イツキフミ

1985年札幌製。極貧すぎて一家で地域の神社の奥で育ったオタク。美しいものとおしゃれなものとオモシロサブカルと猫が好き。きょうだい児。宗教二世。クローン病。明るく楽しいが生きづらさが持ち味。ご連絡は itsuqi23@gmail.comまで。

イツキフミ

1985年札幌製。極貧すぎて一家で地域の神社の奥で育ったオタク。美しいものとおしゃれなものとオモシロサブカルと猫が好き。きょうだい児。宗教二世。クローン病。明るく楽しいが生きづらさが持ち味。ご連絡は itsuqi23@gmail.comまで。

マガジン

  • 神社暮らし

  • 神社に住み着く極貧一家育ちの私は結婚がしたい

    極貧神社暮らしから幕を開ける、私の人生を綴った物語。実話エッセイです。

  • 鬼婚活日記

  • スーパーウェット彼氏

  • スーパーウェット彼氏日記

最近の記事

クソ元彼烈伝

メンヘラはクソ男に引っかかりやすい。 これはメンヘラの自己肯定感の低さがなせる技であるが、 私もメンヘラとして例に漏れずクソ男に度々引っかかってきた。 今日はその一例を紹介しようと思う。 クソ元彼その1、「一週間音信不通男」 その元彼は、共通の知り合いがたくさんいて、 周りから「二人とも付き合っちゃいなよ〜」的な圧があったこと、 私も彼をいいなと思っていたことから、 いつしか付き合うことになった。 しかし、付き合う前に、私はすでに違和感を感じていた。 思うように連絡

    • なりたがる金魚(短編小説)

       他を知らないので、そしてあまりにも自分と違っているので、それが美しいのかどうか、私には少しの見当もつきませんでした。  それでも何故だか惹かれて、つい目で追わずにいられなくなるその毛並みを、私はいつもいつもガラスのこちら側から眺めていました。    彼はいつものびやかでしなやかで、仕草や行動のひとつひとつがとても優雅に見えました。  私には想像のつかないほど広い、この古びた屋敷の中を、彼はまるで自由に動き回っていました。    私はと言えば、縦も横もあっという間に終わってし

      • エッセイだけでなく、書いてた小説とかも投稿してみようかなあと思い始めてます。いきなり小説が投稿されてもビビらないでください。

        • ワープロに見た夢

          小学生の頃、 家が極貧すぎて地域の神社の奥(風呂無し)に一家七人で住んでいた。 「神社って住めるの?」 と、この話をすると100%聞かれるが、 私が住んでいた神社は奇跡的に住めた、という回答になる。 私には生まれつきの重めのアトピーもあって、 見た目的にはドラクエに登場する 「くさった死体」 に限りなく近かったので、 私はいじめの標的にするにはあまりにも格好のターゲットすぎた。 当然のように私はいじめられ、 「イツキ神社」 と呼ばれたり(私は神社には住んでいるが神社本体で

        マガジン

        • 神社暮らし
          4本
        • 神社に住み着く極貧一家育ちの私は結婚がしたい
          13本
        • 鬼婚活日記
          7本
        • スーパーウェット彼氏
          1本
        • スーパーウェット彼氏日記
          0本
        • 半目世界
          7本

        記事

          交通事故と失った前歯

          もう10年ほど前の、 友達宅で開催されたある真冬のパジャマパーティー帰りの夜中。 私は友達とタクシーで帰宅途中だった。 酔いも相まって思わず寝てしまって、 私はものすごい衝撃で目が覚めた。 「え、何事?!」 と言った瞬間、 口から何かがポロリと落ちた。 それを拾ってまじまじと見つめて、 私はそれが自分の前歯であることに気付いた。 そういえば前歯がめちゃくちゃ痛い。 顔も痛い。 「大丈夫ですか?警察を呼びますね」 的なことを運転手さんが言って、 私はどうやら交通事故に遭った

          交通事故と失った前歯

          note創作大賞の授賞式に行った

          こんにちは、イツキです。 10/25にnote創作大賞の授賞式に行ってきました。 会場はエレベーターを降りた途端レッドカーペットが敷かれ、 「これが授賞式の会場か・・・!」 と私は血湧き肉躍りました。 血湧き肉躍りすぎて、 冨安四発太鼓だったら四発以上余裕で叩いてしまうくらいにはテンションが上がっていました。 式の会場に入ると、 お花に囲まれて 「note創作大賞」 の文字が輝いていて、 「おおおおお・・・」 となりました。 席に座ると、 両隣の受賞者の方に 「神社の方

          note創作大賞の授賞式に行った

          note創作大賞2024に入選した

          こんにちは。イツキです。 先日公開した、 神社暮らしのエッセイが、 note創作大賞2024に入選しました〜!!! ヤッター!!!!!! どのくらいすごいのか、 いまいち分かってないのですが、 多分めちゃくちゃすごいと思います!! (語彙力どうした) これを機にますます読んでくださる方が増えたり増えなかったりしたらいいなあと思います。 そんなわけで、創作大賞の授賞式に行ってきます! チャオ!

          note創作大賞2024に入選した

          note創作大賞の中間選考を突破した

          こんにちは。イツキです。 今更ですが、 先日の記事、 「極貧神社暮らしから始まった私の人生の話」 が、 note創作大賞2024のエッセイ部門で中間選考を突破しました。 やった〜〜!!!!!!!!! これはシンプルに嬉しかったです。 応募総数も52,000作とかあったらしく、 その中で残れたというのはとても嬉しかったです。 読んでくださって、 いいねをくださった皆様に感謝です。 私の人生って、 別に何かがとても劇的なわけではないんだけど、 比較的他の人よりは負のトピッ

          note創作大賞の中間選考を突破した

          頭が割れた日

          こんにちは、イツキです。 数年前の夏の終わりの話です。 私はクローン病の入院開けで、 即友達とビアガーデンに行くという不良行為を行った。 飲んでいる最中は普通だったのだが、 友達と解散して立った瞬間、 軽く目眩がした。 おや? と思いつつ、 帰宅しようと駅に向かっていると、 もう少しでエレベーター、 というところで完全に意識が遠のいた。 ウッ、後ろ頭が痛い・・・ と思って目を覚ますと、 私の視線は駅のエレベーターホールの天井に向いていた。 あれ? なんで私はここにい

          頭が割れた日

          目玉の手術をした

          こんにちは、イツキです。 昨日、ついに右目の白内障の手術をしてきました。 ので、そのレポートを書いていこうと思います。 〜手術前日まで 手術三日前から抗菌的な目薬を1日4回さすことになっていたのだが、 すっかり忘れていて前日からさした。 忘れていたのでめちゃくちゃさした。 効果があったのかは知らない。 〜手術当日 手術から三日間は頭を洗えないとのことだったので、 朝に風呂に入った。 そして事前に精神科で 「手術が不安すぎるので安定剤的なものを出してください」 とお願

          目玉の手術をした

          テレクラのバイトにオットセイがいた

          こんにちは。イツキです。 みなさんは学生時代どんなアルバイトをされたでしょうか? 私は家が極貧だったので、 高校に入ってすぐアルバイトを始めました。 (親にバイト代の一割は巻き上げられていたけど) 当時高校生の私が家の近所でできるのはスーパーのレジ打ちのバイトくらいで、 毎日毎日ひたすらバーコードを読み込んでは会計額をお客さんからもらっていました。 あまりに単純作業の繰り返しで退屈すぎたので、 私はバイト中に寝たことがあります。 立ち仕事なのに。 「ひゃくさ・・・ん・・

          テレクラのバイトにオットセイがいた

          目玉の手術をする

          幼少期からアトピーを患っていた子は、 本来高齢者が発症する白内障を若いうちから発症してしまう症例が多いらしい。 一才過ぎからアトピーだったエリートアトピストの私も、 例に漏れず20歳頃から白内障を発症した。 白内障とは、 近くを見たり遠くを見たりする「レンズ」の役割を担っている「水晶体」が白濁し、視界が悪くなってしまう病気である。 原因は不明らしい。 特に明るいところだと見えづらく、 視界が眩しく紗がかかったようになってしまう。 視界を改善するには手術しか方法は存在しない。

          目玉の手術をする

          映画『ラストマイル』のためにドラマを見返した

          お久しぶりです、おこんにちは。 いつきです。 公開中の映画『ラストマイル』を1000000%楽しむために、 ドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』を見返したので、 それぞれ感想を書いていきたいと思います。 ガンガンネタバレしちゃうので、 まだドラマ見てない!って方は読まないでネ!!! 『アンナチュラル』 不自然死の死因を究明する架空の施設 『UDIラボ』 を舞台に、 石原さとみちゃんや井浦新さんやらのメンバーが、 死因を究明したり、 そこから事件を解決に導いたりする

          映画『ラストマイル』のためにドラマを見返した

          神社暮らしの夏の思い出

          私が暮らしていた神社の夏は、 しょっちゅう虫が大量発生したのをよく覚えている。 ボロい神社は屋内、というにはあまりに隙間がありすぎて、 虫が好き放題入り込んでいた。 部屋の電球には虫が集まり、 (主に羽蟻だった) 私は飛んでいる虫がめちゃくちゃ苦手になった。 子どもの頃、夏は海の近くに住んでいる父親の宗教の知り合いのおじさんの家によく遊びに行って、 海に入ったあとはいつもお風呂を借りていた。 奥さんが振る舞ってくれたカレーうどんがすごく美味しくて、 私たち兄弟はすぐその味

          神社暮らしの夏の思い出

          走れ!

          走れ!   私の物語のエンディングに足りないのは唯一『結婚編』だと思っている。今時、このご時世に結婚にこだわるなんて時代錯誤だと思われるかもしれないが、 私は私のこの人生を、一人きりで生き伸びていく自信がない。 私の人生は一人で歩くにはちょっと平坦じゃなさすぎる気がする。あまりにトラップまみれでいつトラップに命を奪われるかわからない人生。 私のこの人生という名の道の、凹凸もトラップも全てをなくすことは出来ないから、せめてこの道を進むスリルを一緒に楽しめる人が欲しい。 別に結

          ギリギリの彼氏

          私には現在ギリギリの彼氏がいる。 鬼のような婚活期間を経て、 (婚活期間には色々な人を見すぎたので今の彼氏がいかにまともかわかる) やっとお付き合いに至ることができた貴重すぎる彼氏である。 どうギリギリなのか、 というと、 年齢差が11歳。彼の方が年下。 彼のご両親にお付き合いを猛烈に反対されている。 という現状である。 今年39の私は、 いつ彼が目を覚まして 「いや、ババアやん」 となってもおかしくはない。 私の恋愛ライフは、 『いつ捨てられてもおかしくない』 というス

          ギリギリの彼氏