Jiiさん

1991年生まれ。 『迷惑をかけない』それを意識しすぎるあまり自分が分からなくなること…

Jiiさん

1991年生まれ。 『迷惑をかけない』それを意識しすぎるあまり自分が分からなくなることがある。「もっと自分を出したい」って思うけど、迷惑かけないように、不快にさせないように、顔色伺い同調しながら関わる、結局自分を出せない。どうしたらもっと自分を出せるだろう……そうだ!エッセイだ!

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1.俺のプロローグ 〜迷惑をかけない〜 

1.俺のプロローグ 〜迷惑をかけない〜  “人に迷惑をかけない”  それが俺の生き方。 「夢」や「目標」そんなものはない。ないというより分からないというほうが正しい。分からない「人に迷惑をかけない」そうやって生きているから。 “人に迷惑をかけない”  人の顔色、感情の変化、人間関係などあらゆることにアンテナを張る。  人の発言の意図や裏側を考える。  時と場合、環境や立場が変わると俺は変わる。その場での自分の立ち位置、自分がどう振る舞うべきか、自分の役割は何かを考え自分を

    • 34.初恋④ 完 未解決の謎

      [前話:33.初恋③  恋の定義]     (初恋①〜③を併せてお読みください)  高校でも、僕は明るく陽気なキャラでした。 「お前って悩みとかなさそうやな」  そのように言われるほど明るく陽気な自分が定着し、それを自分の役割と課していました。明るい自分ではあったものの、中学の頃と比べるといじりそのものは減少しました。いじられるよりは、自らおかしな言動をしたり、テレビで見たギャグをマネしたり、自分で考えたギャグを披露したり、そんな振る舞いに対して周りの人たちは、いじる、

      • 各SNS(インスタ、X、TikTok)👇 日常のことや趣味のことなど気まぐれに載せてます😆 [インスタ] https://www.instagram.com/jii_san3?igsh=M2J2ZG9vbmtsMm9m&utm_source=qr [X] https://x.com/jii_san3 [TikTok] https://www.tiktok.com/@jii_san_3?_t=8pvnYCDkPNo&_r=1

        • 33.初恋③ 恋の定義

           恋の定義とは、  なんじゃぁぁぁあああ  恋に定義なんていらねぇぇぇ  そんなもん考えるな   感じろぉぉぉ wow wow wow  他の人には感じない特別なその感じ  それが恋じゃぁぁぁああ ahh ahh ahh  それが恋でいいだろぉぉぉ oh Baby  理屈じゃねぇ 感じろ   心で感じよ   にんげんだもん                  by  jiiさん    *   *   * [前話:32.初恋②  「自分」と「恋愛」]  ――高

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        1.俺のプロローグ 〜迷惑をかけない〜 

        • 34.初恋④ 完 未解決の謎

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        • 33.初恋③ 恋の定義

          32.初恋② 「自分」と「恋愛」

          【突然変異】  親の系統になかった新しい形態・性質が、突然、子に現れ、それが遺伝すること。 【恋】  相手を自分のものにしたいと思う愛情をいだくこと。また、その状態。 【恋愛】  互いに相手にひかれて愛しあうこと。 【切ない】  悲しさ・さびしさなどで、胸がしめつけられるようにつらい。 [学研 現代新国語辞典 改訂第六版より引用]    *  *  * [前話:31.初恋①  跳び蹴りするぐらいがちょうどいい]  ムカついた男子の背中に跳び蹴りをする  そんな

          32.初恋② 「自分」と「恋愛」

          31.初恋① 跳び蹴りするぐらいがちょうどいい

           女性陣にお聞きします。  この中に、 「ムカついた男子の背中に跳び蹴りしたことあるよー」  という方はいらっしゃいますか?  そんな初恋相手・Dちゃん。  その事件が起きたのは中学1年のときでした。  実際にその現場を目撃したわけではないので、人づてに聞いた話で、ちょっとした騒ぎにもなっていたので我々界隈では有名な話、もはや逸話とも言えるような出来事でした――。  ある日の昼休み。Dちゃんを含めた数人の女子が廊下で談笑していました。そこへ、ひとりの男子がやってきて、

          31.初恋① 跳び蹴りするぐらいがちょうどいい

          30.迷惑かたくない俺の日常 苦手なもの

           500円玉が・・・3枚とか  50円玉が・・・2枚とか  10円玉が・・・10枚とか  5円玉が・・・4枚とか  1円玉が・・・12枚とか  そんなふうに、俺の財布は大量の小銭でパンパンになることがザラにある。  俺が苦手なもの――  レジ。 「お会計、798円です」  ――おっ、こまかい小銭ちょうどありそう。    いち、にぃ、さん…… 「ザザッ」  ――はわわわわ!    う、うしろに人がぁ!!!!    えーーっと、えっと、えっと、えっと…… 「1

          30.迷惑かたくない俺の日常 苦手なもの

          感想をいだたきました

          音と夢さんより、感想をいただきました。 本当にありがとうございます。 すごく感動しました。ほんとうに恐れ多いです。音と夢さんの文章表現に引き込まれ、感銘を受けました。 音と夢さんの記事をぜひお読みください。

          感想をいだたきました

          29.分岐点は君がため③

           元カノ・Kちゃんとのお話。     [前話:28.分岐点は君がため②]  Kちゃんと付き合うことになった俺は、とりあえず近畿で転職活動することに決めた。しかし、まったく進んでいなかった。“人に迷惑をかけない”そんな俺に、そもそも目標や夢なんてない。特にやりたいこともない。  人の役に立つことがしたいという気持ちは漠然とあった。人の役に立つとは、どういうことなんだろう。人の手助けを必要としているのは、どんな人たちだろう。病人・ケガ人、障害者、高齢者、子ども、被災者……考え出

          29.分岐点は君がため③

          28.分岐点は君がため②

           元カノ・Kちゃんとのお話。     [前話:27.分岐点は君がため① ]  Kちゃんとの出会いは23歳のとき、とあるチャットアプリだった。Kちゃんは同い年で看護士。住まいは同じ近畿だが、お互いの最寄り駅までは1時間ほどの距離だった。連絡を取り合っているうちに意気投合し、毎日連絡を取り合う仲になった。  Kちゃんと出会った頃、俺はリラクゼーションサロンで正社員として勤務していたが、辞めることを決意していた。入職当初から辞めたいという気持ちはあったがズルズルと2年弱、会社の

          28.分岐点は君がため②

          27.分岐点は君がため①

          “人に迷惑をかけない”  それは恋愛においても、彼女に対しても変わらない。  むしろ、大切な人ほどその想いは強くなる。   小学生の頃、迷惑をかけてしまったことで女子たちに虐げられた思い出がある。[10.何が迷惑になるかわからないから 参照]  それ以前から女子と喋ることが苦手な部類だったが、ますます苦手になった。それが風化したのち、いじられキャラとして定着し、いじったり、いじられることによって女子とも絡めるようになり仲良くなった。仲良くなったといっても、基本的にはいじった

          27.分岐点は君がため①

          26.やりがいを感じた話 〜残される側の悔い〜

           理学療法士になるための実習。  最後の実習で担当していた患者さんが亡くなった。  当然のことながら実習には真剣に取り組んだ。患者さんや指導者・各スタッフに疎ましく思われないかという不安、不合格になってしまわないかという危機感、自分を評価されているという緊張感、そういった心持ちで送る日々。帰宅後は寝る間を惜しんでレポート作成や調べものに心血を注いだ。  四苦八苦しながらも実習が進むにつれて、分からなかったことが分かるようになってきたり、見えていなかったことが見えるようになっ

          26.やりがいを感じた話 〜残される側の悔い〜

          25.勤労学生な生活③ 4年間のあれこれ

           勤労学生として過ごした4年間。  クラスメイト、親友たちとの思い出の数々を一部羅列してみる。 ・入学当初、積極的に話かけまくっていた俺。人が集い「◯◯会」という俺の名前が入ったグループラインまでつくられたが、間もなく滅亡した。 ・入学当初、俺は「チャラ男」といじられるようになった。1年が経つころには完全に風化した。 ・ひょんなことから夏の海に繰り出すことになった。その場をしのぐために、俺はマンキンでほぼ完コピのラッスンゴレライを披露し、一躍脚光を浴びる。 ・学校は2

          25.勤労学生な生活③ 4年間のあれこれ

          24.苦手は苦手でいい

           24歳。理学療法士の資格を取るために、専門学校の夜間部に入学した。  入学当初は『チャラ男』といじられる程に、俺は明るく目立つ存在だった。  実際にチャラ男ではないので、くれぐれも誤解しないで下さい!! [21.失敗は成功の素(チャラ男風味)参照]  ↑ お読み頂ければ分かります!!笑  真面目な自分、おちゃらける自分、いじられる自分、いろんな自分が、いい塩梅で存在できた感覚と居心地の良さがあった。年齢層がバラバラなゆえに形成された協調性と、そして何より「理学療法士にな

          24.苦手は苦手でいい

          23.勤労学生な生活② ルーティン

           ――不安だぁぁぁ  24歳になる年。俺は理学療法士になるため、専門学校の夜間部に入学し、勤労学生になった。  バイト、節約、学業、交友、健康、それぞれを両立しなければならない。  ――不安しかなかった  しかし、やるしかない!! 自分との戦いだ!!  腹を括った俺は、生活をルーティン化することにした。 〈生活のルーティン(平日)〉  8時ごろ起床 → 弁当づくり&身支度 → 17時までバイト → 18時〜21時過ぎまで学校 → 22時ごろ帰宅 → 洗濯を回す →

          23.勤労学生な生活② ルーティン

          22.勤労学生な生活① 不安

           ――金ねぇ  23歳、俺。  一人暮らし。  理学療法士になることを決心した。  しかし、金はなかった。  理学療法士になることを決心する少し前、キッカケがあって節約することを覚えたが、それ以前はほぼ皆無だった。そのため、給料日前日に手元に残るお金は雀の涙ほどしかなかった。無論、学費を納められるほどの貯えなんてあろうはずがない。それでも、俺の性格上、「今」この決心が固まっているうちに動き出さなければ、うやむやになることは分かっている。とりあえず、奨学金を借りれるだけ借

          22.勤労学生な生活① 不安