岡田 悠

会社員と作家。一年間の育休生活を描いた『1歳の君とバナナへ』(小学館)が発売開始。『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)が発売中。https://www.amazon.co.jp/dp/4093888752

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    1歳の君とバナナへ

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    10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい ; 部屋をめぐる空想譚

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    0メートルの旅 日常を引き剥がす16の物語

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経済制裁下のイランに行ったら色々すごかった

イランに行った。アメリカから経済制裁を受けている話題の国だ。最近も原油に関する制裁第2弾が始まったり、制裁に違反したとしてファーウェイのCFOが逮捕されたことが大きく報じられた。 イランはトランプ政権からとにかく嫌われており、イランへの渡航履歴があるだけでアメリカ入国が面倒になる。具体的には滞在期間に関わらずビザが必須になるので、ちょっとハワイへ...というだけでビザを求められたり、あるいはFBIのチェックリストに入るという噂まである。何かカッコいい。 よってイラン旅行を検

    • ある朝、部屋で

      張り手を食らって目が覚める。 先日1歳になった君が、笑顔で僕に覆いかぶさっている。時計をみると、朝7時。あと15分...とぼやきながら僕は寝返りを打つが、君は僕の腕を掴み、布団から引きずり出した。僕はおぼつかない足取りで、君に手を引かれながら、台所へ移動する。慌ただしい朝の始まりだ。 冷蔵庫を開き、どうしようかなあ、と考える。頭がまだ起きていない。君はベビーゲートの向こう側で、柵を握りしめてガシガシ揺らしている。早く朝飯をよこせ、と怒っているのだ。『プリズン・ブレイク』に

      • エミューの住む家に行ったら、1歳児は茄子に怯えた

        エミューという鳥がいる。体高2メートル近くにまで育つ巨大な鳥だ。そしてそのエミューと一軒家で二人暮らししている人がいる。「砂漠」さんという方だ。 もともと都心で人間の限界に挑むほどの長時間労働をしていたが、いまは田舎に移り住み、仕事をしながらエミューの「エミューちゃん」と生活。その様子を「エミューちゃんと二人暮らし」というYoutubeチャンネルにアップしている。 元々、砂漠さんとは旅好きのつながりで知り合った。とんでもなく面白い旅行記を書く人がいるぞ…という噂を聞き、読ん

        • いま、手紙として「育児エッセイ」の本を書いたわけ

          『1歳の君とバナナへ』という本が、本日発売となりました。会社員として1年間の育休をとり、子どもと過ごした日々を描いたエッセイです。小学館より、単行本・電子書籍版・オーディオブック版が同時に出ています。 本を出すのは3冊目ですが、これまでで一番苦労しました。ほとんどが書き下ろしだったからというのもありますが、子どもとの日々を、一体どのように書くべきなのか、悩みに悩んだのです。 締切を破りまくって、発売日も当初の予定から半年くらい遅れたのですが、めちゃくちゃ時間をかけたからこそ

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          8人の面接官と432円のステーキ

          腹が立つと肉を焼く。落ち着くから。肉はステーキがいい。焼きがいがあるから。閉店間際のOKストアで、10%オフのシールが貼られた豪州産のステーキを吟味して、1Kのキッチンで焼く。そうやってなんとか、転職活動を続けてきた。 腹が立つのは、自分に対してだ。これまでエンジニアとして、技術力を磨いてきた。これからも磨きたいと思っている。だがそれが、面接ではうまく伝わらない。自分の説明が悪いのはわかっている。わかっているから腹が立つ。だから今夜も肉を焼く。ジュウジュウと鳴る音に耳を澄ま

          新著を出したこと、じっっっっっっっと眺めて時間と遊ぶこと

          新著が出ました。『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』という本です。河出書房新社より、11月末に発売開始されました。 どんな本か部屋にあるモノの観察記録です。僕には昔から、気になったことを長期にわたって記録する癖がありました。たとえば夏休みの宿題で植物の観察日記を課された際、提出後もそのまま一年記録し、翌年の夏休みに「続き」を出したことがあります。 大人になってもその癖は治らず、様々な記録を並行して続けています。この本では、タイトルにもなっている10年間捨てられ

          生まれて半年、バナナが届かない君へ

          君の後頭部が禿げた。髪全体の毛量は増えているのに、生まれて4ヶ月が経った頃から、後頭部だけがぽっかり更地になったように禿げた。病院の先生からは、この時期にはよくあるから心配しなくていいと言われた。仰向けの姿勢でいると、枕と摩擦する部分が抜けやすいらしい。そういえば最近しょっちゅう頭を動かして、色々な方向に視線を向けようとする。それで摩擦が加速されるのだろうか。左右にせわしなく目をやり、常に新しい角度を探しているように見える。 首が座って、縦抱っこができるようになってからは、

          『ワンダーラスト』:688人から成る旅行記

          2021年1月、「#0メートルの旅」というハッシュタグで旅の思い出を語る企画が始まりました。2度目の緊急事態宣言の直後、世界の果てから近所まで、105カ国に及ぶ旅の記憶が投稿されました。 この記事はそんな中から、1/7~1/11の週末に呟かれた688人のツイートをすべて参考にしてつくった、架空の人物たちの架空の旅行記です。688のツイートは、こちらのTwitterアカウントのいいね欄から一覧することができます。 予想を遥かに超える数の投稿が集まり、この旅行記も5万字近くに

          【検証】無人の物々交換所を設置すると、何が置かれるのか?

          モノを買うとき、その価値も、決済手段さえも自分で考える必要があったら...人は何を支払うのか?無人の物々交換所を設置すると、何が置かれるのか? 検証しました。 ◇ 先日、「超旅会談」という旅のトークイベントを主催しました。本物のヤギをゲストに呼んだりする一風変わったイベントだったのですが、そこでポストカードを販売することになりました。 登壇者がそれぞれ撮影した、イエメン、南極、トーゴ、硫黄島のポストカード。 でも、ただ売るというのもなあ。というかお金を管理したり、お釣

          トークイベントのゲストに、ヤギを呼ぶ理由

          2021年4月10日。トークイベントのゲストに、ヤギが現れる ー 鼻をつく臭いが足りない。皮膚を貫く振動が足りない。なにより、脳を揺らす困惑が足りない。 国境が閉ざされて、一年近くが経った。海外旅行はできなくなったけど、それなりの日々を過ごしている。遠くに行かなくたって、旅はできる。そういう思いから書いたのが、『0メートルの旅』という本だ。 しかし、一方で本書にはこうも書いた。 「南極で嗅いだペンギンの匂いや、モロッコで味わった喉の渇き。そういうものは部屋の中では決し

          「終わらせる場所」 福島第一原発で見た4000人の日常

          「福島第一原発を見に行かない?」 そう誘われたのは、1月下旬のこと。東京電力から特別な取材許可がおりたらしい。行きます、と即答した。 東日本大震災により、歴史に残る重大事故が発生した原子力発電所。返事をしたあと、ぱっと思いつくのはその程度の情報だった。 震災当時は一日中テレビにかじりついて、少しでも情報を得ようと必死だったのに。10年が経とうとする今、あの場所がどういう状態にあるのか、恥ずかしくなるほどに何も知らない。それを反省する気持ちと、純粋に知りたいという思い。そし

          君が生まれて、人生の主役は交代したか

          「子どもが生まれると、人生の主役が交代する。」 そんな話を聞いた。正直に言って、君が生まれる前は不安を覚えていたし、カチコチに身構えていた。 「子どもが生まれたって、自分の人生の主役は自分自身だ。」 そんな話も聞いた。どっちだよ。辞書を引くと、主役とは「ストーリーの中心となり、物語を牽引していく人物」とある。つまり主役が交代するということは、君が僕の人生を牽引していくということだ。そんな気もしたし、やっぱり違う気もした。 生まれて2ヶ月くらいが経ったので、思うところを

          そのラーメン屋は、半ライスの量がたまに多い

          そのラーメン屋では、ライスが無料でついてくる。ライスのサイズは半ライスと普通盛りの2種類から選択できる。ここで浮上する問題が、「半ライス問題」である。 半ライス問題は二重構造を孕んでいる。第一に、近頃の僕は体型が気になる。ふと気づけば身体中に見慣れぬ肉がびっしりついていて、ジャンプするとぷよりぷより揺れる。ここ半年、食べたいものを、食べたいだけ食べてきた横暴の歴史が、脂肪という名の年表に刻まれている。でもだからといって、ラーメンを食べることをやめたりしない。なぜならラーメン

          【締切済】旅の思い出を拾い集め、ぜんぶ参考にして旅行記をつくります

          応募は締め切りました。完成した旅行記はこちらです。 かつて旅人だったあなたへ。「旅の記憶」を教えてください。 岡田悠と申します。普段は会社員として、有給をとっては旅をしてきました。それが高じて数週間前に、『0メートルの旅』という旅エッセイを出版しました。 どんな時代が来たって、旅はなくならない。どこにいたって、移動距離とは関係なく、旅はできる。それがたとえ0メートルであったとしても。そういう思いを込めて、この本を書きました。 ありがたいことにたくさんの方々にお読みいた

          岡田悠が2020年に書いた記事総まとめ

          酒瓶かかえて失礼します。ライターの岡田悠です。 2020年もたくさんの記事を書きました。偉いと思います。昨年に引き続き、今年も書いた記事をまとめていきます。 その前に...本を出しました。 『0メートルの旅』というタイトルの、初書籍です。ダイヤモンド社より、2020/12/16に発売されました。南極から始まってアフリカや中東、日本、近所へと距離が近づき、最終的には部屋での旅を書いています。遠くへ行くだけが旅じゃない。旅の消えゆく世界で、旅を見つけるための本です。 僕の

          12人の自宅に並べた24000個のドミノをリモートで全部倒す

          今年はリモートのイベントが増えた。自宅から参加できるのは便利で、お酒がむしろ進んで。案外悪くないかもなんて。 でもなんか.... リアルでイベントを行った時に身体が震える高揚感、一体感、バイブス。そういった身体感覚が、どうしてもオンラインだと欠けてしまう。うちの会社のイベントでもテレビみたいな演出を入れてみたり、双方向の仕掛けを凝らしてみたり、いろいろやってみるけど、やっぱりなにかが足りない気がする。 そんなことを思いながらぼうっとYoutubeを眺めていると、とある動