っても、収納場所がないしな って諦めてい

          春、スタートへの準備

          本日は晴天なり

          しあわせそうに 飛び交っている 自由に ほがらかにうたいながら きみたちは いつ巣立ってきたの その日のことを おぼえてますか その日のきもち おぼえてますか 今まで どんな道を辿ってきたの これから どんな景色に出会うの またこの場所にも遊びにおいで ね、かわいい小鳥たち * 近所の神社の河津桜が満開になりました とても小さな神社なのですけれど この街に住み始めてちょうど20年 何度この鳥居をくぐったでしょう いろんなことがあったけど、 どんな時にも左右されずに 変

          本日は晴天なり

          まじる、まざる、まざりあう

          いつも 冬を認識しはじめる頃から年明けにかけて 仲間内で増えるのが、恋愛と仕事の相談 それらはいずれも、少し先の春へと眼差しは向いていて、まだ見ぬ世界に一歩を踏み出したいけれど どうすればいいかなという悩み そして 2月になると、どうしたか、どうなったかという報告をぽつぽつ受けます その決断がたとえ決別であったとしても、それはあくまでポジティブなもの その先の結実を目指すもの 一生懸命に悩んで、自分で出した答えには迷いはなく みんな季節の移り変わることを待ち望んでいます

          まじる、まざる、まざりあう

          蜷川実花展 〜Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠〜

          写真家・映画監督である蜷川実花さん AKB48の『ヘビーローテーション』のMVにジャケット写真、映画『ヘルタースケルター』の監督などで注目を浴び、当時メディアでも大きな話題になりました 舞台演出家・映画監督だった蜷川幸雄さんの長女であることもよく知られています クリエイティブ・ディレクターとしても活動し、アートディレクションや インスタレーションも手掛けておられる蜷川実花さんの展覧会が 東京・虎ノ門ヒルズ ステーションタワーのTOKYO NODE で 2月25日(日)

          蜷川実花展 〜Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠〜

          やられてもやりかえすな

          「やられても やり返したらあかん」 遠い昔の 母の言葉がぼんやりと浮かんだ 「やり返してもケンカになるだけ」 そのとき 店のお客さんと話をしていた母の傍らにいたまだ子供だったわたしは、何かを察して 何も聞こえていないふりをして遊んでた そうだな って 心の中でちいさく頷き もし嫌なことをされたとしても、無闇にやり返すのはちがう そう理解した 「やり返してええんはスポーツだけや」 母はそう言っていた * スポーツは好きですか サッカーや野球など お好きな方も多

          やられてもやりかえすな

          風のつめたさが気づかせてくれたこと

          道にはほのかに梅の香り 春がやってきたようなポカポカ陽気に ニュースでは桜もちらほら ところが しだいに真冬の寒さに逆戻り 予報にはまた雪がちらほら 今朝は日の出の時間を過ぎても暗くって 夜の雨は雪になるかもと聞いていたので 寝転んだままカーテンをちらりと開いた 雪が降っていなかったので 戻してさらにふとんに沈む 羽毛ってどうしてこんなにあったかいんだろう ふわふわと とても薄くて軽いのにね おふとんから出たくない ずっとくるまっていたい おふとん、すき * 行きつけ

          風のつめたさが気づかせてくれたこと

          龍と父

          2024年、今年は辰年 辰(=龍)は、十二支の中で 唯一 架空の生き物です 『 龍 』といえば、みなさんだいたい同じようなイメージが思い浮かぶと思います その姿は、実はさまざまな動物の部分が合わさってかたどられています 頭はラクダ、 角は鹿、 耳は牛、 眼は鬼、 背は蛇、 腹は蜃(ヘビとキジが合体した幻獣)、 うろこは鯉、 爪は鷹、 手のひらは虎… なんとも摩訶不思議な生き物 長く伸びるお髭もポイントですよね これも何かの動物がモデルなのかな そういえば、「リュウノヒ

          龍と父

          あまり役には立たないけれど ちょっと楽しくなるものを④

          クリスマス仕様で飾っていた植物たち、 クリスマスパーティや新年会で空いたワインやシャンパンのコルク、 みなさんのまわりにもありませんか 花瓶に挿しているクリスマスシーズンのグリーンは、今もまだまだ元気です その花瓶に新しい花を加えたりして楽しんでいます けれど、アレンジやリースのために小さくカットされた葉や実や小花などは、すっかりドライフラワーとなりました クリスマスは終わってしまっても、ドライになってしまっても、色も形もきれいな部分もあるし このまま捨てるのはなんだか

          あまり役には立たないけれど ちょっと楽しくなるものを④

          Thank you for coming

          12月の遊歩道には 花はない あちらからきた散歩の仔犬が すれ違いざまにこちらを見て まるで魔法でもかけるように フリフリと小さな尾を振ると 花の香りがするような南風が 大きくひとつふわっと吹いた * 冬だというのに不思議なほどに暖かい日のあった12月 夏の名残とも 春の前触れともとれる暖かな風は、あの日のことを思い出させ、これから来る日のことを思わせてくれました 南風に乗って飛んできた わたしへのクリスマスプレゼント それは 嬉しい再会と出会いでした 以前、オースト

          Thank you for coming

          スタート2024 ☆ 愛おしさを育んで

          やわらかな ちいさな若葉たちよ どうぞ寒さに負けないで 与えられたそのいのちを どうか生き抜いてほしい ほら周りを見渡してみて みんな個々ではあるけれど どんなときも一人ぼっちじゃない どうか つよく、たくましく どうぞやさしく、ほがらかに 大きくひらいてゆきますように * スティービー・ワンダーをご存知ですか 1950年生まれ 73歳のアメリカ出身のシンガーソングライター 彼は生まれてすぐに視力を失った 盲目のシンガーと言われています けれど 並外れた音楽センス

          スタート2024 ☆ 愛おしさを育んで