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34.初恋④ 完 未解決の謎
[前話:33.初恋③ 恋の定義]
(初恋①〜③を併せてお読みください)
高校でも、僕は明るく陽気なキャラでした。
「お前って悩みとかなさそうやな」
そのように言われるほど明るく陽気な自分が定着し、それを自分の役割と課していました。明るい自分ではあったものの、中学の頃と比べるといじりそのものは減少しました。いじられるよりは、自らおかしな言動をしたり、テレビで見たギャグをマネしたり
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33.初恋③ 恋の定義
恋の定義とは、
なんじゃぁぁぁあああ
恋に定義なんていらねぇぇぇ
そんなもん考えるな
感じろぉぉぉ wow wow wow
他の人には感じない特別なその感じ
それが恋じゃぁぁぁああ ahh ahh ahh
それが恋でいいだろぉぉぉ oh Baby
理屈じゃねぇ 感じろ
心で感じよ
にんげんだもん
by jiiさん
32.初恋② 「自分」と「恋愛」
【突然変異】
親の系統になかった新しい形態・性質が、突然、子に現れ、それが遺伝すること。
【恋】
相手を自分のものにしたいと思う愛情をいだくこと。また、その状態。
【恋愛】
互いに相手にひかれて愛しあうこと。
【切ない】
悲しさ・さびしさなどで、胸がしめつけられるようにつらい。
[学研 現代新国語辞典 改訂第六版より引用]
* * *
[前話:31.初恋① 跳び蹴り
31.初恋① 跳び蹴りするぐらいがちょうどいい
女性陣にお聞きします。
この中に、
「ムカついた男子の背中に跳び蹴りしたことあるよー」
という方はいらっしゃいますか?
そんな初恋相手・Dちゃん。
その事件が起きたのは中学1年のときでした。
実際にその現場を目撃したわけではないので、人づてに聞いた話で、ちょっとした騒ぎにもなっていたので我々界隈では有名な話、もはや逸話とも言えるような出来事でした――。
ある日の昼休み。Dちゃ
30.迷惑かたくない俺の日常 苦手なもの
500円玉が・・・3枚とか
50円玉が・・・2枚とか
10円玉が・・・10枚とか
5円玉が・・・4枚とか
1円玉が・・・12枚とか
そんなふうに、俺の財布は大量の小銭でパンパンになることがザラにある。
俺が苦手なもの――
レジ。
「お会計、798円です」
――おっ、こまかい小銭ちょうどありそう。
いち、にぃ、さん……
「ザザッ」
――はわわわわ!
う
29.分岐点は君がため③
元カノ・Kちゃんとのお話。
[前話:28.分岐点は君がため②]
Kちゃんと付き合うことになった俺は、とりあえず近畿で転職活動することに決めた。しかし、まったく進んでいなかった。“人に迷惑をかけない”そんな俺に、そもそも目標や夢なんてない。特にやりたいこともない。
人の役に立つことがしたいという気持ちは漠然とあった。人の役に立つとは、どういうことなんだろう。人の手助けを必要としている
28.分岐点は君がため②
元カノ・Kちゃんとのお話。
[前話:27.分岐点は君がため① ]
Kちゃんとの出会いは23歳のとき、とあるチャットアプリだった。Kちゃんは同い年で看護士。住まいは同じ近畿だが、お互いの最寄り駅までは1時間ほどの距離だった。連絡を取り合っているうちに意気投合し、毎日連絡を取り合う仲になった。
Kちゃんと出会った頃、俺はリラクゼーションサロンで正社員として勤務していたが、辞めることを
27.分岐点は君がため①
“人に迷惑をかけない”
それは恋愛においても、彼女に対しても変わらない。
むしろ、大切な人ほどその想いは強くなる。
小学生の頃、迷惑をかけてしまったことで女子たちに虐げられた思い出がある。[10.何が迷惑になるかわからないから 参照]
それ以前から女子と喋ることが苦手な部類だったが、ますます苦手になった。それが風化したのち、いじられキャラとして定着し、いじったり、いじられることによって
26.やりがいを感じた話 〜残される側の悔い〜
理学療法士になるための実習。
最後の実習で担当していた患者さんが亡くなった。
当然のことながら実習には真剣に取り組んだ。患者さんや指導者・各スタッフに疎ましく思われないかという不安、不合格になってしまわないかという危機感、自分を評価されているという緊張感、そういった心持ちで送る日々。帰宅後は寝る間を惜しんでレポート作成や調べものに心血を注いだ。
四苦八苦しながらも実習が進むにつれて、分か
23.勤労学生な生活② ルーティン
――不安だぁぁぁ
24歳になる年。俺は理学療法士になるため、専門学校の夜間部に入学し、勤労学生になった。
バイト、節約、学業、交友、健康、それぞれを両立しなければならない。
――不安しかなかった
しかし、やるしかない!! 自分との戦いだ!!
腹を括った俺は、生活をルーティン化することにした。
〈生活のルーティン(平日)〉
8時ごろ起床 → 弁当づくり&身支度 → 17時ま
22.勤労学生な生活① 不安
――金ねぇ
23歳、俺。
一人暮らし。
理学療法士になることを決心した。
しかし、金はなかった。
理学療法士になることを決心する少し前、キッカケがあって節約することを覚えたが、それ以前はほぼ皆無だった。そのため、給料日前日に手元に残るお金は雀の涙ほどしかなかった。無論、学費を納められるほどの貯えなんてあろうはずがない。それでも、俺の性格上、「今」この決心が固まっているうちに動き出